抗菌薬(抗生物質)に関する行動には一部改善が見られるが、AMRに関する知識はまだまだ不足している。「抗菌薬意識調査レポート 2024」発表
■調査概要
1. 調査方法 :インターネット調査
2. 調査機関 :国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院
AMR臨床リファレンスセンター
3. 調査対象者:全国の15歳以上の男女
4. 有効回答数:727サンプル
(10代/104名、20代/101名、30代/102名、40代/105名、
50代/103名、60代/108名、70代/104名)
5. 調査実施月:2024年7月
■「抗菌薬意識調査レポート 2024」
【意識】抗菌薬、薬剤耐性の認知度は改善したが、正しい知識はまだまだ不足
●認知度
抗菌薬・抗生物質という言葉を聞いたことがある人は89.1%(昨年より8.2ポイント増加)
薬剤耐性、薬剤耐性菌という言葉を聞いたことがある人は42.8%(昨年より7.4ポイント増加)
●知識
「抗菌薬はウイルスに効かない」と正しい知識を持つ人は約6人に1人(16.0%)
「抗菌薬はかぜに効かない」と正しい知識を持つ人は約4人に1人(25.9%)
【行動】抗菌薬を適切に飲み切っている人が増えており、一部改善が見られる。処方された抗菌薬を最後まで飲み切ったという人は74.1%で昨年より3.8ポイント増加した。