最新情報! 睡眠時無呼吸症候群と高血圧の関係って?
高血圧なんて自分には関係ない、他人事だと思っている人は多いのではないでしょうか。でも、自分では気づきにくい睡眠時無呼吸症候群の症状が出たときに急激に血圧が上昇している可能性もあるのだそうです。
高血圧と睡眠時無呼吸症候群
今年6月、オムロンヘルスケアと自治医科大学は共同研究の結果として、睡眠時無呼吸症候群と高血圧との関係について新たな事実を発表しました。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が一定時間止まってしまう病気のこと。これが血圧を上昇させ、心臓に大きな負担をかけるということが指摘されていました。
今回の共同研究で明らかになったのは下記の2点。
1.睡眠時無呼吸の重症度や夜間血圧の平均値が同等の場合でも、睡眠時無呼吸による血圧上昇の程度には個人差がある。
2.夜間血圧の平均値が正常に見えても、睡眠時無呼吸が発生したときには、200mmHg以上に血圧が上昇する危険なタイプの高血圧がある。
睡眠時無呼吸時の血圧を測定できるようになる!?
急激な血圧の上昇は心臓病などのリスクを高めると言われています。今回の実験で、睡眠時無呼吸による血圧の上昇は、寝る前に降圧治療を行うことで抑えることができることもわかったそうです。