「がんばるお父さん」はもう古い!? 睡眠キャンペーンからわかること
かつての「ニッポンのお父さん」像は、寝る間も惜しんで働く姿が典型でした。けれど、それに伴って、過労死や数々の睡眠障害、糖尿病などの発症リスクを高めていることが問題視されています。
先に改訂された厚生労働省による「健康づくりのための睡眠指針2014」の内容からしても、寝ずに働くことがいいという考え方が変化しつつあるようです。
健康に影響を与える睡眠不足とは!?
寝る間も惜しんで、ただひたすら働くニッポンのお父さん。そのひたむきな姿は、美徳とされてきました。しかし「過労死」という問題が出てきたことは、その健康リスクを如実に表しているといえそうです。
睡眠時間を削れば睡眠障害を引き起こし、さまざまな病の発症リスクを高めるといわれています。最近はテレビや雑誌、インターネットなどで、睡眠の健康面での重要な役割が多く言及されるようになりました。
睡眠不足や不眠は健康を害するだけでなく、精神面の不調へも深く結びつく可能性があることは、まだまだ多くの人に認知されていないようです。
睡眠キャンペーンとは?
皆さんは「睡眠キャンペーン」というものを聞いたことはありますか?睡眠キャンペーンとは、自治体などが行っている、中高年男性の自殺防止を目的とした呼びかけや取り組みです。