最近、寝付けない、よく眠れない。それは、眠りの環境が整っていないからかもしれません。良い睡眠のために、入浴、寝室の温度、照明を見直しましょう。
「健康づくりのための睡眠指針2014」の第6条では、睡眠のための環境作りを提言しています。
第6 条.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
これには、次のような補足文が続きます。
自分にあったリラックス法が眠りへの心身の準備となる
自分の睡眠に適した環境づくり
習慣となっている就寝時刻が近づくと、脳は目覚めている状態から徐々にリラックスした状態に移ります。やがて睡眠に就きます。
このときの脳の変化を妨げないような生活での工夫が必要です。
ぬるいお湯にゆったり入浴
工夫は人それぞれですが、指針では、入浴についての例を挙げています。熱い湯ではなく、ぬるいと感じる湯温で、ゆったりと入浴するのが良い睡眠に就くには適していると説明しています。
部屋の温度は適切に
また、環境は、寝つきの良さや睡眠の深さに影響します。ひとつには、体温調節の仕組みを理解していると、環境作りのヒントになるでしょう。
体の内側の深部体温は、手足の末端から熱が放出されることで低下し、眠りを誘います。