国際基準「アテネ不眠尺度」に照らし合わせると、調査対象の約4割が「不眠症の疑いがある」で、約2割は「不眠症の疑いが少しある」と判定されました。
この結果からすると、かなりの割合の人が不眠症の可能性があるということがわかります。もしかすると日本人の半数以上の人が、不眠症の可能性さえあるのです!
これは、とんでもない割合ですよね。しかも、疑いのある人のうち、「自分は不眠症ではないかと思う」との自覚がある人は、約3割程度にとどまり、残りの人には自覚がないとのこと。また、自覚のある人でも、約7割が病院を受診したことはないと答えています。
日本人の睡眠時間はいったいどこへ!
これほどまでに、広がってしまった不眠症。日本人の睡眠時間は、いったいどこへいってしまったのでしょう?
今回の調査によると、不眠症の疑いのある人のほとんどが、脳を覚醒させるテレビやスマホ、寝酒などをしている他、不安感や憂うつなどのメンタル面の問題も抱えていて、それらに睡眠時間を奪われているようです。不眠症は日中の生活の質を低下させるだけでなく、うつ病の危険因子でもあります。
すでに、不眠症になっている人は、ぜひ早めにお医者さんに相談しましょう!
Photo by Toru Watanabe
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