あなたは毎日の自分の睡眠に満足していますか?きっと、「もっとぐっすり眠りたいのに」と不満に思っているかもしれませんね。実は、肝臓がある右上腹部を温めると、熟睡できるといわれているのです。今回は、そのメカニズムと方法をご紹介します。
肝臓を温めて良質な睡眠を手に入れる!
良質な睡眠を手に入れる方法は、朝、朝日を浴びたり、日中運動をしたり、カフェインやお酒の摂取を減らしたり、ぬるま湯で入浴したり、寝室の環境を整えたりとさまざまな方法があることは広く知られています。しかし、今回紹介する方法は、まだあまり知られていないことかもしれません。
実は、肝臓がある右上腹部を温めることで、ぐっすり眠れるようになるといわれているのです。これは、睡眠物質であるトリプトファンが増えることで、熟眠効果が得られるというメカニズムです。温シップやカイロなどを当てて、右上腹部を温めてみてください。
ただし、低温やけどにはくれぐれもご注意を。
肝臓を温めると増えるトリプトファンって?
今、肝臓を温めるとトリプトファンが増えると説明しましたが、いったいトリプトファンとは何者なのでしょうか。トリプトファンが増えるとなぜよく眠れるようになるのかというと、トリプトファンは、眠り誘発ホルモンであるメラトニンのもととなるセロトニンという神経伝達物質の原料だからです。