年をとると眠れなくなる、それって健康? 年配者に適した睡眠とはどんなもの?
これは何十年と続けてきた生活リズムが崩れて、睡眠に悪影響を及ぼしている結果だといえます。例えば、翌日特に予定がないからと深夜まで起きていることや、逆にやることがないからといって早めに寝るといったことはありませんか?
就寝時間・起床時間が長年の習慣から体内にセットされていて、それがずれることによって、眠りにくくなっている可能性があります。
さらに、年齢と共に深い睡眠は割合として減少していきます。途中で目が覚めやすくなるのも、それが一つの要因と考えられます。
気をつけたい! 高齢者に多い睡眠障害
睡眠障害には、年齢とともに発症しやすくなるものがあります。まず有名なものが、睡眠時無呼吸症候群。これは就寝中に突然呼吸が止まることで中途覚醒したり眠りが浅くなったりするものです。
次にレストレスレッグス症候群。
これはむずむず脚症候群とも呼ばれ、脚にむずむずと虫がはってくるような感覚や脚がソワソワと落ち着かず寝付けない症状をいいます。そしてレム睡眠行動異常症。これは夢の中の行動を現実でも行ってしまう障害です。恐ろしい夢を見て叫び出したり、家族に暴力をふるってしまったりという問題が起きます。