2022年12月13日 11:00
白髪改善(および黒髪の維持)研究の成果を世界最大級の毛髪学会で発表
その結果、ボタンピエキスとブラックリバースペプチド1の組み合わせにより、毛包におけるメラニン産生が有意に促進することが分かりました(図1)。
Auber’s line:毛球部の最も太い部分を横断する線 PU:メラニン量測定エリア
図1.毛包におけるメラニン量への影響
【発表内容②】ボタンピエキスとブラックリバースペプチド1の組み合わせはメラニン産生を担う細胞内小器官(メラノソーム)の形成・成熟を促進
毛包におけるメラニン産生促進の機序を検討したところ、ボタンピエキスは毛包の色素細胞において、メラニン産生を担う細胞内小器官であるメラノソームの構成タンパク質『Gp100』の量を増加させる傾向があることが分かりました。またその作用は、ブラックリバースペプチド1の併用により有意に増強されました(図2)。つまり、ボタンピエキスとブラックリバースペプチド1の組み合わせは、毛包におけるメラノソームの形成・成熟をシナジー的に促すことで、毛包のメラニン量を増加させることが示唆されました。
Auber’s line:毛球部の最も太い部分を横断する線 PU:Gp100量測定エリア*赤く染色されている部分がGp100
図2.毛包におけるGp100量への影響
【本知見の活用及び今後の展望】
当社は、ボタンピエキスやブラックリバースペプチド1のみならず、白髪を黒髪に戻す研究、黒髪を維持する研究をこれからも行ってまいります。