睡眠の質を高める主な要因となっているのは、チゲに用いられる唐辛子に含まれるカプサイシンの存在です。
カプサイシンには、体温を上げる作用とともに、発汗作用もあるため、摂取することで体温コントロールがしやすくなるといわれています。一時的に上がった体温を急激に下げる効果があるので、ぐっすりと眠りにつくことができるかもしれません。
ただ、食べてからすぐに眠りにつくのはおすすめしません。体温を下げる妨げになるうえに、朝起きたときの消化不良を招く危険性があります。眠るのは、食後2~3時間後がよいとされているので、これを目安にしてみてはいかがでしょうか。
チゲを適度に食べてぐっすり眠ろう
チゲは、辛くて身体が温まるうえに十分に汗もかけるので、デトックス効果も期待できる食べ物です。さらに、カプサイシンの適度な摂取は胃粘膜の血流を良くし、胃粘膜を保護する効果もあるといわれています。
ただし、過剰摂取は感受性知覚神経を傷つけ、粘膜刺激、吐き気、嘔吐などの症状が現れるといわれています。睡眠の質を高めるどころか、健康に悪影響を与える可能性もあるので注意しなければなりません。
チゲに含まれているカプサイシンパワーで身体を温め、ぐっすり眠れるようにしましょう!
Photo by Stephen Ransom