両備システムズ、健診機関向けクラウドサービス「SASAWELL(ササウェル)」を提供開始 健診機関と企業や学校を繋ぎ、健康経営や健康増進を支援
(2) 利用者(企業)の背景
人材不足や従業員の離職防止を背景に、健康経営に取り組む企業が増加しています。国も健康経営優良法人認定制度を設け、周知、奨励を図っています。
帝国データバンクが2023年10月に公表した「健康経営への取り組みに対する企業の意識調査」結果で、「健康経営」に取り組む企業が5割を超え、導入したい健康保持サービスとして「健診結果のデータ化・管理、分析」が25.5%でトップであることが伝えられました。(※1)
また一方で、法律(労働安全衛生法)では事業主の責務として、常時雇用する従業員への定期健康診断の実施、健康診断結果の通知、再検査が必要な従業員への二次健康診断の受診勧奨(努力義務)、ストレスチェックの実施(集団分析は努力義務)などが求められており、データ化と安全かつ確実に共有できるサービスが求められています。
(3) 国の背景
国は、個人の保健医療情報(PHR=パーソナルヘルスレコード)を適切かつ効果的に活用できる環境の整備に取り組んでいます。その一環として、民間の健診機関により、企業や学校の健康診断等で記録される個人の保健医療情報を、個人のニーズに応じて安全・安心に利活用できるサービス(民間PHRサービス)