林暁明氏のインタビュー記事を「人民日報海外版日本月刊」にて公開 良質な睡眠による健康な人生と住みよい社会の建設を ~大地コーポレーションとトヨタベッドの物語~
勤勉な彼はわずか三年で店長、課長へと昇進し、さらには事業部の部長にまで出世した。
こうして林暁明は、マーケットの最前線から営業企画、経営体制、つまりミクロからマクロ、実践から理論までを身をもって体験し、さらに日本企業の内部の体制、顧客のニーズ、家具製造の知識、およびアジア市場の発展状況に対する理解も深めることができた。そして2003年、林暁明はみずから一旗揚げて長旅に出る決意をした。大地コーポレーションの船出である。
中国の家具業界はいよいよ本格的に台頭し、活力にあふれていること、いままさに世界の家具工場へと成長していることに、創業当初から林暁明は気づいていた。この利点に着目し、林暁明は会社の業務を貿易に特化するとともに、供給と販売の面で堅実な顧客基盤を築いて、安定的な収益モデルを形成していったのである。そうして2009年、大地コーポレーション初の自社生産工場が完成した。
また、当初からスマート睡眠や健康睡眠に関心を持っていた林暁明は、トヨタグループのアイシン精機が立ち上げた「トヨタベッド」というブランドの製品に着目し、特殊な樹脂素材Fine Revoがベッド業界にもたらした革新と進歩に感銘を受けた。