「反復睡眠潜時検査」を知っていますか? 何を調べる検査か解説
睡眠障害にはいろいろな種類があります。そのため、同じ悩みを抱き、共有できる方に出会うというのは難しいことかもしれません。だからといって1人で抱え込み、悩む必要はありません。不眠大国・日本の睡眠検査はとてもハイレベルなのです。
睡眠潜時検査とは?
睡眠に何らかの悩みを抱いている人は、日本人の5人に1人とも、3人にも1人とも言われているほどの不眠大国・日本。このような状況を反映して、幸か不幸か、この国の睡眠に関する検査はとても発達しています。
今日はそのうちの1つをご紹介したいと思います。その名は「反復睡眠潜時検査」。
この名前を聞いたことがある! という方はかなりの睡眠ツウ、睡眠マニアと言ってよいでしょう。
ほとんどの方は聞いたことがない検査だと思います。これは何を調べるための検査かと言えば「ナルコレプシー」等の睡眠異常を評価する検査なのです。
ナルコレプシーを調べるもの
ナルコレプシーとは、しっかり夜間に睡眠をとっていても昼間に突然、抗えないほどの強烈な睡魔に襲われてしまうという疾患です。これを検査するためには「脳波」を調べる必要があります。
具体的には、病院で朝の8時ごろから夕方の17時ぐらいまでの間で、約2時間ごとに入眠状態を記録し、脳波を測定するというもの。