やめたい人に朗報! 禁煙は睡眠中の夢と悪臭でできる?
まず被験者に喫煙習慣について話を聞き、その後、実験室で睡眠を取ってもらいます。そして、ノンレム睡眠の最中に、タバコの煙と腐った卵、腐った魚の悪臭を一緒に嗅いでもらうというだけ。翌朝、参加者に聞いてもこの悪臭のことは覚えてはいなかったそうですが、その後の1週間は喫煙本数が平均で約3割程度減ったというのです。
夢を利用して喫煙に対する渇望を断つ!
なぜこのような結果が出たのでしょうか?タバコには、やめたくてもやめられない惑溺性のある物質が含まれています。その物質が働くのは、脳のなかにある嗅覚を司る部位と近い位置にある場所。
そのため、嗅覚を利用し「タバコの煙=臭い、不快だ」というイメージを脳に植え付け、喫煙に対してマイナスイメージが刷り込むと禁煙ができるのだそうです。
この方法なら、ノンレム睡眠中に見た夢は、起きたときに記憶に残る割合が最も低いと言われているので、『悪臭の悪夢』に苦しむといった心配もほとんどありません。とはいえ、この方法には、ひとりではできないので誰かの援助が必要という難点と、『悪臭』をどのように手に入れるかという課題も残されています。
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