2025年には後期高齢者が全人口の30%に、家族介護が急増する見込み 洗髪の介護が楽に、座ったままの姿勢でシャンプーできるマスクを開発
どんな向きでも水は侵入しません。
シャンプーマスクの構造
【カラー中に黒い水が顔に流れて】
シャンプーマスクを利用した方からは「髪を洗ってもらう時の体勢がしんどくて断ることもあったけど、このマスクだと楽な姿勢でシャンプーしてもらえるし、やっぱり髪を洗うとさっぱりして気持ちいい」「お話ができない高齢者でも表情を見ていれば、洗っている時も気持ちよさそうなのが伝わってくるし、嬉しそうな顔を見ると介護する側も救われる」などの感想をいただいています。
シャンプーマスク開発の発端は、40代後半の末期がんの女性との出来事でした。体を動かすのがままならないことから、施術中にカラー後の色のついたお湯が顔に流れてしまいました。ご本人もご家族も満足してくれましたが、お店じゃないからとか介護だから仕方がないでは済まされないと思いました。洗髪をもっと快適にしたいと、2020年にシャンプーマスクの開発に着手。隙間からお湯が入りこむという失敗を繰り返し試行錯誤が続きましたが、特殊なシリコンを用いてようやく昨年に試作品が完成しました。一日も早い製品化を目指して、現在3度目のクラウドファンディングに挑戦中です。