良い音楽でぐっすり眠ろう! 睡眠不足は音楽療法で解消
睡眠との関係性を測るべく、大学生に、寝る前に45分間、リラックス効果のあるクラシック音楽を聴かせるという実験が行われました。
結果、血圧が低下して脈拍が遅くなり、リラックスしているときに働くと言われる副交感神経が優位になったそうです。
しかし、音楽に安眠効果があるからといって、どんなジャンルでもよいわけではありません。ロックなどのアップテンポの音楽は、逆に交感神経を高ぶらせ、脳を興奮させてしまうといわれています。
また、適正な音量であることも、安眠のためには大切な条件。40デシベル以上の音量は寝つきが悪くなるそうです。深夜の市街地の音がちょうど40デシベルに該当します。
快適な寝室の音環境をつくろう!
クラシックのようにゆったりとしたテンポの曲には安眠作用があることがわかりました。
では、ぐっすり眠るためにはどのような音環境をつくればよいのでしょうか?
まず、いくら安眠に良いからといって、音楽をかけっぱなしで寝ないようにしましょう。受動的音楽療法でも、入眠前に集中して音楽を聴くことがほとんどです。また、周りの音をきちんと遮断することが大切です。周辺の音が気になる人は、耳栓を活用してみてはいかがでしょうか。