寝ているときに笑ったり、泣いたりしている人を見ると、どんな夢を見ているんだろうと思ったことはありませんか?今回は、夢の研究に関するレポートをお届けします。
睡眠時脳波と夢の関係とは?
睡眠中に見ている夢が映像化される--私たちがこれまで漫画やテレビで見てきた、まさに「夢」のような世界の実現がもうすぐ近くまできているかもしれません。
ATP脳情報研究所は、睡眠中の脳活動パターンから夢の内容を判読することに成功したそうです。今後はさらに精度が上がっていくことで、心理状態の可視化や精神疾患の診断などの分野での応用が期待されています。
みなさんも、これがどのような実験で、どのように解明されたのか気になりませんか?早速調べてみましたので、ご紹介したいと思います。
脳波から予測する
実験では、機能的磁気共鳴画像(fMRI)装置というものを使って被験者の睡眠中の脳波などの活動を計測し、夢を見ているときに出ると考えられている脳波が生じたタイミングで覚醒させ、夢の内容を説明してもらう、という方法がとられたそうです。
このことから、夢を見ているときは覚醒時に画像を見ているときと同じ脳活動パターンが生じていることなどが判明したと報告されています。