欧米人より1.5倍も太い日本人の髪でやわらかい質感を出す方法
外国人風ヘアがさまにならないのは、そんなところにも理由があるのかも。
■外国人風ヘアに近付く方法
「そうですね。外国人ヘアがうまくいかない人は、髪を細く見せるようなデザインを選ぶといいかもしれません」
具体的には、どんなデザインがいいのでしょうか?
「髪色が明るくなれば髪に軽さが出るので、実際よりも髪が細く見えます。やや明るめのカラーにした方が、外国人風ヘアに近づくと思いますよ。とくに欧米人の髪色は日本人と違って、赤みがほとんどありません。赤みを消してアッシュやマットなどの色を入れてあげるのがいいでしょう」
また浜口さんによれば、髪の量や太さだけではなく、キューティクルの枚数や角度も、欧米人と日本人はずいぶん違うのだとか。
「実は、日本人の方が欧米人よりもキューティクルの枚数が少なく、ダメージに弱いといわれているのです。キューティクルの傾斜角度も違って、日本人の方が角度が大きく外部からの刺激に対してキューティクルがめくれやすく傷みやすいこともわかっています」
なるほど。
日本人の方が、よりヘアケアも重要ということですね。
「いまはそんなことありませんが、昔は海外でパーマをかけようとしたら、欧米人用のパーマ液が日本人の髪には強すぎて髪が溶けてしまったというような例もありました。