「睡眠モニター調査」って、いったい何のためにやっているの?
という名目で集めた女性に睡眠導入剤が入った酒を飲ませ、わいせつ行為を働いたとして50代の男の判決公判が開かれました。この男はわいせつ行為を撮影し、販売しようとしていたそうで、裁判所は懲役17年(求刑懲役18年)を言い渡しました。
睡眠に関する研究・調査は、研究者の方達が真剣に取り組んでいて、困っている人たちを救おうと行っているのに、この行為は被害者の尊厳はもちろんのこと、研究者の努力を踏みにじる許せない行為です。
情報を元に睡眠グッズが開発される
睡眠の調査は私たちの生活を改善するうえでも欠かせないものです。たとえば、経済協力開発機構(OECD)が行った、加盟各国の平均睡眠時間に関する調査。これを見ると日本人の睡眠時間がほかのOECD諸国と比べても短いことがわかります。
この情報はただの数字ではありません。情報を元に、メーカーは安眠グッズを研究・開発する、病院は睡眠障害との関係を調べる、というように、さまざまな分野で有効活用されているのです。
日本は5人に1人が不眠で悩む「不眠大国」と呼ばれることがありますが、今後さらなる調査・研究・開発が進めば、全員が快眠を得られるようになる可能性もあります。