欧米人より1.5倍も太い日本人の髪でやわらかい質感を出す方法
ヘアカタログでも人気の「外国人風ヘア」。でも、なんとなく雰囲気が似たとしても、どこかが違う……。なにが原因なのでしょうか?
今回教えてくださったのは、川崎市のヘアサロン『giteby Core Flock』の代表、浜口雄一さん。美容メーカーの商品開発などにも携わる、業界きってのヘア博士です。
■日本人と西洋人の髪の違い
「『外国人風ヘア』は、お客様のオーダーにもとても多いオーダーです。『これが外国人風ヘアだ』という決めごとはないものの、やわらかい質感でルーズなスタイルをイメージする方が多いようです」と、浜口さん。
その「やわらかい質感」を出すために知っておきたいのが、日本人と西洋人の髪の量と太さの違い。
「日本人の髪の毛は1平方センチメートルに対して150本程度の本数が生えているといわれていますが、欧米人は1平方センチメートルに対して200本以上。
つまり、欧米人の方が密度が濃いのです。でも、逆に日本人女性の髪の太さは、平均約0.08ミリ。欧米人の平均は約0.05ミリですので、日本人の髪は欧米人にくらべ、平均して1.5倍の太さがあります」
私たち日本人の髪は、欧米人にくらべてそんなに太いんですね。