【診療科別|巻き爪の治療方法に関する調査】混同しやすい「巻き爪」と「陥入爪」、自分の症状に合わせて適切な治療を受けるには何科を受診すべき?
理解している医師の割合は、形成外科医師で最も多かったです
■ 医師が勧める治療法、勧めない治療法は、診療科によって意見が異なる
3. 診療科全体では「爪の切り方の指導」が治療法として最も多い一方、外科的処置を行うことのできる診療科では減少傾向
どのような治療法で巻き爪の改善を行っているのか調査したところ、爪の切り方の指導を採用していると回答した医師が59.6%と最多で、テーピングやコットンパッキングが36.6%、弾性ワイヤー式の矯正治療(マチワイヤー、釣り用ワイヤーなど)が26.9%と続きました。
全体でみると、保存的治療や指導などを採用している医師に比較して、矯正治療や外科的治療を採用している医師が少ないという実態がわかりました。
多くの治療法の中で、「矯正治療」にしぼってまとめます。
「VHO式の矯正治療」「クリップ式の矯正治療」「プレート式の矯正治療」の3つを矯正治療としました。この3つのいずれかを採用している医師の診療科は以下の結果となります。
「皮膚科(34.6%)」、「整形外科(30.1%)」、「内科(26.3%)」
矯正治療を希望する場合「皮膚科」を受診すると、治療経験のある医師に診察してもらえる可能性が高いと考えられます。