レム睡眠が赤ちゃんの脳を育てていた! 脳と睡眠の密接な関係
赤ちゃんは本当によく寝ますよね。見ているこっちまで一緒に眠りたくなってしまうぐらい。でも、たくさん眠るのにはちゃんとした理由があります。小さい赤ちゃんの頭の中では工場のように、睡眠によってつくられているものがあるのです。
赤ちゃんの脳はレム睡眠がつくる!
人の睡眠はレム睡眠(浅い睡眠)とノンレム睡眠(深い睡眠)が交互に繰り返されています。成人の場合は、この割合がレム睡眠=約2割、ノンレム睡眠=約8割と言われています。
面白いことに、赤ちゃんの頃はこの割合が全く異なるそうです。レム睡眠の割合が圧倒的に高く、胎児の頃でほぼ100%、新生児で約50%だとか。
なぜ、赤ちゃんはこんなにもレム睡眠が多いのでしょうか?
その理由は、赤ちゃんの脳を育てるためと考えられています。レム睡眠には脳の神経回路を確立する働きがあるそうで、生まれたばかりの頃は一生懸命、脳を完成させようとしているわけですね。
大脳のオーバーヒートを防ぐ
このように脳と睡眠には密接な関係があります。私たちの大脳は他の生物と比べても特に発達していると言われていて、言葉を使ってコミュニケーションが図れるのも大脳のおかげなのだそうです。