就寝前に鼻からチューブを挿入!? いびき防止の画期的なデバイスが登場
柔らかいチューブ状の器具を鼻孔から軟口蓋(のどちんこ付近)まで直接挿入し、気道を確保していびきの防止や気道狭窄による寝苦しさを軽減するというものです。
鼻孔からのチューブ状の医療器具を挿入して気道を確保する手法は救命救急などの医療現場で実践されており、ここからヒントを得て開発されました。
体にやさしい使い心地を追求
使い方は簡易ですが、鼻腔へのチューブ挿入は、とてもデリケートな処置。そのため体へのやさしさに最大限に配慮してあります。チューブの素材は人肌に近い硬度5~20のシリコーンゴムが主成分。潤滑剤として80%が水でできている、ハイドロジェルも塗布してあります。
鼻柱に引っ掛けるノーズクリッパーの先にもシリコーンゴムを使用。留めやすくしっかりと固定できるようになっています。
また、一つひとつ滅菌をほどこした個包装で、使い捨てタイプのため、常に清潔なものを使用できます。
使用の際は、医師に相談を
ナステントは、長さと硬さにバリエーションがあるため、医師と相談し自分に合ったものを選択できます。睡眠時無呼吸症候群の患者に対する有効性のテストでは、とくに軽度から中等度の患者において睡眠時無呼吸、睡眠時低呼吸の両方が改善する効果が認められています。