一度眠りはじめると何があっても起きない人、少しの音などですぐに起きてしまう人など、睡眠には個性があります。この個性がもしかしたら、私たちの睡眠不足と深い関連があるのかもしれません。
アメリカ人も寝だめする
週末に寝だめをして睡眠不足を解消しようと思うのは、日本人だけでなくアメリカ人も同じようです。ちなみに、英語で「寝だめ」はSleep Banking、「どか寝」のことは「Sleep Binge」というそうですよ。寝だめがBanking(貯める)なんて、面白いですね。
さて、一般的にこの寝だめやどか寝には効果がない、むしろ健康に悪影響を及ぼす、なんていうことを聞いたりしますが、実際のところはどうなのでしょうか。
アメリカの睡眠専門家によると、「寝だめは計画的に実施すれば効果はある」そうです。計画的とは一体??
睡眠不足の解消に効果的?
数日後に体力を使うイベントがあるとします。
たとえば、マラソンなどの運動や引っ越しから出産に至るまで、体力を使うものは多いですよね。
その特定の日の数日前からいつもより少し長めに寝るようにすると、体が元気な状態で臨めると言われています。普段は1日7時間であれば、数日間は9時間ぐらい眠るというわけです。