ディジュリドゥって? 管楽器で睡眠障害のリスクを減らす!
研究者によると、この理由は「管楽器の演奏者は演奏の際に上部気道の筋肉を使っていて、その筋肉が強化されているため」だそう。ただ、この研究は数十人規模のデータによる考察でしかないので、理論を確立するためには、より大人数を対象に研究を行い、データをとる必要があります。
この理論が証明されれば、睡眠時無呼吸症候群の患者に管楽器の演奏を勧める、なんていう治療法が出てくるかもしれませんね。
ディジュリドゥとはいったいどんな楽器?
実は、この管楽器と睡眠時無呼吸の関係性が示された研究・発表は今回が初めてではありません。すでに、2006年、スイスの研究者が「民族楽器を演奏したところ閉塞性睡眠時無呼吸に改善がみられた」と発表しているのです。
この民族楽器はオーストラリアの先住民族アボリジニーのディジュリドゥという木管楽器で、これも息を吹き込んで演奏する管楽器です。被験者が毎日、ディジュリドゥを練習していたら、鼻で息を吸いながら音を出し続ける循環呼吸の方法を体得したそう。そして、研究者によると、演奏の練習開始から4カ月後に被験者の睡眠時無呼吸に改善がみられたということです。
木管楽器による治療法が始まる日も遠からず、かもしれません。
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