ビューティ情報『東京大学 脂肪の蓄積を防ぐタンパク質が肝細胞がんの発癌も予防することを発表』

東京大学 脂肪の蓄積を防ぐタンパク質が肝細胞がんの発癌も予防することを発表

今回の研究成果細胞が癌化するとAIMは細胞内に取り込まれなくなります。その結果、がん細胞の表面にAIM蓄積します。細胞表面上に蓄積したAIMは体の免疫作用の標的となり、結果としてがん細胞が死亡することになります。

AIM欠損マウスでは高脂肪食で脂肪肝を誘導するとほぼ全例が肝細胞がんを発症したのに、正常マウスでは脂肪肝の状態でとどまることで実際に発癌抑制に働くことが分かりました。

さらにAIM欠損マウスが脂肪肝を発症してから、AIMを定期的に投与すると肝細胞がんの発症を予防できました。

AIMの今後に関して日本人の肝細胞がんは、C型慢性肝炎から肝硬変を経過して、発症する場合がほとんどです。今回のAIMが外から与えても効果があることが、マウスで示されたことにより、AIMが肝細胞がんの発癌を抑制する可能性があります。

AIMは生体内にあるタンパク質ですから、安全性も高いことが予想されるとのことです。


【参考】
・東京大学プレスリリース
http://www.m.u-tokyo.ac.jp/news/press.html#20141003

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