妊娠・出産を経てママになった多くの女性が悩む子育て。赤ちゃんのお世話や子どもの成長に対する悩みや不安、将来を見据えた教育や習い事など、年齢や性別、時期により子育てについて知りたいことは切々と変わります。各ジャンルに特化した専門家による記事や共感の声が寄せられるコミックエッセイで、毎日の子育てを前向きに、笑顔を忘れない子育てをする秘訣や子どもに対する選択を手助けする情報をお伝えします。 (4/1939)
理学療法士と言語聴覚士による、インフォーマルサービスの提供を行う株式会社アロー(本社:東京都世田谷区、代表取締役:阿藤 貴史)は、2025年1月20日に、小児向け自費リハビリ事業をスタートいたします。 株式会社アロー 小児向け自費リハビリ 事業責任者 蓮川 将司■小児リハビリ事業開始の背景保険診療内では年齢やリハビリ頻度に制限があります。また、医療機関でリハビリを受けたいと思っても待機期間が長くなる場合もあります。「今すぐに専門家に見てもらいたい」「病院や療育を卒業になってしまい不安」という悩みもあると思います。当社の新事業では、療育を経験しているリハビリ専門家からの支援を十分かつ身近に受けられるように、子どもの自費リハビリサービスを提供していきます。■サービス概要診断の有無や年齢に関係なく全ての子どもを対象に、期間・時間・頻度に制限なくニーズに合わせたオーダーメイドの自費リハビリを提供します。ご指定の場所にお伺いする訪問と気軽に相談だけしたい方や対面が苦手なお子さんに合わせてオンラインのサービスがあります。当社は、以下の4つのコースを用意しています。1. 体・運動コース小児専門の理学療法士が動きを見た上でできていること、足りないことを分析して、運動発達や体の状態に合わせたトレーニングをします。運動指導以外にも、日常生活に即したご自宅で出来る関わり方のコツもお伝えします。体・運動コース2. ことば・学びコース小児専門の言語聴覚士がことばの発達段階や特性、ことばの遅れの原因を評価し、ことばの練習方法や伝え方のコツ、具体的な親子間での関わり方をお伝えします。学習の躓きや行動に関することも、子どもの発達段階や特性を評価した上で必要があれば検査を実施して原因を明らかにしていきます。自宅や通い先での支援の一例も提示します。ことば・学びコース3. キッズ集団体操コース年少~小学校低学年までの子どもたちを対象に、「体幹」を使うエクササイズを提供します。子どもの体づくりに取り組みたい、子どもたちにどんなエクササイズをしたら良いのかわからないなどの要望に、理学療法士が運動することが楽しくなる、スポーツする体作りができる、姿勢の改善を目標にキッズ集団体操のエクササイズを提供します。キッズ集団体操コース4. 補装具作製・調整コース理学療法士がお子さんの身体機能やライフスタイルなどを評価して適した補装具の提案をし、フィッティングなどの適合をチェックしながら完成まで立ち会います。作製後も定期的なアフターフォローがあり、お子さんの成長に合わせて調整や適合評価をします。補装具作製・調整■料金・訪問可能エリア<料金>初回体験 :4,000円60分訪問 :8,500円90分訪問 :12,750円オンライン :5,500円集団体操 :18,000円補装具作製・調整:作製・調整の立会いに要した時間分の訪問料金<訪問可能エリア>都内全域、埼玉県と神奈川県の一部訪問可能エリア■申し込みからサービス開始までの流れ申し込みは、問い合わせフォーム、電話、メールまたはInstagramのDMから可能です。受付後、担当者から日程調整、相談内容の確認のご連絡をします。まずは、初回体験をさせていただきます。訪問またはオンラインどちらの方法でもお選びいただけます。初回体験後、ご希望の頻度、時間に合わせて訪問リハビリ、オンライン相談の提供をします。問い合わせフォーム: 電話 : 03-5727-8477メール : s-hasukawa@ts-arrow.com Instagram : ■会社概要社名 : 株式会社アロー所在地 : 〒157-0073 東京都世田谷区砧6-36-3 信濃屋第一ビル3F代表者 : 代表取締役 阿藤 貴史設立 : 2014年2月3日資本金 : 777万円事業内容: フィットネススタジオ運営、自費訪問リハビリテーション事業、健康経営サポート事業、高齢者施設リハビリ環境支援事業、福祉用具レンタル販売事業、介護タクシー事業、小児向け自費リハビリテーション事業、動画・音楽制作事業URL : 【お問い合わせ先】問い合わせフォーム: 電話 : 03-5727-8477メール : s-hasukawa@ts-arrow.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年01月10日不登校と通信制高校の面接準備ASD(自閉スペクトラム症)の太郎は、中学3年生。体育祭には出席しないと決めた日から中学校には行かなくなった。体育祭当日。体育祭は午前中で終わるので、太郎は特別支援学級の担任の先生と午後から会う約束をしていた。先生は2日後に迫っている通信制高校の面接をとても気にかけてくださっていて、「面接の練習を」と、休んでいる間も何度も電話があった。休んでいる間は、電話で先生と太郎が直接話をすることはなく、私から太郎へ伝言していた。「先生が面接の練習をしようと言っているよ。体育祭が終わったら練習をしようね」と伝えると、太郎は「分かった」といつものように反応薄く返事をした。Upload By まゆん2日後に重要な面接を控えていたものの、学校に行けていないし、面接がうまくいかなくても仕方がないとあきらめている私がいた。場面緘黙もあるので、きっとうまく話せずに固まる姿を見ることになるんだろうな、私が代弁するように面接官の方と話をすることになるんだろうなと予想していた。なので特別支援学級の先生が最後まであきらめずに「面接の練習を」と電話をくださることに、少なからず驚いてもいた。わが子のことなのにどこか他人事のように、「先生頑張るなあ、一生懸命に熱い人だなあ、二日間の練習で何か変わるのかな」と思っている私がいた。体育祭が終わったあと、太郎は約束通りに登校した。学校から帰宅しても顔色を変えずに「今日は面接の練習を先生とした」と大まかなことは言うが詳細は何も語らなかった。通信制高校の面接当日そして面接当日太郎は珍しく気持ちを言葉に表した。「ちょっと緊張する」Upload By まゆん面接会場へ向かう車の中で、そわそわとしながら太郎は言った。「緊張するよね、大丈夫リラックスリラックス」と私は声をかけた。「うん」と返事をした太郎はずっとそわそわとしていた。いよいよ面接会場へ案内された。名前を呼ばれ、私が先頭に立って部屋へ入室した。太郎は背筋をピンと伸ばしていた。着席をする前に面接官の方から「名前と学校名をお願いします」と言われた。「〇〇中学校からきました。〇〇太郎です」初めて聞くような大きな声でハキハキと答える太郎がいた。え?こんなにハキハキと答えらるの?と私は目を大きくして逆に固まった。その後も太郎は面接官の方からの質問に対して、自分の言葉で返答をしていた。途中言葉に詰まることがあったけれど、短くハキハキと、丁寧に答えていた。Upload By まゆん面接が終わったあとに太郎は「練習で用意していた質問をされなかった」と言ってはいたが、確実に練習の成果があったと感じた。さっそく、特別支援学級の先生に面接報告の電話をした。太郎がハキハキと大きな声で答えていたことに驚いたと伝えたところ、先生はこう言った。「太郎くんは長い言葉で返事をしようとすると何を言っているのか自分で分からなくなることが多いので、短い言葉で大きな声で答えるように指導していたんです」先生の一生懸命さを、面接前は他人事のように感じていた自分を恥ずかしく感じた。太郎の限界を決めつけていたのかもしれない私はどこかで太郎の限界を決めつけていた。それは自己防衛でもあるのだと思う。今まで何度も、予想以上の太郎の限界を見ては心が痛くなっていた。その痛みを予測することで自分自身を守っていたのだと思う。しかし、それは太郎の可能性をあきらめているということにもつながっていると思った。どうせできないのだから、とか、できないことはしなくてもいい、とか、練習しても意味がない、とか、私はどこかで多様性というものを履き違えていたのだと思った。特別支援学級の先生が太郎を思う一生懸命さは、社会に出るにあたっての当然の努力を教えてくださっているようにも思えた。不登校、ひきこもり、人見知り、場面緘黙、苦手なこと、嫌いなこと、いろいろな特性や感情、状況が人それぞれあるのだけれど……それぞれ環境は違うけれど、各々の社会というものに出る日がいつかくると思う。今回の出来事は努力をするということの大切さにやっと向き合えたように思えた。執筆/まゆん(監修:初川先生より)太郎くんの通信制高校入学のための面接のエピソードをありがとうございます。太郎くん、よく頑張りましたね。太郎くんなりの努力、そして特別支援学級の担任の先生の熱意をもちろん感じますが、それらが一致した受験前の2日間だったんだろうと感じました。太郎くんは特性としてもおそらく1つずつ物事に対処するのが得意だという面も今回に通底しているようにも感じました。体育祭という心が最高にざわつくものが通り過ぎるのを待ち、そして、先生とあらかじめ約束していた「体育祭が終わったら面接練習」をしっかり守る律儀さもあるのだろうと思います。担任の先生からすると、これまでの太郎くんとの関わりの中で、気を付けることを厳選すると、「短い言葉で大きな声で」なのだとつかんでいらしたのですね。そこさえクリアできればと信じてくださっていた面もあるかもしれません。ともあれ、先生の要点を押さえた指導と、太郎くん側の心の準備とががっちり一致した体育祭後の面接練習だったのかなと想像します。機が熟した感じがしました。高校の入学のために学力試験や作文面接などさまざまなものが求められますが、そうしたものへの子どもたちの取り組み方は目を見張るものがあると感じています。義務教育である中学までとの違い、面接・作文・試験であれ自分でアクションを起こすことが入学の第一歩ということを子どもたちはよく分かっているなと思います。良くも悪くも、身近な大人からすると、“これまで通り”の展開なのではと予想してしまいますが、そうじゃない、本人なりの飛躍的な展開が出てくることも多いように感じます。太郎くんも自分の進路を自分でつかみ取るために、心の中でもいろいろと準備を進めてきたことが面接での様子から分かりましたね。成長を感じます。もちろん、狙う対象によってその“努力”や結果は変わってくるので、事前の準備(志望校決めなど)はとても重要ですが、本人なりの頑張りが発揮されそうなところ・本人が頑張りたくなるようなところを本人と一緒に考えていただいた保護者の方の尽力のおかげでもあり、“あとは本番で本人が頑張るだけ”までご準備ありがとうございましたと思うところです。そして、高校受験は人生の節目の1つでしかなく、今後もさまざま岐路が出てくると思いますが、今回の面接の手応えが、太郎くんにとってますます次の成長につながる経験となっているといいなと思います。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年01月10日2月15日(土)サカイクが保護者セミナーを開催します。(オンライン/無料)テーマは「自分で考える力」がどうしてサッカーに必要なのか、考える力を身につける方法です。いい選手が必ず持っている「自分で考える力」。シンキングサッカースクールやサカイクキャンプへのリピート参加者で、強豪高に進んだ選手や、Jリーガーになった選手たちの事例なども踏まえ、「自分で考える力」が選手として成長するために必要な理由をお話しします。【目次】1.開催概要2.サッカー選手として「自分で考える力」が必要な理由3.講師について4.詳細・お申込み=======================<開催概要>日時2月15日(土)19:30~20:30形式オンライン(無料)定員50名参加費 無料※後日オンライン(Zoom)のURLをお送りいたします※質問はセミナー中にチャットでお送りください。※セミナーのテーマに沿っていないご質問にはお答えいたしかねますのでご了承ください。>>>お申込はこちら※お申込はLINEアプリを使用してのお申込みとなります。LINE登録画面が表示されて応募フォームに行けない方は、画像右上の×印を押してください。=======================■今なぜ「自分で考える力」が必要なのかサッカーで瞬時の判断を下す際にも「考えて決める力」がベースになります。また、正解が1つではない、もしくは正解がないこれからの社会を生きるためにも必要な力ともいわれている「後天的に身につけられるスキル」です。家庭で「考える力」をつけるのが難しいなと感じている保護者の皆さん、ぜひこの機会にご参加ください。■講師紹介講師を務めるのは、サカイクキャンプのヘッドコーチでシンキングサッカースクールのコーチも務める、指導歴20年超で4児の父・4人中3人のお子さんが本気でサッカーをしている菊池健太コーチと、同じくサカイクキャンプとシンキングサッカースクールのコーチで指導者歴10年、大学では教員過程を専攻し、小学校教諭の資格を持つ柏瀬翔太コーチ。菊池健太(きくちけんた)<資格>日本サッカー協会C級JFA公認キッズリーダーキッズコーディネーショントレーナー佐倉市立井野中学校サッカー部外部指導員<経歴>VERDY花巻ユース 日本クラブユース選手権出場(全国大会)中央学院大学 千葉県選手権 優勝千葉県1部リーグ 優勝柏瀬翔太(かしわせしょうた)<資格>日本サッカー協会公認C級コーチ小学校教諭一種免許公益財団法人日本体育協会公認スポーツリーダースポーツ少年団認定員■コーチも情報をアップデートしています昨年末には、サカイクキャンプで提唱する「ライフスキル」を監修する慶応義塾大学・東海林祐子先生のもと、ライフスキル指導について研修を行い、情報をアップデートしております。<研修の様子>
2025年01月09日「バケツ稲づくり」は、種まきから収穫まで、誰でも簡単に稲作体験できるのが特徴です。JAグループでは、子どもたちに、日本の主食であるお米や農業への関心と理解を深めてもらえるよう、「バケツ稲づくりセット」を、全国の小学校・幼稚園・保育園などの教育機関等に無償(送料別途)でご提供します。■付録の栽培マニュアルで、初めてのバケツ稲づくり体験でも安心!バケツ稲づくりセットの内容は (1)種もみ・肥料セット (2)お名前シール (3)バケツ稲づくりマニュアルです。マニュアルでは写真とイラストでわかりやすく解説しているので、初めての方でも安心。時期に合わせて栽培に関するアドバイスを月2回程度メールで配信も行います。栽培に関する質問にも随時メール対応しているので、安心して取り組めます。※ホームページのURLと二次元コード ■教育委員会で配布数をとりまとめた場合、送料も負担無し!市町村の教育委員会で管内小学校等への配布数をとりまとめ、送付先を教育委員会指定箇所に限定した場合(申込時に教育委員会とりまとめの旨明記)、教育委員会や小学校等での送料負担無し(JAグループが負担)にて送付いたします。教育委員会や学校などの教育機関、保育園、こども食堂など団体からの申込受付は、1月10日(金)から、個人からの申込受付は、3月3日(月)より開始します。在庫が無くなり次第、受付けを終了します。上部の二次元コードからお申し込みいただけます。バケツ稲づくりのHPでは、バケツ稲づくりを通じて小学校、幼稚園の授業、行事で活用した事例(指導計画書・実践例)を紹介しているので、是非ご覧ください。※バケツ稲づくりに役立つ資料ページのURLと二次元コード この事業は国産農畜産物の消費拡大を目指すJAグループの『みんなのよい食プロジェクト』の一環として実施しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年01月09日自分のことは自分で決める――。いわゆる主体的に物事を決めることができる力を「自己決定力」と言います。「そんなこと、できて当たり前でしょ?」と思うかもしれませんが、親や友人の意見に流されてしまい、大事な決断を他人に委ねてしまう人は意外と多いのです。しかし、自己決定力の重要性があまり浸透していないことは、想像以上に深刻な問題だとして、多くの専門家が警鐘を鳴らしています。そこで今回は、「自己決定力を子どものうちから育むことの大切さ」と「子どもの自己決定力が育つ方法」について、詳しく解説していきます。人生の幸福度にも関係する「自己決定力」が身につけば、お子さんの将来はさらに希望に満ちたものになるでしょう。自己決定力とは何か、なぜ重要なのか「これからの時代を生きていく子どもたちにとって大切な力のひとつが『自己決定力』」と断言するのは、玉川大学教育学部教授の大豆生田啓友氏です。その理由は、自分の考えを自分で決められないと、自分自身のことを大事に思えなくなるから。それは同時に、他者のことも大事に思えなくなることにつながります。*1たとえば社会問題について考えるとき、自分ごととしてとらえたうえで、「自分はこう思う。だからこうしたい」と、自分の意思や決断をしっかり述べられる人は、一方で「自分はこういう意見だけど、別の考えをもつ人もいる。違う考えのなかにもいいところがある」と、他者を認めて受容できます。【ポイント】自己決定力の重要性自己決定力がなければ、自分や他者を大事に思えなくなる。社会問題に対する主体的な意見と他者を認める態度が育まれる。自己決定力が幸福度に与える影響明治大学文学部教授の諸富祥彦氏は「自己決定力が欠けていると『いい子症候群』になる」と指摘しています。「いい子症候群」とは、「親の顔色をうかがい、親の期待に過剰に応えようとする子」のこと。これは、親との関係性によりいい子症候群になり、結果的に自主性が失われて、自己決定力が欠如するという意味にもとらえることができるでしょう。*2神戸大学社会システムイノベーションセンターが「生活環境と幸福感に関するインターネット調査」(2018年)を実施したところ、「健康、人間関係に次ぐ要因として、所得、学歴よりも『自己決定』が強い影響を与える」ことがわかりました。具体的な調査内容として、「自己決定度」を評価するにあたり、進学する高校や大学、就職する企業を “自分の意思で” 決めたか否かを尋ねたのだそう。それにより、「自己決定によって進路を決定した者は、自らの判断で努力することで目的を達成する可能性が高くなる」ことと、「成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなることから、達成感が自尊心により幸福感が高まることにつながる」という結論を導き出しました。*3【ポイント】自己決定力と幸福度幸福度に影響を与える要因は、所得や学歴よりも自己決定力。自己決定力があると、自尊心や達成感が向上する。「いい子症候群」の防止にも繋がる。「自己決定力」が育つ、3つの時期子どもの成長は段階ごとに特徴があり、年齢に応じた心の発達の変化や、その時期だからこそぐんと伸びる要素などが見られます。そういった特徴を理解すると、子どもの自己決定力が育つタイミングも見えてくるでしょう。ここでは、2歳〜12歳までを大きく3つの時期に分類し、ピアジェの認知発達理論に基づいて解説していきます。【2〜7歳】前操作期子どもの好奇心と探索意欲が急激に発達する時期。新しい対象や経験に対する強い興味が湧くと同時に、自発的な探索行動をするようになるという特徴が見られます。つまり、「自分の好きなものを見つける時期」とも言えるでしょう。自己決定力のベースにあるのは「好き・嫌い」です。自分の「好き」なものに対しては、知識や経験が自ずと蓄積されていくものです。好きなものだからこそ、どうしたいか、何をすべきかの判断が容易になるので、自己決定力が鍛えられます。【7〜11歳】具体的操作期論理的思考が発達する時期。自分の選択の結果を徐々に理解し、複雑な意思決定ができるようになります。また、選択肢の比較や結果の予測も可能になるので、「自分で選択する楽しさを覚える時期」とも言えるでしょう。子どものうちから自分で選択する経験を積むことは、いずれ大きな決断を下すときに必ず役に立ちます。まずは身の回りの小さな事例に対して、「選択する→結果を出す」といった経験を重ねていきましょう。【11歳〜】形式的操作期抽象的思考能力が発達し始める時期。行動の結果をより論理的に予測できるようになります。また、因果関係の理解が深まり、自分の決定がもたらす長期的な影響を考えられるように。つまり、「責任をもって決めることができる時期」なのです。これまでとは違い、選択した結果どうなるのか予測し、自己決定によるプレッシャーを感じるようになります。こうしたことから、選択を躊躇したり、決断を見送ったりと、自らの言動による責任について深く考え始めるのです。まさに、大人のような思慮深さが育つ時期だと言えるでしょう。子どもの「自己決定力」が育つ親の関わり方子どもの自己決定力を育むには、家庭でどのうような工夫をすればよいのでしょうか?ここでは、いますぐ実践できる方法を提案しているので、ぜひ試してみてくださいね。■子どもの興味関心の対象を見つけよう!先述したように、小さな子どもでも、自分の好きなもの・ことなら自分で決めたがるものです。岡部氏によると、「子どもがどんなことに集中したり夢中になって取り組んでいるのかをよく観察する」ことが大事なのだそう。そして、子どもの興味関心がわかってきたら、「その分野から子どもの主体性を発揮できる環境を整えてあげることが、親の大切な役割」だと述べています。*4たとえば、星に興味がありそうだったらプラネタリウムや天体観測に連れて行ったり、星座にまつわる神話や伝説について一緒に調べたりするのもよいですね。もしそこで、あまり興味を示さず反応が薄くても、親が前のめりになるのはNGです。感情を表に出すのが苦手な子や、心のなかでじっくり好きなものを味わいたい子など、子どもの個性はそれぞれ違います。まずは子どもの様子をじっくり観察し、「最近これが好きそう」と感じたら、それにまつわるものや情報、場所など環境を提供してあげるだけでよいのです。ポイント:子どもの興味を観察し、それに関連する環境を整えましょう。■子どもの「どうして?」を一緒に考えよう!自己決定力は「自分で考える力」の延長線上にあり、どちらも同じくらい、これからの時代に求められる力です。「自分で決めようと思えば、自然と考えることになる。そのときに親が『どうして?』と声をかけることで、より深く考えさせることができる」とアドバイスするのは、筑波大学付属小学校元副校長の田中博史氏。子どもが親に「どうして?」と問いかけることはよくありますが、真剣に答えを求めているわけではないことがほとんどです。ですから、「親はただ、子どもに『どうして?』と聞かれたら、『そうだね、どうしてだろうね』とまずは受け止めて、『そんなこと、考えたこともなかったよ!』と切り返してあげるだけでよい」のです。*5質問のレベルが上がっても、決して逃げずに一緒に考えてあげましょう。そうすることで、考える力が鍛えられ、結果的に自己決定力を育むことにもつながりますよ。ポイント:子どもの問いを受け止め、一緒に考える時間をつくりましょう。■子どもの決断を待つために心に余裕をもとう!前出の諸富氏は、「外食の場面で、親の希望など関係なく子ども自身に自分が食べたいものを真っ先に選ばせる」ことを提案しています。親はつい、先回りして子どものメニューを決めてしまいがちですが、それが続くと、自分が食べたいものがわからない子になってしまいます。子どもが自分で決められるまで、親は辛抱強く待つことを心がけましょう。そうは言っても、子どもの気持ちをじっくり聞いたり、子どもの決定を見守ったりできないときもありますよね。その原因をたどっていくと、親自身の余裕のなさへとつながるのではないでしょうか。余裕がないなら、まずは1日のスケジュールを見直しませんか?仕事や家事で忙しくしていたら、心も体も余裕がなくなります。最も大事なのは、親自身が心と体を満たして整えておくこと。それを意識して実践できれば、ゆったりとした気持ちで子どもの選択と決断を見守ることができるでしょう。*6ポイント:心の余裕をもち、子どもの決断を見守る姿勢を大切にしましょう。***日常の小さなことでも子ども自身に選択させるようにすれば、自己決定力強化につながります。朝、着る服を選ぶときなど、親がつい口出してしまいがちな場面でも、心に余裕をもって子ども自身の判断に委ねてみませんか?文/野口燈(参考)(*1)参考・カギカッコ内引用元:STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|親が先回りしたら「自己決定力」は育たない。幼くても決断力を伸ばせる声かけのコツ(*2)参考・カギカッコ内引用元:STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|“手がかからない子”ほど要注意!「いい子症候群」が怖い理由と、その防止法(*3)参考・カギカッコ内引用元:国立大学法人 神戸大学(Kobe University)|所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる2万人を調査(*4)参考・カギカッコ内引用元:ベネッセ教育情報|子どもの主体性を引き出す3つのポイントとは【専門家解説&体験談】(*5)参考・カギカッコ内引用元:STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|“考える力”を伸ばす、子どもの「どうして?」と親の「どうして?」(*6)参考:コクリコ|子どもの幸せ度は「自己決定」で決まる親に必要な余裕と大切な言葉がけとは?STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|ピアジェの心理学を知れば、子どもの発達がよくわかる!?有名な「4つの発達段階」をまとめてみた広島修道大学学術リポジトリ|ピアジェとヴィゴツキーの理論における認知発達の概念:言語習得研究への示唆
2025年01月09日「筆算は書いたら負け!」マイルールがたくさん!完璧主義の自閉症息子現在13歳の息子がASD(自閉スペクトラム症)、反抗挑戦性障害(ODD)と診断されたのは9歳の時でした。さらに11歳でLD・SLD(限局性学習症)も分かりました。息子は幼い頃から、完璧主義。それゆえ目標が高く、無謀な目標を立ててはそれが「できて当たり前」と勝手なマイルールを作り、うまくいかないとイライラしてしまう様子がみられます。例えば、学校で算数の問題に取り組む際、筆算を書くスペースが設けられているのに「筆算を書いたら負け」というマイルールを作ります。そしてすべて暗算で解こうとしますが、うまくいかないことも多く、そのたびに怒り出すのです。「筆算を書けばいいんじゃない?」と言っても、息子には届きません。遊びの中でも、無謀な目標を立てることがあります。半日だけ練習して「プロのようにできるはず」と決めつけ、期待通りにいかないと「こんなに練習したのに!」と怒ります。当然プロのようにできるはずもないのですが、息子にとっては「当然できるべきこと」と思い込んでいるので、イライラした息子に八つ当たりされることもしばしばです。その他にも息子にはさまざまなマイルールがありますが、毎冬私を悩ませる「あるルール」があるのです。寒い!と言うのに防寒着は却下、乾燥肌で出血も薬は断固拒否……「冬でも夏服」な息子息子は8~9歳の頃から、「冬でも夏服」というスタイルを徹底するようになりました。低学年の頃は私が出した長袖やジャンパーを着ていたのですが、当時は「ちゃんとしなきゃ!」という過剰適応だった可能性はあります。その後、サッカーウエアのような上下のセットが格好いいと気に入り、そういうものを着始めてからはずっと同じような上下のセットばかりを着ていました。そして袖があるのが鬱陶しい(動きづらい)と言って、厚みのある服を嫌がるようになり、「冬でも夏服」スタイルが確立したのです。Upload By ユーザー体験談ただ、同時期に登校渋りも出ていた息子。学校へのストレスからこだわりが強く出たのかもしれません。冬でも半袖になってからは、寒さで「手がかじかむ!」と文句を言うのに、防寒着を勧めると「そんなのいらない!」と突っぱねます。手袋や上着を提案してもことごとく却下されるため、どうしようもありません。ゲームや縄跳びをしている時に、手がかじかんで思うようにコントロールできないことに苛立ち、私に八つ当たりしてくることもあります。「どうしたらいい?」と聞いてくるので、手袋をする、アームカバーをする、長袖を着る、ベストを着る、1度休んであたためてから再開する……などいろいろと提案しますが、「そんなのやっても無駄!」とバッサリ!何かしら理由をつけて全て却下されます。いつもそんな感じなので、私が何も言えないでいると、「聞いているの!?」と怒り、また「どうしたらいいの?」と聞いてくる無限ループです。この件に限らず、こちらが勧めるものを、素直に聞き入れたり、試してみたりすることはほぼありません。Upload By ユーザー体験談乾燥肌をかきむしり出血。絆創膏もはがし部屋には血痕が……また、息子はもともと乾燥肌で、冬になると特にひどくなります。皮膚が乾燥するとかゆくなってしまうので掻きむしることもしばしば。出血することもあります。でも、医師から処方された保湿剤があるのですが、これを「面倒くさい」と言って塗ってくれません。「塗らないからカサカサするんだよ」と説明すると、「分かってる!」と怒るのです。分かっているなら塗ればいいものを……。乾燥で皮膚が剥けてくると、その感触が気になりさらに剥いてしまい、出血するのでなんともかわいそうです。また、それが治りかけるとまた違和感を覚えて剥き始める……という悪循環。出血する度に私に「絆創膏貼って」と言ってくるのですが、少しすると絆創膏が鬱陶しいからと剥がしてしまいます。そのまま部屋を歩き回るので、時々床にはポツリポツリと血痕が……。どうにかして防寒と保湿をしてくれないかと悩ましい日々は長く続いています。ですが、中学生になって息子に変化がでてきたのです。Upload By ユーザー体験談少しずつ見えてきた変化息子の通う中学校には指定の制服があります。息子は現在も冬でも夏服を着ていくことが多いのですが、学校の行事などで上着の着用が義務付けられている場合は、しぶしぶ従うようになりましたUpload By ユーザー体験談また、家では相変わらずサッカーウェアのような上下を好んで着ていますが、友達と遊ぶ時などは、ゆったりした長ズボンを選ぶようになったのです。着心地とかっこよさを考慮するようになった息子、大進歩と言えると思います。乾燥肌に関しては、保湿剤を塗ることへの抵抗は続いているものの、掻きむしる頻度は減ってきました。今でも皮膚が剥けると気にすることはありますが、絆創膏を貼らなくても大丈夫な程度に改善されつつあります。このように変わってきた息子のマイルール。当時はどんなに言っても長ズボンを履いてくれなかったのに、自ら履く日がくるとは……と感慨深いです。どこかで妥協する必要があるという現実を、息子が少しずつ理解し始めたのかもしれません。今後も息子の成長を支えながら、彼自身のペースで問題に向き合う力を育んでいきたいと思っています。少しでも乾燥肌が良くなれば……という思いで、これからも保湿効果のある入浴剤を使い続けていきます(湯船に入るかどうかは息子の気分次第ですが)。イラスト/taeko※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせていただきます。(監修:森先生より)マイルールについての体験談をありがとうございます!お子さんのために、日々奮闘されている様子がよく分かります……本当にお疲れ様です。さて、発達の偏りのあるお子さんは、良くも悪くも「完璧主義」になりがちです。 「筆算を拒んで暗算を貫く」「冬も半袖で過ごす」といった行動も、しばしば見られます。完璧主義になる理由はさまざまで、「途中で折れると負けた気がする」「一定の手順でないと落ち着かない」「いつも同じ服だと安心する」「長袖が首や手首に触れる感覚がイヤ」などがありますね。 感覚過敏やこだわりがベースにあることがあります。感覚過敏というのは、特定の音や感触に過敏に反応することで、発達の偏りがある方にしばしば見られます。また、筆算のルールや手順が複雑に感じられ、苦手意識を持っているケースもあります。暗算のほうがシンプルで、自分のペースで計算できるため、安心感があるのかもしれません。 そういった場合は、「やってみたら簡単だった」「楽だった」という小さな成功体験を積んでいくといいでしょう。 ただ、余裕がない時は素直にアドバイスを受け入れられません。また、お子さんのやり方を否定してしまうと良くないので、お子さんのやり方には理解を示しながら、別のやり方も提案してましょう。お子さんの機嫌が良い時、余裕のある時に「試しにこれを筆算で解いてみない?」「この長袖の服を着てみない?」と声をかけてみるといいのではないでしょうか。なかなか一朝一夕にはいきませんが、根気よく続けていきましょう。冬も半袖で過ごすのは、体感温度や寒さに対する感覚がほかの人と少し異なっていたり、服の素材や着心地にこだわりがあり特定の服しか着られないといった場合が多いようです。直接肌に触れる肌着を快適なものにすると、比較的落ち着くこともありますが、大きくなるにつれて服の見た目の好みなども出てくるので難しいところですね……。さて、スキンケアについてもお悩みなのですね。今回の体験談ではすでにいろいろと試行錯誤してくださっているのですが、一般論としてアドバイスをさせていただきますと……まず、乾燥肌や敏感肌、アトピーのあるお子さんには、ゆったりした服や、木綿などの肌触りのいい肌着を試してみてください。タグが肌に触れないものですと、なおいいですね。保湿剤やお薬を嫌がって塗ってくれない場合は、第一に、軟膏がなぜ必要なのかを根気強く説明することが大切です。納得してくれない場合も、中学生くらいまでなら保護者の方が塗ってしまったほうが確実かもしれません。言うは易しで、保護者の方は本当に毎日大変だとは思うのですが、日によって塗ったり塗らなかったりすると、「結局良くならない」という思いを強めてしまうことがあるのです……。また、状態に合わせてお薬を皮膚科で相談することも大切です。2週間前に出してもらったお薬が、今の状態に合わない、ということもあり得ます。「かゆい」というつらさを、「すぐに取ってくれない」=「無駄」と思ってしまっている可能性もあるので、炎症やかゆみがひどくなっているようであれば、お薬についても相談してみましょう。今の状態に合わせて処方されたお薬ということであれば、「お薬を使ったほうがいい」という言葉に説得力が増します。お薬を塗ったときの感触が苦手であれば、軟膏やクリームなど、お薬のタイプについても相談してみましょう。「お薬を使ったら本当によくなった!」という体験を重ねると、素直に使ってくれるようになるケースも多いものです。保護者の方の毎日の努力と、お子さん自身の成長で、お困りだった「こだわり」から少しずつ抜け出せているのですね。とっても素晴らしいことだと思います。今回のお話が、少しでもお役に立てたら幸いです。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2025年01月09日小学校から社会人までサッカーをしていてガツガツ行けるタイプだった夫とは正反対で、身体も小さくおっとりしている息子。トレセンにも選ばれたこともあるし、下手じゃないはずだけど、夫には息子のやる気が伝わらず「勝つ気持ちが見えない」「ほかの子を出したほうがよかった」と言う。息子は夫の目を気にしてプレーしてるし、このまま同じチームにいて良いの?というお母さんのご相談。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの知見をもとに、今後どうすべきかをアドバイスします。(構成・文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<やる気が見えない息子に「ダメ人間」などと暴言を吐く夫を何とかしたいです問題期間中登録で、あなたの過干渉タイプがわかる過干渉チェックシートプレゼント>><サッカーママからのご相談>はじめまして。小学4年生(11歳)の息子が1年生の後半からサッカーをやっていますが、夫がそのサッカークラブのコーチをしています。夫自身も小、中、高、社会人、とサッカーをしており、小学生時代は自分は上手くて韓国遠征にも行ったと自分の事をよく話しています。4年生の息子は背も身体も小さめでおっとりした性格、プレーも「俺が絶対点をとる!」というようなガツガツ当たっていく感じではないそうです。かといって、本人はやる気がない訳でもないし、勝ちたい気持ちもある、と言ってます。夫は自身がガツガツ行くタイプだったようで、「息子のプレーには勝つ気持ちが見えない」「あいつ今日もダメダメだった」「A君(他の子)はすごい伸びてるし、プレーも強気だし息子よりA君出した方が全然いい」などよく言います。息子自身もトレセンメンバーに一応選ばれた事もあり、周りからもコーチの息子だしトレセンメンバーに選ばれた事もあるからうまいと思われているプレッシャーがあるのではないかと思うのですが、なにより夫であるコーチの目を気にして練習や試合をやっているのではないかと......。練習や試合会場までの送迎も一緒なので、うまくできなかったときは帰りの車内の雰囲気もよくないそうです。帰宅後も庭で自主練をやらずゲームをやっていると「気持ちがないよな」と言われた事があり、そう言われるから練習しないと、という流れになってしまっています。このまま親子同じチームでやらせていいのか、母として悩ましい日々です。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。結論から言うと、すぐにでも今いるチームを辞めさせましょう。そして、他の場所でサッカーができるよう、息子さんのプレー環境を整えてあげてください。理由は、このままでは息子さんのこころのバランスが大きく崩れてしまうことが目に見えているからです。お父さんは、自身と異なる性格の息子を認められないようです。勝つ気が見えないと自身の主観だけで息子を非難し、否定し、あろうことか他の選手と比較までしています。やる気が見えないと言いながら、子どもの自己肯定感を下げるような言動しかしていません。■あなたの夫のやっていることは、わが子に対する言葉の暴力この連載でも何度か説明しましたが、「やる気」は叱られると湧いてきません。脳科学的には、ある行動をとろうとするときに、その行動の先に快感(良い気分)が予測されることを「やる気」と言います。この「行動」と「快感」を結びつける働きをするのが、左右の大脳半球の奥にある「線条体」という神経核です。この線条体、認められたり、褒められたりすると、活発に動いてくれてやる気が出ます。ところが、ネガティブな言葉をかけられると活動しません。縮こまって停滞してしまいます。お父さんはもしかしたら、強い言葉で言えばやる気を出すと考えているのかもしれませんが、実は逆効果なのです。もしもやる気を出してほしいと思って他の子と比べているわけでもない、自分がむしゃくしゃして言ってしまったのなら、ただの意地悪だし、言葉の暴力です。いずれにせよ、過去の言動を息子さんに謝るべきです。■母であるあなた自身がどう動けばいいか加えて、お母さんが2人の間に入ってどう対応されているのか気になります。お父さんが意地悪で理不尽なことを言っても、それをお母さんがたしなめて息子さんをかばっているのなら、まだ救いがあります。日本の家庭文化はまだまだ男性優位ですが、現時点ではお母さんのほうが本質をとらえているし、息子さんの気持ちに寄り添おうとしているようです。ここがお母さんの踏ん張りどころです。息子さんのために一番良い選択は何なのか。そこをぜひ考えてみてください。私としては、息子さんに「お父さんと離れて、違うチームでサッカーをしよう」と提案してみてほしいです。そこで彼が同意したのなら、お父さんに「このままではこころが壊れてしまうし、サッカーを嫌いになってしまう。チームを替えさせたい」と伝えましょう。■両親のパターン別、子どもをつぶすリスクサッカー少年の親御さんには、今の時代の子育て観を学んでほしいと私は思っています。気をつけないと子どもをつぶすリスクがあるからです。育成年代を20年以上取材してきたなかで、両親がいる場合のリスク順に簡単に説明すると以下のようなパターンが見られました。★子どもをつぶすリスク【大】=両親ともに子どもを追い詰めるタイプ★リスク【中】=父親が子どもを暴言や理不尽な言動で追い詰め、それに狼狽する母親が手を打てないうちに、子どものこころが折れてしまう(うつ病、不登校、サッカーをやめてしまう)★リスク【小】=父親か母親のどちらかが熱血でも、片方が冷静で包容力、判断力、行動力があれば、時間の長短の違いはあるものの子育てを軌道修正できる★ノーリスク・ハイリターン=両親ともに子どもを尊重できるタイプ。主体性のある子どもが育つ■スパルタ的な指導を肯定する意見を見て、自分は間違ってないと思っているのではしかしながら、日本の育成は欧州などのサッカー大国に比べると遅れています。ネットで報じられるサッカーの育成に関する記事やSNSでも、いまだに子どもに対し威圧的に振る舞う指導者を称えたり、スパルタ的な子育てを肯定するものが目立ちます。そういった情報を、お父さんが見てしまって「自分はこのやり方でいい」と思い込んでいるかも知れません。人は「育てられたように育てる」動物ですから、長年そのように指導されてきて、韓国遠征をするような選手だったのであれば「俺は厳しい指導のお陰で成長した」と考えてもおかしくないでしょう。■子育ても指導も今の時代に合わせてアップデートが必要その一方で、厳しい指導を奨励し、S級をとってプロの指導者になった元Jリーガーたちが過去に何人もパワーハラスメントで訴えられたり、ライセンスをはく奪されたり、監督を辞めさせられたりしています。これに対し、選手として長く海外でのプレーを経験したり、指導を学ばれている指導者はそういったことがありません。彼らはずっと先を歩いています。つまり、お父さんには新たな学びが必要なのです。今回は自分の息子でしたが、今後ほかの子どもに対して不適切な指導をするかもしれません。ぜひともお父さんを啓もうできそうな本を買ったり、記事を見せるなどして夫婦で話し合ってみてください。■父親が厳しく指導したのち不登校、サッカーをやめたケースも(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)私が取材したなかで、息子さんが中学生に入ってサッカーをやめたケースがあります。父は少年サッカーのコーチ、息子は選手。そのいびつな関係性が続いた結果、父親に激しく叱られた後、息子さんは不登校になりそのままサッカーもやめてしまいました。その家庭は、父親が常に強権をもって、母親がハラハラしつつもそれを止められないままでした。お母さんは私を頼ってくださいました。できればのちのち後悔しないよう、夫との関係性を見直し、これから少しでも対等に話し合って家庭を運営できるようにしてください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
2025年01月08日お子さんを出産して、日本の子育てや環境について考えることが増えたというヘアメイクの村上 綾さん。それならば、子育てがしやすいというデンマークで実際に生活してみようと思い立ち、約1ヵ月間にわたって2歳の息子さんと旅に出ることに。後編②は、一週間の学校&寮生活について綴ってくれました。子連れデンマーク旅【前編】はこちらから!子連れデンマーク旅【後編①】はこちらから!一週間の学校&寮生活生活がガラっと変わり、学校での寮生活の始まりです。行ってみたかった17歳以降なら誰でも入学できる、試験や成績もないフォルケホイスコーレの一週間のプログラムに参加しました。私と息子が行ったのはAVONO OASISという食やウェルビーイングを学べる学校になります。まわりには何もない自然豊かな場所でした。AVONOでは動物性のものを一切取らないので、軽食など食べられるものを隠し持って行きました。こちらを選んだ理由は、3人の子どもをここで育てながら働いている方がいて、その方の娘さんが息子と歳が近いので一緒に遊んだり子どもにもやさしい環境なんじゃないかとおすすめしていただいたから。授業は息子ではなく私が参加するので、その間息子をどうしようと相談したところ、シッターをお願いしてみてはどうだろうと提案してもらいました。紹介してもらったのは、デンマーク在住の日本人で元生徒だったカナ。カナは長年、日本で保育の仕事をしていたので、とても心強かったです。授業スタイルは半円のように生徒が座り、その中に先生がいるスタイル。先生ははじめから、「先生じゃなくてあなたと同じ生徒よ」と。だからディスカッションを大切にすると。みんなどんな体制で授業を受けてもいい。食べても飲んでもいい。ソファみたいなものに座っているので何度か途中寝かけてしまったりもしました。毎日体にとって何が大切かなど、体や食物のエネルギーの授業を受けて、その学んだことを踏まえて午後はクッキングをする、という流れでした。お庭でたくさんハーブを摘んできて、料理に使ったりもしました。クッキングしているのを外から見ているふたり(笑)。驚きだったのが、日本の食材が崇拝されていて、日本のお米や玄米、味噌、醤油、梅酢、麹など毎日使われていました。なんだか誇らしく思いました。デンマークの体にいい料理を教えて欲しいと言うと、「ない!」と言われたり(笑)。こんな感じで毎日ヘルシーなごはんを先生に教えてもらいながらつくって、みんなで食べました。とても腸にやさしく毎日快便でした。息子もまったく食べなかったらどうしようと不安でしたが、野菜は好きなので割と食べていました。というより余分に補助食を持っていくのを忘れたのもあり、「お腹すいた!」と言われては困るので、たくさん食べさせました。すると早朝、急に嘔吐。玄米が消化不良になってしまったかなと、焦って不安になりましたが、先生たちには「あんなに口に放り込んで、食べさせすぎじゃないか」と言われました。確かに(笑)。すぐよくなり食べないと不安になってしまうのはありますが、そんなにたくさん食べなくても成長するし、子どもの意思を尊重させてあげることは大切だなと思いました。こんな感じで毎日みんなで食卓を囲みました。こちらは朝ごはん。玄米、味噌、カボチャの種。みたいな組み合わせですが意外に? おいしいんです。塩分もあまり摂らない、お酒もまったく飲めない、たまに夜にポテチをこっそり食べる日もありましたが、とても健康的な生活を送りました。そしていつも一重の息子が、体に健康なものを毎日食べていて塩分をあまり摂取してないからか、滞在中は二重になっていたのです(笑)。私が授業に出ると毎日シッターのカナがたくさん遊んでくれました。気づいたら、息子だけじゃなく職員さんの娘も見ていたカナ(笑)。そして授業はディスカッションを大切にしている、個人を尊重していることをとても感じました。私は疲れも溜まってきて、授業中何度もウトウト寝てしまいます。すると先生が「疲れているなら休憩を長くしましょう!」と。体調もですが、心の調子もすぐれない人はいつ退出してもいいですし、何よりも自分の心と体を大切にしましょうという感じでした。調子が悪いということをちゃんと言えること、とても大切だなと感じます。何も恥ずかしいことではないし、そしてみんな違っていることが当たり前という前提。個人を認めようとする姿勢がすごくあるなと思いました。私は自分の意見を言うことにも慣れていない&聞いたことのない単語もたくさん飛び交い、英語で伝えないといけないことに疲れが溜まっていて、ゆっくり3時間ほど休ませていただくことに。最初の3日くらいは何も言えず、ただみんなが話しているのを聞いているだけでした。だんだん慣れてきて途中から発言ができると楽しくなってきました。楽しくなってきたところで帰る日が近づいてきます。変わらず、夜9時頃まで明るいので息子はまったく寝ません!夜、息子を寝かせるために散歩に出かけます。美しい景色にどこまでも歩いて行きたい気持ちになります。息子はベビーカーでウトウト、あー寝るかも! ヨシ! と思ったところで、突然目の前にウシが現れます。わ!!!! と驚いて見ていたら、急にウシたちが集まってきて、迷ったけれど息子を起こすことに。「ウシさーん!」とキラキラした目で見ています。20頭くらい集まってきてこちらを見ています。ふと見ると細い紐の境界線しかないので、あれ? 突進してきたりしないよね??(笑)と急に不安になり後退り……(ウシさんは好奇心が旺盛なんだそうですね)。でもあまりの美しい光景に感動でした。ウシさんにバイバイをして帰りました。さて帰る日です。慌ただしく帰る準備をしていたら、息子と毎日遊んでいた女の子のお母さんが、ビーガンのおやつを息子に持たせてくれました。これがとってもおいしくて、息子も早速バクバク食べていました。大荷物なのでここで働いている職員さんに送ってもらうことに。帰りも車でいろいろ話していました。この一週間を通して感じたのが、みんなとても自分らしく生きていてがんばりすぎない、感情の起伏もあまりないように感じ、それはやはり動物性をとらない食事が関係しているように思いました。日本に帰ったら動物性を使わない食事を心がけてみようと思いました。「すごく五感が磨かれた感覚があって、脳がクリアになっている気がする」と言ったら、目が大きく開いていると言われ、まさに余分なものがなくなった感覚でした。そして「あなたの心が穏やかだと子どもも穏やかになるよ。しっかり深呼吸してね」と。きっとまた日本に帰るとすぐ忘れてしまうかもしれない、でもこの感覚を忘れないようにしようと思いました。空港に到着、すごい荷物の私。友人のまゆこが最後見送りにきてくれました。心強かった~。デンマークに来るきっかけをくれたまゆこ。何から何までたくさんありがとう。悪天候でフィンランド行きの飛行機がかなり遅延。息子、リンゴジュースを飲んですぐ寝てしまい飛行機の中で起きました。テンションは低くグズグズしているので抱っこすると、私の胸の中でぐったりしていました。するとムクっと起き上がり急に嘔吐。え?? とびっくりも束の間、止まらず私の胸で3回嘔吐……!後ろに座っていたおじさまがすごく上品に「HELP!」と手を挙げてくれます。慌ててやってきた客室乗務員。もう私は放心状態になるくらいゲロまみれ……。頭の中では私着替えないよ……?息子もさっきうんち漏らしたから……パンツないよ……?「着替えある?」と客室乗務員。「ない!」「乗り換えで買う時間ある?」と聞くと、走らないといけないのでないと。でも冷静にトイレで服を脱ぎ考えていたら、バッグにぴちぴちのスパッツが入っていることを思い出しました。下着のパンツまで染み渡るゲロまみれだったので、ノーパンになりキャミソールにぴちぴちスパッツスタイルの私、息子はオムツにトップス、足は薄手のブランケットぐるぐる巻きスタイルです。後ろのおじさまがずっとやさしくて、「次の飛行機まで荷物を持って行ってあげるよ」とリュックを背負ってくれて、そのやさしさに泣きたくなる気持ちが救われました。とっても気持ちは急いでいるけれど、おじいさんなので走らせるわけにもいかず、乗り遅れないかドキドキしながらおしゃべりをして(笑)、無事乗り継ぎ日本へ。飛行機が離陸した途端安堵しました。ネットで調べて、席はいちばん後ろのトイレが近い席がいいとレビューしている方がたくさんいて、飽きてもうろうろトイレまわりを散歩できたり、後ろの方にも迷惑かけることがないので正解でした。3人席の隣には誰も来なかったので息子は足を伸ばして寝ることができました。一度もぐずることなく、事前にダウンロードしていた動画を見放題でした。嘔吐してしまったのはリンゴジュースを飲んだ後にすぐ寝てしまったことや、飛行機の気圧が理由だったのかなと思います。私が眠すぎて横になっていると、食べている干し芋を何度も口に運んでくれました(笑)。長時間の飛行機よくがんばりました◎空港に到着すると旦那が迎えに来てくれていました。会って開口いちばんに、「おかえりー! あれ服装変わった?」と言われ。「あー、このぴちぴちスタイル?(笑)」私はLAスタイル、息子はオムツで帰ってきたのがおもしろかったそうです。いろいろありましたが無事に帰って来れたこと、感謝したいです。あと小さい子連れだと大人の着替えも必要と学びました。デンマーク人はみんな英語が話せるのですが、それは映画でもなんでもデンマーク語翻訳はあまりなく、英語がわからないと観ることはできないですし、デンマーク語だけでは生活がしづらいと。日本は日本語だけで文化や社会を発展させているのですごいと言われました。英語が生活する上で必要じゃなかったから喋れる人が少ないんだなと。帰ってきてより気づく日本のよさがあり、そして真似したいデンマークのよさがあり、日々、気持ちにゆとりのある豊かな時間を送りたいと思いました。子育ても、3食しっかりごはんを食べさせないと、お風呂に毎日入れないと、など勝手にルールをつくっているだけで、もっと自分の時間や心を大切に、常に余白のある生活をしていきたいと思いました。また来年、次はどこに行こうかなと考えながら。とても長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!PROFILE村上 綾さんヘアメイクアップ アーティスト大阪生まれ。化粧品会社に入社後、ヘアメイクアシスタントを経て2010年に独立。現在、雑誌や広告、俳優やアーティストなどのヘアメイクを中心に幅広く活躍中。2歳男の子のママ。Instagram:@ayamurakami__
2025年01月08日お子さんを出産して、日本の子育てや環境について考えることが増えたというヘアメイクの村上 綾さん。それならば、子育てがしやすいというデンマークで実際に生活してみようと思い立ち、約1ヵ月間にわたって2歳の息子さんと旅に出ることに。後編①は、森の幼稚園一日体験入学、ホームステイについて綴ってくれました。CONTENTS■森の幼稚園一日体験入学■ホームステイについて子連れデンマーク旅【前編】はこちらから!森の幼稚園一日体験入学まずは電車とバスを乗り継いで行った自然豊かなシュタイナーの森の幼稚園。着いた瞬間から、可愛くて私はとてもテンションが上がりました。入ってすぐの子どもたちの荷物置き場。ハンガーが枝でできていて可愛い。ライトも。早速園庭に出てみました。あちらこちらにあるリンゴの木、5月は花だけでリンゴはなっていませんでしたが、リンゴがなっている季節は好きな時間に好きなだけ自分でとって食べていいようです。すばらしい……!息子と同じくらいの歳の子も好きに登っています。それに関しては先生は見ていましたが年中さんくらいの子たちに関してはどれだけ高い木に登っていても、先生はまったく見ていません(笑)。預けている以上、常に親の自己責任の環境なんだなと感じます。園庭の真ん中には大きな砂場、そのまわりに敷き詰められている木のチップ。ふかふかで転んでも痛くないですし、いろんな公園でも木のチップがたくさん敷き詰められているのを見ました。お昼ごはん、「焚き火をしてみんなで囲んでピザを食べるよ」と言われたけれど息子は入っていかず、離れた場所でみんなの様子をチラチラ見ながらひとりでお砂クッキング。ずっと観察をしていました。すると先生が「ピザ焼けたから食べる?」と持ってきてくれました。このピザが本当においしくて感動、そして生パプリカと生キュウリのおいしさを知る。おかわりまでして、ここから息子は心を許し始めます。このパプリカとキュウリ、本当においしかったなぁ。これのおかげで生の野菜を日本に帰ってからも食べるようになりました。子どもの順応性ってすごいですね。幼稚園のお部屋の中も可愛い。そしてお昼寝は外で寝ていると聞いていたので、見てみたかったお昼寝の場所。レストランやカフェ、床屋でも外にベビーカーが出ていて、その中に赤ちゃんが寝ている光景を何度か見てはじめはびっくり。でも外の空気を吸って寝ることが健康とされていて、とても共感できるしおもしろくて可愛い光景でした。お庭を散策していると、「なんか誰かの泣き声が聞こえてくるねー」って行ってみたら、5歳くらいの男の子が芝草の上に座って、悲しそうな顔をしてひとりで座って泣いていました。そしたら息子が芝草を両手に持って、すごい笑顔で走ってその子に投げつけにいった。するとその泣いていた男の子は「何この子?」みたいな感じで笑顔になって、急にふたりで遊びだしました。その子は最後も笑顔で「バイバーイ!」ってドアの方まで来てくれて、デンマーク語でなにか言ってくれたけれど分からず……このふたりのやり取りを見ていて、仲良くなることに言葉も人種も年齢も関係ないなぁと改めて心が温かくなる光景でした。そしてこの芝草のクッションで埋めつくされた場所は、メディテーションができる、ひとりになれる場所なのだそうです。真似したいと思えるところがいっぱい、とても豊かな時間を過ごせました。ホームステイについてそして2週間お世話になったアパートを離れて、コペンハーゲンの首都からKogeという郊外へ。ホストファミリーのLeneとJesperがお迎えに来てくれて、車で向かっている途中から変わっていく景色。Kogeという町に着いたときからこんなところに住みたいと思いました。家に着くと可愛いベットメイキングが。そしてふたりの子どもたちが昔使っていたオモチャを出して迎え入れてくれました。そのオモチャも新品かのような状態で、ずっと大切にされてきたことを感じます。ふたりのお家はもう素敵が詰まっていました。結婚した当初から住んでいるお家だそうで何年か前に自分たちでフルリフォームしたらしく、その完璧ぶりにも驚きでした。そしてLeneとJesperはものすごく料理上手で、おいしすぎるごはんをフルコースで朝、昼、晩用意してくれました。そして息子にもまったく同じものを。もう毎度感動で、「うちはシェフがふたりだから♡」なんて言いながら準備してくれて、なんて素敵なんだと思いました。夜はロウソクを灯しながら毎晩一緒にワインを飲み、たくさん話しながらごはんを食べました。「毎日昼から飲んで、こんなおいしいごはんつくってるの?(笑)」と聞くと、「お客さんが来たときだけだよ!」となんだか安心しました(笑)。滞在中お天気にもずっと恵まれていて、お庭のテラスでランチをしたりも。もうずっと飲んでますね(笑)。これはデンマークの伝統料理、Frikadelle。もうおいしすぎてすべての料理、先に帰ってしまった旦那にも食べて欲しかったな。後日レシピを送ってくれたRene、ありがとう♡そしてJesperにベッタリの息子。お昼ごはんを待っている間は最高な芝生の上で寝転んだり、息子とキャッキャ走りまわりながらゆったりした時間を過ごしました。Leneがたくさん気を配ってくれて、いつだって息子と私を快適に過ごさせてくれ、なんだか天国にいるような気分でした。デンマークの芝生はなんでこんなに元気で気持ちがいいのだろう。気候と土ですかね。息子がぐずると、すぐにReneがおいしい甘いものを与えてくれました(笑)。たまにだからいいのよと。朝食の茹で卵、岩塩をかけてスプーンで食べるスタイル。おいしくて可愛くて、卵カップ買おうと思いました。食べて飲んでばかり……というわけでもなくてふたりは私たちをいろんなところに連れて行ってくれました。ここはSkovtarnetというところ。東京までの距離が8,750kmでした! 果てしなく遠い!高さ45mの森の中の展望台、タワーを登るスロープは、多様な生物が生息していて周囲の自然環境と調和する設計になっているそうです。息子はとっても楽しそうに登っていきましたが、途中で疲れてお昼寝。晩ごはんの残りでお昼のサンドイッチをつくってきてくれて、フォレストタワーの下で一緒にお昼ごはんを食べました。帰りにフォレストタワーのミニチュアを買ってくれてお土産に渡してくれました。今もリビングに飾っていますが、息子もたまにそれを持ってきて「ここ登ったねぇ」と言います。私が言ったことを真似しているのかどちらか分からずですが。世界遺産のStevns Klint。息子はお昼寝に入ったので、私はReneと母親トークをしました。すごく明るくてチャーミングで愛情深いReneを見ていると、そして娘や息子への想いを聞いていると、8年前に亡くした私の母と重ね合わせて思い出して泣いてしまいました。最初に会ったときから感じていましたが、私の母と雰囲気や考え方も似ていたのです。このときReneは私に「息子はデンマークへ一緒に来たことはまだ2歳で覚えていないかもしれない。でもあなたと一緒にいたことは覚えてるよ」と言ってくれました。今でもその言葉が響いています。そして最後に訪れた、またゆっくり行きたいと思った場所、Holmegaard Værk。古いガラス工場の敷地内にある北欧の新しい工芸とデザインの博物館。とっても素敵でした。この景色に何時間でもボーッとしたい気持ちになりました。最後にお土産を見ていると、息子が売り物の電車のミニカーを触っています。まわりがガラスの売りものばかりなので怖くなって、「触らないで!」と注意をしました。するとReneが「みんなきれいなもの、素敵なものを見ると触りたくなるでしょ。子どもも一緒だからいいのよ」と。何かやらかす前に止めてしまうクセみたいな、すぐダメと言ってしまうのはよくないなと思いました。毎晩、私のつたない英語でたくさんおしゃべりを楽しみました。それがなんとも心地よい時間で、デンマークの人たちはこういう時間をとっても大切にしているように感じました。「子育てで気をつけていたことは何?」と聞いてみました。すると目を見て対話する、とにかく対話する。子ども扱いしない、ごはんだって同じものを食べる。そして「デンマーク人はあまりNOと言わないのはなんで?」と聞くと、「信じているから」と止めないんだそうです。ここでも学びがたくさんありました。日本人は働きすぎであることについても話しました。デンマークでは出産後48週間の育児手当付き休暇を取得できるんだそうです。その48週間は両親で均等に分割されて、さらに母親は出産前に4週間の育児手当付き休暇を取得する権利があるそうです。ほぼ全員が取得するそう。でも日本は……知らない人も多いと思うのですが、日本の育児休暇制度は実は世界1位とされている。男女ともに原則1年取得することができる。でも男性の育休制度は世界1位の水準に限らず、実際の取得率は10%と低い状態です。デンマークの育児休暇は「してもいいよ」じゃなくて、「しなければいけない」「休まないといけない」義務だとふたりは言います。その話を聞いて思ったのは、決定的な違いは任意であること。日本も同じく義務化にしなければいけない。休んでも変わらないキャリアで働ける環境にしなければいけない。それは男女ともに。そして子育てに直接関わらない人たちも全員が休みを取ることをマストとする環境をつくらないといけないと思いました。実際に労働時間が短かい国は労働生産率が高く、女性も活躍しているという結果が出ているそうです。子育てをしている人、子育てに直接関わらない人、両者の労働環境全体を変えていかないと、と強く思います。たくさん甘えさせてもらったホームステイも終わりに近づいてきました。前日に手紙を書いていると泣いてしまいました。次に行く学校も楽しみでしたが、もっとここにいたい気持ちになってナイーブになっていました。ふたりに学校まで送ってもらいたくさんハグをして、また絶対に来るという気持ちとともに泣きながらバイバイしました。【後編②】では、一週間の学校&寮生活について綴ります。引き続き読んでいただけると嬉しいです。PROFILE村上 綾さんヘアメイクアップ アーティスト大阪生まれ。化粧品会社に入社後、ヘアメイクアシスタントを経て2010年に独立。現在、雑誌や広告、俳優やアーティストなどのヘアメイクを中心に幅広く活躍中。2歳男の子のママ。Instagram:@ayamurakami__
2025年01月08日成人年齢が18歳へ引き下げられてから、今年で3回目となる「成人の日」。新成人(2025年1月1日現在、18歳に達している人)の推計は109万人で、過去最少だった昨年より3万人増えたとのこと。それでも、新成人のおおよその親世代である第二次ベビーブーム世代からは約半減しています(1995年の新成人は209万人)。親世代そのものが減少しているので、新成人、つまり出生数が増えていくということはなかなか難しいということが、少子化が加速している実態でもあります。一方、例年、9月の「敬老の日」を機に、高齢社会の実態が浮き彫りになります。2024年の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は、29.3%と過去最高になりました。75歳以上の後期高齢者も16.8%、80歳以上でも10.4%であり、日本の高齢化率は世界200の国・地域中で最高です。2025年は、年あたり270万人もいると言われている「団塊の世代」が全員75歳以上の後期高齢者になることもあり、今後、ますます高齢化率も上昇。2040年には34%程度まで上がると予想されています。対して、15歳未満人口は11.2%。年々下げ止まりができない出生率かつて、第二次安倍政権以降、出生率の目標を「1.8」としていましたが、最後に1.8になったのは、1984年。以後は、1.8を超えることは一度もなく、2023年は過去最低の1.20でした。出生数も、72.7万人と過去最少でしたが、2024年はさらに下回り、69万人と、70万人を割り込むと予想されています。2020年の国政調査では、70万人を切るのは2030年代後半と予測していたため、少子化は予測を上まわるペースで進んでいるということになります。出生数が100万人を切った2016年以降、9年を経過し、生まれてくる子どもの数は約3割も減っているのです。出生数が低下し、寿命が伸びれば、ますます、「少子高齢社会」の実態は顕著になっていきます。これからより顕著になる社会の課題少子高齢社会となって何が困るかといえば、15〜65歳の生産年齢人口※の減少による人手不足、消費や生産の減少による経済力の低下、人口増を前提とした社会保障制度の行き詰まりにより、年金受給や医療サービスの低下など、国力や生活に直結する課題が挙げられます。これらはすでに看過できない状況となっていることも事実です。特に社会保障制度については、現役世代の負担により現在の受給者を支えるシステムであるため、すでに減少している現役世代の負担を増やし、受給を減らすことで制度を維持していますが、これが「老後の不安」に結びつき、消費の抑制や、非婚化、少子化の原因となっていると考えられています。課題解決に必要なこととは?これらの課題を解決していくには、発想を転換しながら、さまざまな方策をおこなっていかなければなりません。例えば、社会保障制度については、本来、人口減を前提とした制度への転換を図る必要があります。長く議論はされているものの、実行には至っていません。経済力についても、労働生産性を高めるさまざまな方策や、規制、過剰な慣行などを排除することにより、徹底した効率化を進め、人手不足の解消などを図っていく努力が今も行われていますが、まだまだ余地はあると考えられています。また子どもの数に応じて、教員の配置が決められていることから、少子化では教員の数も減らされますが、「個別最適な学び」のために、教員の加配もかなり行われるようになりました。しかしながら、どのような「個別最適な学び」を行うか、その中身が重要であり、子どもが少なくなっている今だからこそ、それぞれの子どもの持っている力を最大限に生かすことのできるような教育に転換し、「人造りは国造り」という教育を今こそ現実のものとすることも、少子化時代だからこその政策ともいえます。ところで、冒頭、新成人のことに触れましたが、成人年齢を18歳に引き下げたものの、かつて成人式と言われていた式典は「二十歳の集い」と名称を変えながらも、今もほとんどの自治体で20歳を対象に、お祝い会が開かれています。※生産年齢人口・・・社会の生産活動を中心となって支える、15〜64歳の人口。文/政治ジャーナリスト 細川珠生政治ジャーナリスト 細川珠生聖心女子大学大学院文学研究科修了、人間科学修士(教育研究領域)。20代よりフリーランスのジャーナリストとして政治、教育、地方自治、エネルギーなどを取材。一男を育てながら、品川区教育委員会委員、千葉工業大学理事、三井住友建設(株)社外取締役などを歴任。現在は、内閣府男女共同参画会議議員、新しい地方経済・生活環境創生有識者会議委員、原子力発電環境整備機構評議員などを務める。Podcast「細川珠生の気になる珠手箱」に出演中。
2025年01月08日子どもたちが幼かった頃は全員が早起きで平日休日関係なく5時台には起きており、連日寝不足な私にのしかかって起こしてくれておりました(笑)あれから数年。現在では起きる時間にも差が出てくるようになりました。習い事などもなく、特に早起きの必要もなかった今年の連休。みんなそれぞれバラバラに起きてきて…おもち大好き家族なので、元旦~冬休み後半にかけて毎年もちを食べまくります。まず、第一陣の弟トリオにもちを焼いてそれぞれ好みの味付けで提供。私も一緒に座って食べます。…で、食べ終わったくらいのタイミングで第二陣の長男が起床。(夫も、前日の仕事具合でバラツキがありますが大体長男と同じくらいに起きていました)「できれば弟たちと一緒に起きてくれたらいっぺんに片付くのに…」と思いつつ、長男にも一からもちを焼いて、せっかくなのでと私も着席して一緒に食べます。いっぺんに作って置いておけるおにぎりなどとは違い、もちはその都度焼く必要があるのでなかなか大変。(しかもひとりひとり食べる量も多いので、陣ごとに複数回焼き続けないといけない)そして最後は…第三陣の長女にも一からもちを焼いて、これまたせっかくなのでと一緒に食べます。(↑なるべく食卓で一人にならないように)全員がそれぞれに微妙な時間差で起きてくるので、3時間ぶっ通しでもちを焼き続けるような毎日でした。その後怒涛の片付けと怒涛の洗濯。朝の家事をひと通り終わらせる頃には…即・昼!さっき朝ごはんが終わったところなのに!作り置きの副菜+再びもち。ひたすらもちを焼いて焼いて焼いて焼いて焼いて、焼いて焼いて焼いて焼いて焼いて焼きまくる生活。そしてその都度私自身も食べ続けているような状態で、1回の量は少量でも、トータルで見ると相当な量を食べていたと思います。…結果、現在私の腹にはそれはそれは立派な「鏡もち」が。「つきたてのおもちや~!!」と下の子たちに揶揄されながらタプタプされる生活を今も続けております(笑)
2025年01月08日親友の子どもと自分の子どもが同い年だったら「私たちみたいに子どもたちも親友になったら素敵!」と思いますよね。しかし、現実は違うようで……?今回は「親友の子と自分の子が仲良くなるとは限らないと思った話」をご紹介します。私たちみたいな親友に▽ 「子ども同士も親友になってほしい」という思いはわかりますが、暴力をふるってくるような子とは距離を置きたいのが本音ですよね……。親友は優しそうな人なのに、子どもは乱暴に育ってしまったのが不思議でなりません……。(体験者:40代女性・主婦/回答時期:2024年10月)※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。
2025年01月08日発達障害グレーゾーンの子ども、学校での支援や配慮はどうなる?発達障害のグレーゾーンとは、定型発達と発達障害の間の境界領域を指すときに使われます。明確な定義はありませんが、医学的な診断基準は満たさないものの発達障害のいくつかの特性がみられ、その特性により日常に困難がある場合使われることがある言葉です。子どもが学校で困りごとがあるけれど、発達障害の診断がない、または「グレーゾーン」と言われている場合、不安や疑問を感じる保護者は少なくありません。「診断がなくても、支援を受けられるのか」「どこまでお願いして良いものなのか」などと悩む人も多いのではないでしょうか。発達ナビのQ&Aコーナーでも、以下のような声が寄せられています。小学4年の自閉症グレーゾーンの息子がいます。今まで普通級でみんなと同じようにやれてきています。でも、やはりしんどい部分はあるようで、家では荒れたりしています。今まで何とかやってこれましたが、次は高学年なので、ますますしんどくなるのでは、と思っています。今回はそのような発達障害グレーゾーンのときの学校との連携について、鳥取大学大学院教授で発達障害を専門とする井上雅彦先生にお伺いしました。発達障害グレーゾーンのとき、学校で合理的配慮を受けられる?A:特に「診断がない場合」にどのような配慮や支援を受けられるかは、お子さんの状態や困りごとだけでなく、学校の環境や人員によっても変わってきます。合理的配慮については、合理的配慮が定められている「障害者差別解消法」の中では「障害のある人」を対象としています。合理的配慮は、障害のある人が障害のない人と平等に人権を享受し行使できるよう、一人ひとりの特徴や場面に応じて発生する障害・困難さを取り除くための、個別の調整や変更のことです。法律上、合理的配慮の対象者に診断書の提示は必須とされていませんが、実務上は診断書や障害者手帳等の提示を求められることがあります。そのため、医学的な診断がなく「障害のある人」に該当しない場合には、合理的配慮としての調整が難しいこともあるかもしれません。例えば、「入試の解答時間を延長してほしい」など、入学や進路に大きく影響するような場合や学校の負担が大きい場合などには、診断書や医師など専門家の意見書、検査の結果が必要なこともあります。本人が何に困っていて、どのような支援が必要なのかを客観的に示したほうが、配慮を受けやすくなることもあるでしょう。一方で、お子さんが学校で困っていることがある場合には、診断がなくとも学校への相談は可能で、状況に応じて配慮や支援を受けられる場合もあります。例えば、学校や教室の状況にもよりますが、日々の学校生活の中で先生の負担が比較的小さい範囲でできる支援もあるかと思います。・座席を前のほうにしてほしい・授業の予定変更がある場合や教科書の何ページを開くかなど、口頭指示だけでなく黒板にも書いてほしいなどこのような支援は、診断がなければ相談できないことはなく、診断の有無にかかわらず、先生と相談していくと良いでしょう。保護者の中には、学校へ支援や配慮の相談をすることに不安を感じる人もいるかもしれません。まずは連絡帳に書いて先生へお伝えし何度かやりとりをした後に、対面で相談の機会を設けるという方法も1つの選択肢です。また担任だけでなく特別支援教育コーディネーターや養護教諭など、保護者自身が相談しやすい方を窓口にするのも良いと思います。Upload By 発達障害のキホンまとめ:さまざまな合理的配慮の例を参考にしてみよう保護者が合理的配慮のいろいろな事例を知ることも、わが子に合う支援を見つけていくことに役立つかもしれません。内閣府が合理的配慮の例をインターネット上で公開しているので、参考にしてみても良いでしょう。◇参考:合理的配慮等具体例データ集合理的配慮サーチ|内閣府(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年01月08日道東・釧路で小学生~高校生向け学習塾を13校展開する、株式会社学習塾あすなろ会(本部:北海道釧路市、代表取締役:種村 寿人、以下 あすなろ会)は、帯広市に初となる学習塾あすなろ会 帯広西教室を、2025年1月12日(日)に開校いたします。校舎外観(1)■あすなろ会とはあすなろ会は、生徒の学力だけでなく、人間力を向上させることを目指し、49年間生徒と共に成長してまいりました。50周年を迎える2025年に新しく帯広市で開校し、「毎日通いたくなる塾」をテーマに、「生徒が楽しめる授業」「生徒自ら学べる空間」「生徒・講師間のコミュニケーションを通じた人間力の育成」をご提供いたします。あすなろ会は49年の塾運営を通じて、家庭でも学校でもない、「塾という立場だからこそできる生徒たちとのコミュニケーションがあり、それが彼らの人間としての成長を促すことができる」と気づくことができました。生徒たちの人間としての成長のサポートができれば、より多くの地域にも貢献できると考え、今回の帯広への新規開校を決意いたしました。■入会キャンペーンについて【特典1:無料体験授業イベント「ZEROスタ」】開校を記念いたしまして、1月12日(日)~3月22日(土)の期間で無料体験授業イベント「ZEROスタ」を実施いたします。<「ZEROスタ」とは?>『ZEROからスタートできる0円スタディ企画』で、小学1年生~中学2年生を対象に、それぞれの学年に合わせた体験授業を無料で受講できます。期間中は・中学1・2年生は「学年末テスト対策+次年度準備授業」を週340分・小学6年生は、「新中1英数先取授業」を週80分・小学1年生~5年生は、速読や国語・算数の個別授業のうち、ご希望のものを週80分を受講することができます。自習室も自由に使うことができますので、この機会にぜひ一度ご利用ください。【特典2:ZEROスタ参加で、春期講習会を実質無料で受講可能!】ZEROスタに参加いただいた方は、春期講習会(税込3,000円)を実質無料で受講いただけます。【特典3:ZEROスタ参加+継続入会で成績保証!】ZEROスタに参加いただき、その後継続してご入会いただいたお客様に、下記成績保証をいたします。・新中2・3生:入会後、初回の定期テストで順位が下がってしまったら、1か月授業料無料・新中1生 :入会後、初回の定期テストで学校平均点を下回ったら1か月授業料無料※参加を希望の方は以下よりお問い合わせください・TEL: 0155-65-4900・WEB: ■帯広西教室の特徴【「専任講師」による授業】一斉授業、個別授業問わず、全ての授業を専任講師が教えます。バイト講師は一人もいないため、社会・理科を含めた全ての科目で高い質の授業をご提供し、お子様をサポートできます。また、授業中や自習のときにわからないところがあったときにも、即座に対応することができます。【塾生に対して「定期テスト対策補講」を無料実施】当塾に通っていただいている生徒様に対し、学校の定期テスト前に無料で追加の補講授業を実施しております。定期テストにしっかりと対策をすることで、テストの点数向上はもちろん、知識の定着を図ることができます。この補講を、当塾は塾生に対して無料で実施いたします。【生徒の学力はもちろん人間力も育む】当塾は「一斉授業」「個別授業」「映像授業」の3つの授業を組み合わせていることが特徴です。「一斉授業」で生徒の勉強へのモチベーションを高め、「個別授業」で生徒の問題発見力や計画性を、「映像授業」で自主性を養います。生徒の学力だけでなく、人間力も育みます。【「生徒自ら学べる」自習室を完備】自習室は、校舎が開いている時間は常に使用可能となっております。「生徒自ら学べる空間」として毎日利用してくれる生徒様もおり、そういった生徒様ほど大きく成績が伸びる傾向があります。自習室教室(1)■帯広西教室 概要塾名 : 学習塾あすなろ会 帯広西教室所在地 : 北海道帯広市西20条南3丁目29 2F開校日 : 火~土曜日(1月12日(日)~3月22日(土)は日・月・火・土曜日に開校)営業時間 : 14:00~22:00TEL : 0155-65-4900Instagram: ■会社概要商号 : 株式会社学習塾あすなろ会代表者 : 代表取締役 種村 寿人所在地 : 〒085-0821 北海道釧路市鶴ヶ岱3-3-24URL : 設立 : 1976年10月資本金 : 1,000万円事業内容: ・学習塾の運営・小学生、中学生、高校生向けの学習指導、テキスト・テストの作成・東進衛星予備校、看護公務員予備校の運営【帯広西教室へのご入会・体験授業に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社学習塾あすなろ会 帯広西教室TEL:0155-65-4900 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年01月07日信頼していた人に裏切られたり騙されたりすると、ショックが大きいものですよね……。ということで今回は、信頼していた「仲良しのママ友」に騙され、仕返しした話を紹介します。夫婦仲のよさに嫉妬したママ友がやらかしたこととは…?「5歳の息子の通う保育園つながりでできたママ友のTさん。姉御肌で頼りがいがあり、普段からいろいろなことをTさんに相談していました。そんなある日、Tさんから『お宅の旦那さん、職場の後輩と浮気してるかもよ』『この前、2人が手をつないで歩いているのを見ちゃったの』と言われ、頭が真っ白に……。旦那に浮気を問いただすと『そんなわけないだろ!』と怒っていましたが、旦那に不信感がつのり、旦那との仲は険悪になり、離婚が頭をよぎりました。ただ浮気の決定的な証拠はなく、また夫も浮気をするようなタイプではないので、念のため探偵を雇ってみましたが……やっぱり浮気の証拠は出てこなくて……。そんなある日、Tさんが他のママ友と『〇さん(私)ってバカよね~』『〇さんの旦那が浮気したって言ったら、信じたのよ~』と笑いながら話しているのを聞いてしまいました。どうやら、自分の旦那とうまくいっていないTさんが、夫婦仲がいい私たちに嫉妬して、夫の浮気をでっち上げたようなんです……。最悪ですよね。そこで私はTさんの旦那にTさんがやったことをバラしてやりました。その後、Tさん夫婦は離婚したようです」(体験者:30代女性・会社員/回答時期:2024年10月)▽ もし旦那さんが「浮気の濡れ衣を着せられたまま」だったらと思うとゾッとしますね。※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。
2025年01月07日小学校入学までにやっておくべきことは?わが家の入学準備Upload By プクティわが家が一番初めに行った小学校の入学準備は、勉強の習慣をつけることでした。小学校に入ると、座って学習する時間が多くなり、宿題も出るようになります。ASD(自閉スペクトラム症)の傾向があると言われていて、新しい環境に慣れることに時間がかかるわが家の長男。幼稚園に入園したばかりの時は、毎日大泣き大暴れで大変でした。その記憶が脳裏によみがえった私は、小学校入学前に少しでも慣れておこう……!と、まずは自宅で机に向かう習慣をつけることにしました。Upload By プクティわが家が取り入れた勉強は、ひらがな練習と算数(そろばん)の2つです。当時通っていた児童発達支援施設でも、文字や数字については教えてもらっており、理解の土台ができているところからのスタートだったのでありがたかったです。長男はテレビゲームが大好きだったので、勉強が終わったらテレビゲームができるという決まりにしました。最初は促されてしぶしぶやる……という感じでしたが、繰り返すうちに段々と習慣化され、最終的には親に言われるまでもなく、朝起きたらまず勉強するという姿勢が見られるようになりました。生活リズムを小学校モードに!早寝早起きを始めるUpload By プクティそして次に行ったのが、生活のリズムを変えることでした。当時、長男は保育園に通っていましたが、朝はそれほど早く行く必要はなかったので、ゆっくり起きても登園の準備を整える時間は十分にありました。しかし、小学校に入学すると、それまでと同じ時間に起きていたのでは登校時間に間に合わないため、早起きする必要がありました。そこで、入学する数か月前から夜9時までには必ず寝て、朝は7時には必ず起きるという早寝早起きのリズムをつくるよう心掛けることにしました。長男は元々体力があるほうで、睡眠にも困り事がなかったので、寝るのも起きるのも苦労せず、すんなりとリズムに慣れることができました。ありがたかった小学校の配慮。入学式は予行練習でスムーズにUpload By プクティそしてありがたかったのが、小学校側が入学式の予行練習を提案してくれたことでした。長男は初めての場所や集団にはなかなか入ることができないので、予行練習で会場の下見ができ、通る道や座る席を確認できたことで、入学式当日は嫌がらず式に参加することができました。入学準備の大切さを実感した1年。スモールステップで自信を育んでUpload By プクティこのように、就学前に家庭でできることに取り組み、前もって準備をしておいたことで、長男は小学校へ入学してからは特に問題もなく、学校生活に慣れることができたように思います。また、特別支援学級へ就学したことで、入学前から小学校とスムーズな連携が可能になり、入学式の予行練習などの配慮をしていただけたのかなと感じました。これからお子さんが小学校に入学される方は、たくさんの不安があると思いますが、ご家庭でできることから少しずつ、スモールステップで自信をつけて、学校ともうまく連携しながら、お子さんが楽しい小学校生活を送れるように願っています。執筆/プクティ(監修:新美先生より)小学校入学に向けて行った準備について詳しく教えて下さりありがとうございます。遊びが中心で自由時間も多い保育園・幼稚園の生活から、時間で区切られて机に向かう時間の多い小学校とでは、環境変化の大きさのインパクトがものすごいです。ASD(自閉スペクトラム症)の傾向がある場合、環境に慣れるのに時間がかかるお子さんが多く、この大きな環境変化に向けては、準備がとても重要になります。プクティさんは、入学前から、おうちで座って学習する時間を設けたり、就寝・起床の時間を早めに学校の時間に合わせていったりされたのですね。これはとても良い取り組みですね。もちろん、どのお子さんもすんなり納得してこのように準備できるわけではないかもしれませんが、取り組めるところから徐々に生活を変化させていくのは、いきなり一度になにもかも替わってしまうよりゆとりがあっていいですね。参考にさせていただきたいところです。また、入学前に学校の環境や雰囲気に慣れるように、可能な範囲で見学・体験をしたり、初日のスタートがスムーズにいくように、入学式の下見・予行練習などをしておくというのもとても大切です。また、園生活と学校で変わること(たくさんありすぎるのですが)は、具体的に書きだして説明しておくとか、ルールや生活についてのマニュアルをつくるといったことも、環境変化の戸惑いを減らすのに役に立つでしょう。大きな環境変化に向けて、スモールステップでできるところから準備して行くのはとてもお勧めです。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年01月07日■ 新年度を迎える親御さん必見!2025年1月6日、新発売のKapapa School(かっぱっぱスクール)「ランドセル対応でパッと着られる通学用レインポンチョ」が、クラウドファンディングで本日先行販売を開始します。代表の和田美香が、自らの体験をもとに開発したこのアイテムは、保育士とママ目線で開発した、子どもの通学を快適にサポートする新しい雨具。小学生の親御さんやその祖父母、さらに子どもの日常を支える企業やメディアに向けて、このプロジェクトへの応援を呼びかけています。■ 雨の日の通学をもっと安心に小学生のお子さんの通学時に、「ランドセルがぬれてしまう」「レインコートを1人でうまく着られない」「すぐにサイズアウトしてしまう」といった不安を抱えた経験はありませんか?この「ランドセル対応 通学用レインポンチョ」は、以下の特徴でこうしたお悩みを解消するために開発されました。・収納ポーチとのセット使いで着脱簡単・ランドセル対応・成長しても長く着られる■ 専用の収納ポーチを使えば持ち運びの問題もすっきり解消!ランドセルやリュックの上に取り付けられる収納ポーチで持ち運びの問題もすっきり解消!・パッと出せて着られる◎・簡単にしまえる◎・置き場所に困らない◎■ 新サイズ&新機能でさらに着やすく「Kapapa School」の新しいレインポンチョには、小学生の通学をサポートするために、さまざまな工夫を追加!お子様が自分で着脱できるだけでなく、ママが安心して送り出せるよう、細部まで配慮してます。・パッと着られる!年中~小学校低学年向けSサイズが新登場・パッと留められる前あきデザイン!ボタンと面ファスナーを交互に配置他にもぬれない工夫がいっぱい!・視界を確保する帽子ポケット付きフード・サイズ調整可能なフード・指通しゴム&手首ボタンで、手首にフィットし安全性にも配慮■ 開発のきっかけと代表者の想い代表の和田美香は、自らの子どもが雨の日の通学でぬれてしまうのを目の当たりにし、「親として、保育士としても、子ども達を守りたい」という想いを込めて本製品を開発しました。Kapapa(かっぱっぱ)は「カッパがパッと出せて、パッと着られる!」というコンセプトで展開しているブランドです。親御さんが「お子様を安心して送り出せる」という思いのもと、多くの試行錯誤を重ね完成させたアイテムです。メディアから発明ママとして注目され、民法5局とNHKからの取材多数。(【テレビ東京】WBS 「トレンドたまご」【NHK】おはよう日本「まちかど情報室」、【日テレ】ヒルナンデス!など)■ 新たな取り組み~サステナブルな未来を目指して~HOLUDONA株式会社では、持続可能な社会を目指し、以下のリターン&リユースプロジェクトを開始いたします。・ポンチョのリユース:サイズアウトや不要になったポンチョを専用の返却システムで回収。クリーニングにより撥水効果を回復し、清潔な状態に仕上げます。・再販売・再利用:回収されたポンチョは品質保証されたリユースポンチョとして販売されるほか、災害備蓄用として地域の子供関連施設や団体に寄贈予定。災害時の子供たちの安全を守る重要な備えとなります。・エコバッグへ:リユースされたポンチョの生地を用いて製作した袋を寄贈時に使用。この袋は災害時にエコバッグとして活用可能。製作は地域のママさんに委託し地域社会への貢献を目指します。■ こんな方におすすめ・雨の日でも安心して子供を送り出したい親御さん・小学生のお孫さんを持つ祖父母の方・小学校の入学お祝いを探している方・子供の通学を安全にサポートしたいと願うすべての方■ メディアや企業へのメッセージ本プロジェクトは、個人のご支援だけでなく、子供の通学環境向上に貢献したい企業様からの応援も募集しています。ご支援いただいた企業様には、弊社ウェブサイトにバナーや企業名(URL付き)を掲載するリターンをご用意。詳細はクラウドファンディングページをご覧ください。■ クラウドファンディング概要プロジェクト名: 小学生も安心して送り出せる!ランドセル対応でパッと着られる通学用レインポンチョ期間:2025年1月6日20時開始〜1月30日までURL: →「もうすぐ公開」にて、概要ページ公開中。<You Tube>商品: 代表: <概要>・パッと出せて、着られる!保育士とママ目線で開発されたランドセル対応レインポンチョの新ライン・入学前から安心して備えられる!年中~小学校低学年まで対応の待望のSサイズが新登場・お子様一人でカンタン着脱♪ボタンと面ファスナーを交互に配置した前あきデザインで着やすさも向上!■ リターン内容<Kapapa School>・レインポンチョ(ライムorピンク) Sサイズ 1着販売予定価格6,820円、先行割引5%OFF 6,479円・レインポンチョ(ライムorピンク) Mサイズ 1着販売予定価格7,040円、先行割引5%OFF 6,688円・レインポンチョ(ライムorピンク) Sサイズ 1着 & 収納ポーチ 1個のセット販売予定価格8,140円、先行割引5%OFF 7,733円・レインポンチョ(ライムorピンク) Mサイズ 1着 & 収納ポーチ 1個のセット販売予定価格8,360円、5%OFF 7,942・レインポンチョ(ライムorピンク)Sサイズ1着+ Mサイズ 1着 & 収納ポーチ 1個のセット販売予定価格15,180円、セット割10%OFF 13,662円収納ポーチ(吸水布付) 1個(ネイビー・ピンク・ベージュ)の3色から選択販売予定価格2,860円、先行販売5%OFF 2,717円<応援コース>・心を込めたお礼のメッセージ 1,000円・HPにお名前や企業名を掲載(リンク貼付可)5,000円オプション/リンク貼付け※掲載期間1年間 有効期限:2025年4月〜2026年3月・HPにバナー掲載(リンク貼付)10,000円※掲載期間1年間有効期限:2025年4月~2026年3月 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年01月06日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで一人息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です!突然ですが、私が最近始めたこと。それは……。「投資で資産運用」です!しっかりと投資について勉強をし始めてからというもの、お金に対する考え方や扱い方も変わりました。そのため、もっと早く投資について知り始めておけば、シンプルにその年数分、資産が増えただけではなく、より上手にお金を扱うこともできただろうになぁ、と残念に思います。当然ながら過去に戻ることはできません。でも、私には一人息子のフリッツ君がいます!自分の人生をやり直すことはできないですが、代わりに、私が早くから知りたかったことを息子に早くから教えてあげることは可能です。そのきっかけは、2024年の2月、フリッツ君のお誕生日のことでした。やっぱり何かについて学ぶなら、実践が一番! 私は家にあったかわいい空き箱に「ママバンク」と書いた紙を貼った、簡単な貯金箱を作りました。銀行預金、金利、複利……なるべく難しい言葉は使わないようにしながら説明してみました。すると……。「ぜんぜん分からん」とのこと。そりゃそうですよね(笑)。しかし先ほども書いた通り、大切なのは実践です! とにかく「月利1%のママバンクに貯金」をスタートすることに。すると、フリッツ君は少なくとも「自分のお金を使わず、ここに入れておけば増える」ということを理解してくれたようです!%の計算などを理解するのは当然まだまだ先ですから、ざっくりと分かってくれれば十分です!そして後日のこと。実際のところ、フリッツ君にはまだおやつを自分で買うような機会はありませんが、お勉強のために「お金を使う? 貯金する?」と聞いてみました。すると、「貯金する」との答えが! その理由も、しっかりと私の説明を復唱してくれました!親子でそれぞれの貯金を眺める日々(笑)。フリッツ君にはこの調子で、将来のためにしっかりと資産運用について学んでほしいです。もちろん、お金をためて増やしてばかりでドケチな子になるのも大変ですから、もう少ししたら「人生を豊かにするための上手なお金の使い方」についてもしっかりと教えていきたいと思っています!
2025年01月06日「叱らないと、しつけにならない」いま子育て中の私の世代のみなさんのなかには、そうやって厳しく育てられてきた人も多いのではないでしょうか。でもいま、親として子どもと向き合うなかで、「この方法でいいのだろうか」「私のやり方は間違っていないかな」と不安になることもありますよね。そんな思いを誰かに話したくても、なかなか難しいのが現状です。核家族化が進み、親世代に相談することも簡単ではありません。また少子化の影響で、近所で子育てを学び合える機会も減ってきました。厚生労働省の調査でも、こうした状況のなかで多くの親が孤立感や不安を抱えていると指摘されています。1980年代、アメリカの研究者たちは「マルトリートメント(Child maltreatment、マルトリ)」という概念を提唱し、私たちが「しつけ」だと思っている行動のなかに、じつは子どもの成長に深刻な影響を及ぼすものが潜んでいる可能性を指摘しました。日本語では「不適切な養育」と訳され、徐々に知られるようになってきました。以来、研究が重ねられ、「マルトリートメント」が子どもの脳に与える悪影響が次々と明らかになってきています。この記事では、その研究から見えてきた新たな発見と、より自然な親子関係を築くためのヒントをご紹介します。マルトリ=不適切な養育知っておきたい子育ての落とし穴虐待などによる痛ましいニュースを目にするたび、多くの親が心を痛めているはずです。しかし、「自分は虐待とは無縁」と思っていても、何気ない日頃の関わり方が子どもの健全な発達を妨げているかもしれません。厚生労働省の「子ども虐待の援助に関する基本事項」では、マルトリートメントは身体的、性的、心理的虐待およびネグレクトを含む概念として位置づけられています。重要なのは、必ずしも虐待のような極端な行為だけを指すわけではないという点です。まずは下のチェック項目で、当てはまるものがないか見てみましょう【親のマルトリチェックリスト20】【言葉に関すること】□ 「お兄ちゃんはできるのに」などきょうだいや他の子と比較する□ 「どうせあなたは…」など否定的な言葉を繰り返す□ イライラして大声で怒鳴ってしまう□ 子どもの意見を最後まで聞かない□ 子どもの外見や体型について否定的なコメントをする【体に関すること】□ 「これくらいなら」と頭や尻を叩く□ 「言葉で言ってもわからないから」と体罰をする□ 「残すな」と言って、泣いても無理やり食べさせる□ 熱があっても「大丈夫でしょ」と通園・通学させる□ お風呂や着替えなど、清潔な環境を保てない【生活に関すること】□ 朝から晩まで仕事で、「おはよう」「おやすみ」も言えない□ 「ちょっとだけ」と言って、子どもを家に置いて出かける□ 「面倒だから」とインスタント食品ばかり食べさせる□ 子どものスケジュールや生活リズムを無視し、深夜まで起きさせる□ 子どもの私物や大切にしているものを勝手に捨てる【性に関すること】□ 嫌がっているのに、一緒にお風呂に入ることを強要する□ 子どもの体を必要以上に触ったり、からかったりする□ アダルトな内容の動画や雑誌を子どもの目につくところに置く□ プライバシーを尊重せず、子どもの部屋や手紙、日記を勝手に見る□ 「女の子だから家事手伝いしなさい」など、性別で制限するこれらの行動は、些細な出来事に思える方もいるかもしれません。しかし、知らず知らずのうちに子どもの心に刻まれていく小さな傷が、取り返しのつかない影響を及ぼすこともあるかもしれません。マルトリによる子どもの脳への影響前章のチェックリストに示したような親の不適切な発言や行動は、子どもの脳を傷つける危険性があることが、最新の研究でわかっています。福井大学子どものこころの発達研究センター発達支援研究部門の友田明美氏はこう指摘します。「マルトリ」が、発達段階にある子どもの脳に大きなストレスを与え、実際に変形させている。(中略)子どもの脳は、日々、子どもに何気なくかけている言葉、取っている行動が過度なストレスとなり、知らず知らずのうちに、子どもの心(脳)を傷つけてしまうことがある。(引用元:J-STAGE|マルトリートメント(マルトリ)が脳に与える影響と回復へのアプローチ)友田氏の研究によると、日常的な「不適切な養育」を受けた人の脳には、明確な変形が確認されているといいます。たとえば、叩くなどの体罰を受け続けると、考えることや感情をコントロールする前頭前野が萎縮してしまう可能性があります。また言葉の暴力は、音声を処理する聴覚野の形を変えてしまうことも。さらに、怒鳴られるなどの恐怖や不安といった強いストレスは、感情の記憶を担う扁桃体を変形させることが報告されています。さらに友田氏は「子どもの学習意欲の低下を招いたり、引きこもりになったり、大人になってからも精神疾患を引き起こしたりする可能性がある。」と指摘しています。私たち大人が「しつけのため」と思って行っている行為が、子どもの脳に大きな負担をかけ、子どもの将来にまで影響を及ぼしてしまうのです。気づきにくい変化、子どもの心のなかで起きていることこうした日々の不適切な大人の態度は、一見してわかるような大きな変化ではなく、静かに子どもの心を蝕んでいきます。そのため、周りの大人たちにはなかなか気づきにくいものです。マルトリの子どもへの主な影響を以下にまとめました。自尊心の低下「自分はダメな子なんだ」という思いが心の奥底に根付いていくと、新しいことに挑戦する勇気が削がれ、自分を信じる力が弱まっていきます。それは、子どもの可能性の芽を、知らず知らずのうちに摘んでしまうことにもなりかねません。不安とストレス子どもは常に大人の機嫌を伺うようになります。「また叱られるかもしれない」という不安が、本来もっている好奇心や冒険心を抑え込んでしまうのです。子どもらしい自由な発想や行動が減っていくことは、成長の機会を失うことにもつながります。感情表現の困難「言ったら怒られる」「言わない方が安全」と学習した子どもは、次第に自分の感情を抑え込むようになります。喜びも、悲しみも、怒りも、すべての感情を適切に表現し、受け止められる経験は、健全な心の発達に欠かせないものです。子どもの健やかな成長を支えるために、私たち大人には日々の小さな気づきが大切です。元気のなさや突然の反抗的な態度は、子どもからのメッセージかもしれません。子どもの様子に変化を感じたとき、それは普段の関わり方を見つめ直すきっかけとなります。子どもの心の声に耳を傾け、その思いを理解しようとする姿勢を大切にすることで、よりよい親子関係を築いていくことができるのです。マルトリを防ぐために、わたしたちができること子育てのなかで感じる不安やストレスは、誰もが経験するものです。完璧な親などいません。むしろ、子どもと一緒に成長していく過程こそが子育ての本質なのかもしれません。そこで、よりよい親子関係を築くためのポイントをご紹介します。1. 日頃から子どもへの言動を意識する日々の何気ない言葉が、子どもの心を育みます。「そうだね」「〜だったんだね」と子どもの言葉を受け止めたり、「お片付けができたね」と具体的な行動を認めたりすることで、子どもは自分の存在を肯定的に感じることができます。否定的な言葉や一方的な指示は控えめにし、子どもの思いに耳を傾ける時間を大切にしましょう。2. 感情的になったら、クールダウンイライラや怒りを感じたとき、まずは一呼吸置きましょう。子どもに危険がなければ、その場から少し離れて深呼吸をする、窓の外を眺める、お水を飲むなど、自分なりのリセット方法を見つけることが大切です。気持ちが落ち着いてから向き合うことで、より穏やかな対応ができるようになります。3. 子育ての輪を広げる子どもの成長には、様々な発達段階があります。自己主張が強くなる時期も、甘えが強くなる時期も、反抗的になる時期も、すべては成長の過程です。それぞれの段階で、子どもは新しい力を身につけ、感情をコントロールする方法を学んでいきます。ひとりで抱え込まず、保育園や幼稚園の先生、地域の子育て支援センター、同じ年頃の子をもつ親同士など、周りの支えを借りることも大切です。時には一時保育を利用して自分時間をつくり、心にゆとりをもつことで、より豊かな親子関係を築くことができます。***温かな眼差しと、安心できる環境こそが、子どもの健やかな成長を支える土台となります。できることを少しずつ始めていきましょう。完璧な親など存在しません。でも、よりよい親子関係を築こうとする姿勢そのものが、子どもの成長を支える大切な要素となるのです。一日一日の小さな変化が、きっと明日への大きな一歩となります。穏やかで温かな子育ての道を、一緒に歩んでいきましょう。(参考)厚生労働省|子育て世代にかかる家庭への支援に関する調査研究 報告書J-STAGE|マルトリートメント(マルトリ)が脳に与える影響と回復へのアプローチたまひよ|子どもの成長を妨げる「マルトリートメント(不適切な養育)」とは?
2025年01月06日こんにちはモンズースーです。今回は小学生に身近なものの言葉の由来についてのお話です。■黒板は緑なのになぜ「黒板」なのか?「黒板は緑なのになんで黒板なの? 昔は黒かったの?」というようなことを長男から聞かれました。言われてみると、カフェのメニューなど一部では黒い黒板もたまに見ますが、学校など多くの場所で使われている黒板は緑なので、「黒板」というより「緑板」です。昔の黒板は文字通り黒かったんですね。緑の黒板は、昭和になってから、材料が手に入りづらくなったことや、緑の方が見やすいという理由から使われるようになったそうです。■筆箱の由来とは?黒板のことを調べていたら、最初に話していた筆箱の由来もわかりました。筆箱は筆が入っていたから筆箱ではなく、筆記用具を入れる箱だから筆箱だったんですね。「筆」=「毛筆」のイメージが強かったので、親子で誤解していました。ちなみに昔、筆と墨を持ち歩くために使っていた道具は筆箱ではなく、「矢立(やたて)」というそうです。「筆」って文字は入っていないんですね…。
2025年01月06日知人宅ホームパーティーにお呼ばれ。特性のある4歳自閉症息子、連れて行ける……?たーちゃんが4歳の時、以前働いていた職場の方から、ホームパーティーにお呼ばれされました。ちょうどその日は花火大会があり、ご自宅から打ち上げ花火が見えるということで、「たーちゃんも連れておいで」と親子での参加を勧めてくれました。しかし、ASD(自閉スペクトラム症)のたーちゃんを連れていくかはギリギリまで悩んでいました。赤ちゃんの頃から不安感が強く、場所見知りと人見知りがひどいたーちゃん。たーちゃんが喜びそうな場所に出かけても、大泣き、癇癪、「こわい!」と叫ばれUターンで帰ってくることも度々……。4歳になって少しは緩和してきたものの、たーちゃんが楽しんでくれるか、癇癪が起きないか、周りの人の迷惑にならないかは、外出前も外出後も未だに気がかりでした。Upload By みかみかんASD(自閉スペクトラム症)じゃなかったら、お出かけ前は「ハラハラ、ドキドキ」ではなく、「ワクワク」だけかもしれないのに……!と特性を恨むような気持ちもありました。しかし、せっかく誘っていただいたのだから、お世話になった人たちに大きくなったたーちゃんを会わせたい、と思いました。たまには苦手なことにもチャレンジしてみて、私とたーちゃんの成功体験になったら良いな、とも思いました。さらに、たーちゃんと仲良しのPくんとPくんママが来ることも後押しになり、親子でのホームパーティーへの参加を決めました。Upload By みかみかん練習した挨拶ができなかった息子。社交的な友人の子どもが羨ましくて……パーティー当日。たくさんの人が集まっている場で、やはりいつもより緊張している様子で私にべったりのたーちゃん。事前に練習していた「こんにちは」の挨拶も、一度もできませんでした。人の少ない部屋に籠りたがり、そこで跳ねたり走ったり……。対して、初めて会う人にも自ら挨拶をして、大人の輪に入って行く社交的なPくん。癇癪を起こさないだけで花丸!と言いたいところでしたが、Pくんとの違いを目の当たりにして、溜息がでてしまいそうでした。正直、Pくんが羨ましいと感じました。さらに、偏食のたーちゃんが食べられるものが用意してもらったBBQにはほとんどなく、持ってきたお菓子を食べたりしていました。反対に、初めての食べ物にもチャレンジするPくん。Pくんのママや友人たち、久しぶり会う職場の方との会話は楽しい。けれど、Pくんとたーちゃんとの差を感じずにはいられませんでした。Upload By みかみかん友人夫婦との会話で気づいた、たーちゃんの別の一面パーティー終盤、打ち上げ花火が始まった頃、たーちゃんは、友人夫婦とおしゃべりをしていました。何度かたーちゃんと会ったことがある二人でしたが、人見知りのたーちゃんが大人としゃべっているのは珍しい光景でした。Upload By みかみかん迷惑になってないかな、と話を聞きに行くと……。「たーちゃんは興味があることへの集中力がすごいね!」「知りたい!って気持ちも強くて、話していて面白いよ!」と、友人夫婦が笑顔で言ってくれました。「花火について教えていたら、すごくよく聞いてくれたんだ」「ちゃんと教えたことを理解しているみたいで、たくさん質問もしてくれたよ」「研究職に向いているよ!」と、たーちゃんに感心しているようでした。確かに、かなり集中して友人夫婦の話を聞いたり、質問をしています。たーちゃんが花火を好きだなんて知らなかった私は驚いてその様子を見ていました。Upload By みかみかんそして、友人夫婦の言葉を聞いて、Pくんとたーちゃんを比べてばかりいた自分を恥ずかしく思いました。「たーちゃんには苦手なことがたくさんあるけれど、得意なこともちゃんとある。そのままのたーちゃんで十分素晴らしいんだ」と改めて考えさせられました。いつもたーちゃんの傍にいる私は、視野が狭くなってしまっていたのかもしれません。たーちゃんのことを新しい側面から見てくれる方々に会って、私もたーちゃんも自信に繋がりました。パーティーに参加するのは親子共に勇気がいりましたが、チャレンジして良かったです。Upload By みかみかん後日、友人夫婦から一冊の本が届きました。花火のつくり方や歴史が載った絵本です。パーティーで打ち上げ花火を見て以降花火に興味を持ったのか、たーちゃんは私や夫の読み聞かせだけでなく、一人でもよくその本を読んでいます。子どもの苦手なことについ目がいきがちですが、得意なこと、興味のあることこそ、もっと見つけてあげたいなと思います。執筆/みかみかん(監修:新美先生より)素敵なエピソードを聞かせてくださりありがとうございます。場所見知り・人見知りが強いお子さんがいる場合、お子さんのためにも、その場の雰囲気のためにも、自分のためにも、皆が集う場所に参加するのをためらう気持ちになりますよね。そのため、以前の仲間と疎遠になったりするのもよくあることです。そんな中、思い切って参加してみたものの、やっぱりほかのお子さんと比べてわが子の言動が気になってしまって楽しめないということも実際あるかもしれません。でも、ご友人夫妻さんの視点がとてもすてきですね!!人見知りのたーちゃんが、打ち解けて花火のことで盛り上がって話せていたのも、ご友人夫妻さんがフラットな視点で話しかけてくれたからなのかもしれないですね。そして、たーちゃんの興味ある話題を引き出して、それをしっかり聞いてくれて、後日、花火に関する絵本まで送ってくれるなんて!!!うれしいですね。家族以外の人が集まる場に連れて行くのは、なかなか勇気も気力もいることですが、思い切って一緒に参加したことで、家族以外の人からの視点でお子さんのことを見てもらえ、たーちゃんの強みに気づけてよかったです。他人からそんなふうにポジティブに見てもらえると実感できて、親としても心強かったことと思います。いつか、友人夫妻さんの立場で他人のお子さんにもポジティブに関われる人になりたいなとも思いました。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年01月06日「学びの多様化学校(不登校特例校)」のメリット、デメリットは?「IQ高ければ配慮はいらない」って…本当に?特別支援学級からの中学進学エピソードなど【2024年12月】小学校の在籍クラス、その先には中学校の進路先……就学、進学で悩まれる保護者の方も多くいらっしゃると思います。今回は読者体験談に加えて「就学先アンケート(小学校編)」「進学先アンケート(中学校編)」の結果や発達ナビ利用者から寄せられたリアルな声もご紹介!体験談も「学びの多様化学校(不登校特例校)」への進学体験談や、学区と国立大学付属の特別支援学級や特別支援学校で悩まれた方、「IQが高ければ配慮はいらない」と就学相談で伝えられて悩んだ方、「自立」に向けての進路先などさまざまな「就学・進学」のエピソードが満載です。なのははさんの息子さんは現在14歳。11歳でASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けています。小学2年生の秋頃から、不登校、登校渋りが始まったそうです。そんな息子さんが進学した中学は「不登校特例校」。進学までの道のり、オープンスクールへの参加、実際に進学してみて感じたメリットデメリットなども振り返ってくださいました。また、進学先アンケート(中学校編)の結果や発達ナビ利用者から寄せられたコメントも紹介しています。皆さんがどんな進路選択をしたのかぜひご覧ください。小学校では知的障害特別支援学級を、中学校では「学区の知的障害特別支援学級」「国立大学附属の特別支援学校」「国立大学附属小中学校の知的障害特別支援学級」で迷われたというあきっちさん。どのようにして決めたのか、また進学後のご様子についても教えていただきました。こちらでは、就学先アンケート(小学校編)の結果や発達ナビ利用者から寄せられたコメントをご紹介。寄せられたリアルな声はこれから就学先を考える保護者の方の参考にもなりそうです。多動や癇癪がありこだわりが強く、4歳の時にADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)と診断された息子さん。就学相談では通常学級+通級指導教室の利用を希望しましたが、「高IQだから配慮はいらないはず」と就学相談で一方的に決めつけられてしまいます……。小学校入学時から自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍し、学年や科目によって通常学級にも通うスタイルで、学校生活を送っていたまつさんの息子さん。まつさんは引越しなどで送迎が大変な日々でしたが「ここに通わせてよかった」と感じていたそうです。そして中学への進路を考える時期になり、まつさん親子の決めた進路先は……。学びの多様化学校(不登校特例校)、特別支援学級、通常学級……さまざまな就学、進学先12月に公開された読者体験談。通常学級や特別支援学級などのほかにも学びの多様化学校(不登校特例校)への進学などさまざまな進学先のエピソードが集まりました。発達特性のあるお子さまの就学、進学先はさまざまな選択肢があります。発達ナビ利用者から寄せられたアンケート結果やリアルな声なども参考にしてお子さまの過ごしやすい環境を選択できると良いですね。ご自身のエピソードを投稿してみませんか?『発達ナビ 読者体験談』は皆さんのご経験を基に制作されています。ご投稿いただいたエピソードは、連載ライターさんのイラスト、専門家の先生からのコメントをつけた上で掲載させていただきます。「あの時は悩んでいたけれど、今はこうなった……」など、発達障害のあるお子さんを育児している皆さんへ、ご自身の経験をお届けいただけないでしょうか。ご応募は以下の応募フォームから受け付けております。皆さんのご投稿を、お待ちしております。【現在の募集テーマ】・障害告知・パートナー(夫婦) 関係・両親(義両親)、親族関係・進学・受験関係・冠婚葬祭関連・反抗期、思春期・自傷・学習関係・不登校、行き渋り・ゲームとの関わり・不器用さについて・ママ友や、ほかの保護者の方とのエピソード・ご近所関係(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年01月05日2024年4月リリース!「LITALICO発達特性検査」の特徴や、お子さまのサポートに活かすヒントをまとめてご紹介新しい年が始まりました。春の就学や新学期に向けて、「もっとお子さまに合ったサポートがしたい」「園や学校、医療機関との連携を深めながら、合理的配慮についても相談したい」とお考えの保護者の方も多いのではないでしょうか?LITALICO発達特性検査は、お子さまの発達特性や困りごと、よく見られる姿やその背景要因、お子さまに合ったサポートの方向性などが分かる、オンライン完結の検査サービスです。このコラムでは、LITALICO発達特性検査の企画段階から参画し、多動・不注意/情緒・行動/感覚/運動(くせ)の検査結果テキストの監修を担当した公認心理師の井上雅彦先生のインタビューを中心に、LITALICO発達特性検査で分かることや、検査結果の活用のヒントなどを解説した記事をまとめてご紹介します。Upload By 発達ナビ編集部LITALICO発達特性検査では、お子さまの特性を、7の大分類と18の小分類に分けて測定します。本検査をご利用いただくことで、お子さまがどのような困りごとがあり、なぜ困っているのかを多面的に理解することができます。この記事では、LITALICO発達特性検査について、その特徴や対象となるお子さまについて、検査で分かること、受検方法などを分かりやすく解説しています。LITALICO発達特性検査に企画段階から携わっている公認心理師の井上雅彦先生は、「診断の有無にかかわらず、子どもの特性を理解し、対応方法や関わりの具体的な方法を提案できるツールが必要だと感じていた」と話します。この記事では、LITALICO発達特性検査ができた背景や、この検査で解決したい親子の抱える課題について、ご紹介しています。お子さま本人にとって障害となる困りごとや子育ての課題を解決するためには、お子さま本人の特性を理解し、その特性や困りごとに応じた対応方法を保護者の方や、園や学校などの周りの人が理解することが、とても重要です。この記事では、特性を検査するとはどういう意味を持っているのか、また、特性を検査することで、どのようにお子さま・ご家族の困りごとや課題をサポートしていけるのかについて解説しています。環境調整とは、お子さまが困りごとや困難さを感じる環境を整えることを指します。ストレスや困難が生じやすい環境を、お子さまに合わせて調整することで、心理的・行動的な困難を減らしていきやすくなります。また、お子さまの特性に適した環境を整えることで、課題や困りごとが軽減できるケースも多くあります。この記事では、お子さまのための環境調整のコツや、LITALICO発達特性検査の検査結果の活用方法を解説しています。園や学校はお子さまにとって、長い時間を集団で過ごす場所になります。しかしながら、集団での行動や学習、自立活動など、家庭とは異なる状況や困難が現れたり、家庭と同じようなサポートが難しかったりという場面も……。そのため、本人に合った環境やサポートの方法を、先生方と保護者が連携してつくっていくことがとても重要です。この記事では、LITALICO発達特性検査の検査結果を活用し、園や学校とスムーズに連携するためのポイントをご紹介します。子育てや福祉に関する窓口、教育相談の窓口などの相談機関は、ヒアリングや相談内容をもとに、保護者の方にアドバイスをする、適切な支援制度を紹介する、医療的な支援に繋ぐといった機能を持っています。その際に、重要になってくるのが保護者の方からの情報です。どのようなことに困っているのか、お子さまにどのような様子や行動の傾向がみられるか、保護者の方がどのくらい困難を感じているかなどを分かりやすく伝えることで、相談の具体性や、その先のサポートの適切さが上がります。この記事では、相談機関との連携の際に、どのように検査結果を活用できるかについて解説しています。発達が気になるお子さまの専門科としては、発達外来や児童精神科、小児神経科などがあります。医療機関での問診は時間が限られていることもあるため、事前にお子さまについての情報や、相談したいことなどをまとめておくとスムーズです。この記事では、医療機関との連携の際の検査結果活用方法についてご紹介しています。「検査結果を受けて、まずは何をすればいいの?」「サポートを試してもうまくいかない場合はどうすれば?」など、検査結果の活用についての疑問にお答えします。お子さまの対応や特性理解に活かすためのヒントを見つけてみてください。「LITALICO発達特性検査」で春からの新生活に備えてみませんか?LITALICO発達特性検査は、お子さまの発達特性や困りごと、よく見られる姿やその背景要因、お子さまに合ったサポートの方向性等を知ることのできるオンライン検査サービスです。お子さまの特性理解とサポートのためのツールとして、ぜひご活用ください。【受検方法】:保護者の方がオンラインにて150問程度の質問に回答いただく形式です【検査時間】:約30分(検査結果は回答完了後、すぐに確認いただけます)【検査価格】:2,970円(税込)※受検1回分の価格【対象年齢】:本検査の対象年齢は3歳~18歳です※就学猶予、原級留置(留年)で高校入学、進級が遅れた場合等は、19歳も受検することが可能です※本検査はお子さまの発達特性やその背景要因、適切なサポートの方向性に関する情報を提供するためのものであり、医学的診断を目的としたものではありません
2025年01月04日親友の子どもと自分の子どもが同い年だったら「私たちみたいに子どもたちも親友になったら素敵!」と思いますよね。しかし、現実は違うようで……?今回は「親友の子と自分の子が仲良くなるとは限らないと思った話」をご紹介します。子どもが同級生なんて最高?▽ 子ども同士で仲良く遊ぶ姿を見たかったのに、まさかこんなことになるとは思いませんよね……。いくら親友の子どもでも、自分の娘に危害を加えるなら距離を置きたくなります……!(体験者:40代女性・主婦/回答時期:2024年10月)※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。
2025年01月04日「えっ、小学校で英語の授業があるの? しかもタブレットで宿題を提出するってどういうこと……?」自分が子どものころにはなかった学びが、いまの小学生のスタンダードになりつつあります。とくに英語やプログラミングの必修化、そしてタブレット端末の活用に戸惑う保護者は少なくありません。でも、焦りすぎる必要はありません。なぜこんなに学びが変わってきたのか、その背景を知り、家庭では必要最低限の基礎をしっかり押さえながら、子どものつまずきや興味を上手にサポートすれば大丈夫。この記事では、「親世代にはなかった小学生の学び」をまとめ、その“理由”と“家庭での関わり方”を具体的にお伝えします。1. 親の頃とはこんなに違う? 小学生の教育に進む「新しい学び」1-1. 英語は低学年から。“コミュニケーション重視”の英語教育親世代が小学生だったころ、英語の授業があったという方はほぼいないでしょう。いまでは小学3・4年生から「英語活動」が始まり、5・6年生では正式に「教科」として成績に反映されます。単語の暗記や文法指導ではなく、「英語でのやりとり」が重視されているのが大きな特徴です。親世代との違い・親世代:中学校で英語を初めて学ぶ。筆記と文法中心。・いまの子ども:小学校中学年から英語に触れ、コミュニケーションや異文化理解を重視1-2. プログラミング教育で論理的思考力を養う小学生の“プログラミング必修化”と聞くと驚くかもしれませんが、プログラムを使って図形を描いたり、アプリ上でキャラクターの動きを組み立てたりする学びが、全国的に広がっています。答えがひとつではない問題を試行錯誤する過程で、論理的思考力を身につけるのが狙いです。親世代との違い・親世代:プログラミングは自力で学んだり、専門学校や大学で学ぶイメージ。小学校では無縁。・いまの子ども:算数や理科など他教科と関連づけながら、試行錯誤する機会が日常的にある1-3. タブレットやAIドリルを使う「GIGAスクール構想」全国の公立小学校で、一人一台のタブレット端末が導入されつつあります。紙の教科書やノートだけでなく、AIドリルやオンラインでの共同作業など、新しい学習スタイルが当たり前に。宿題をタブレット経由で提出するケースも出てきており、親世代からすると想像しにくい学び方が広がっています。親世代との違い・親世代:紙中心のドリル学習。ネットは学校で使うイメージがあまりなかった。・いまの子ども:タブレットを日常的に使い、個別最適化された学習やオンライン合作などを経験2. なぜこんなふうに変わったの? 背景にある世界的潮流(OECD指針)「英語・プログラミング・タブレット…なぜこんなにも学びの形が変わっているの?」と思う方も多いかもしれません。その背景には、OECD(経済協力開発機構)が提唱する「Learning Compass 2030」など、世界的な教育の流れがあります。OECDは、複雑で先行きが予測しづらい時代を生きる子どもたちに必要な力として、知識やスキルだけでなく「新たな価値を創造する力」「責任ある行動をとる力」「対立やジレンマに対処する力」などを強調しています。こうした潮流を踏まえ、日本でも「デジタルスキルを育てる」「英語でコミュニケーションする場を増やす」「AIドリルで個別最適化を図る」などの教育改革が進んでいるのです。ポイント・AIや多様な文化と共存する社会で、生きる力を育む必要性が高まっている。・英語やプログラミングは、そうした時代の要求を踏まえた“入口”として重視されている。3. 変わらない部分も大切! “昔ながらの基礎”が土台になる一方で、親世代が受けてきた学びすべてが時代遅れというわけではありません。読解力や計算力、漢字の書き取りといった「基礎部分」は今も変わらず重要な土台です。基礎学習が欠けると、応用が理解しにくいプログラミングで正しい命令を組み立てたり、英語で書かれた文章を読むときも、国語的・数学的な読解力や論理的思考力が必要。焦らず、足元の理解を確認する安心感新しい学びに目を奪われがちですが、子どもの学力を支える読み書き・計算を積み重ねるのは大切なベースです。4. どうサポートすればいい? 新学習と家庭でのポイント4-1. 英語への向き合い方“楽しさ”がスタートライン英語=文法暗記ではなく、歌やアニメなどで「英語って面白い」という感覚を育てると意欲が上がりやすい。日常に少しだけ英語を混ぜる「Good morning!」「Let’s go!」など、短いフレーズを日常会話に織り交ぜると耳が慣れてくる。4-2. プログラミングとの付き合い方“エラーは当たり前”と伝える思い通りに動かないのが普通。親が「どうして動かないんだろう?」と一緒に考えるだけで、論理的思考を育む。親が詳しくなくてもOK子どもがつまずいたとき「どんな動きを期待してるの?」と問いかけるだけで、問題解決の糸口をサポートできる。4-3. タブレット学習を上手に使う時間管理と休憩ルールを決める長時間の使用は目に負担がかかりやすい。20~30分ごとに休憩をとるなど、話し合ってルールを作る。学習記録を一緒に振り返るAIドリルなどは履歴が残るので、週1回「どこが難しかった?」と聞いてみると理解度を把握しやすい。5. なぜ変わったのかを理解し、親子で“未来の学び”を楽しむ英語の授業やプログラミング、タブレット端末の活用……親世代からすると「こんな学び、私たちの時代にはなかった!」と驚くことが増えています。しかし、その背後にはOECDが示す「これからの社会を生きる力」を育むための世界的な流れがあり、日本の教育改革もその波を受けながら進化しているのです。一方で、基礎的な読み書き・計算など“変わらない部分”も依然として大切。新しい学びに注目しつつも、慌てすぎず、家庭での声かけやコミュニケーションを通じて子どもをサポートしていきましょう。ポイント・「完璧に教える」のではなく「一緒に考える」スタンスでOK。・分からないところを共有するだけで、子どもは安心して挑戦できる。・基礎学習を支えつつ、英語やプログラミングなど“未来の学び”もポジティブに受けとめよう。 ***子どもたちが大人になる頃は、さらに未知のテクノロジーや新しい学びが増えているかもしれません。不安があるのは当然ですが、「なぜ変わったのか」を理解し、家庭でできるサポートを少しずつ続けることで、子どもたちは未来に向けた力をしっかり育んでいけるはずです。ぜひ親子で、一歩ずつ前向きに取り組んでみてくださいね。(参考)OECD|The OECD Learning Compass 2030
2025年01月03日【放デイ・児発探しは大変だった?何か所利用してる?】皆さんのアンケートの結果発表!発達ナビ会員から寄せられたコメントも紹介!Upload By 発達ナビ編集部施設探しはおおむねスムーズにいった:51%施設探しは大変だった:37%その他 :12%発達ナビ利用者の皆さんへのアンケートでは「施設探しはおおむねスムーズにいった」を選んだ方が51%、「施設探しは大変だった」を選んだ方が37%という結果となりました。約半数の方がスムーズに探すことができた一方で、大変だった方も40%弱いらっしゃったようです。Upload By 発達ナビ編集部発達支援施設を1か所利用している:39%発達支援施設を2か所利用している :26%発達支援施設を2か所以上利用している:17%発達支援施設を利用していない:17%その他 :2%「1か所利用している」を選んだ方が約39%、「2か所利用している」を選んだ方が約25%、「2か所以上利用している」という方は約16%となりました。1か所以上利用している方は約41%と多いようです。施設探しについては以下のようなコメントが寄せられています。・施設探しはおおむねスムーズにいった私が仕事をしているので、毎日入れる新規の事業所を紹介してもらいました。当時の相談支援の方がすごく仕事のできる人だったなと思います。今はもう週1でしか行ってませんが、良かったです。・施設探しは大変だった就学前に、10カ所くらいの放デイに、まずは電話で問い合わせしました。最初の電話の時点で、ほとんどが満員で門前払いのような対応でした。’この状況だと空きが出ないから、見学に来ても意味がないかもしれません。’と言われたり。そのうち4割くらいが、’満員なので、かなり空きを待つ状況になると思いますが、見学は予約ができます。’と言われました。併用利用については以下のようなコメントが寄せられました。・発達支援施設を2か所利用している放デイ、2個所使っています。ちょっと人多いけどしっかり体動かせる系と、動きは少ないけと人少なめな所、と。デイでのちょっとしたことで「もう行かない」と言い出すので。複数使ってると、いい気分転換?になるようです。・発達支援施設を2か所以上利用している集団療育メインのところ、個別療育メインのところ、と棲み分けして児童発達支援を利用しています。集団に関しては、親子同伴のところだけ通所していましたが、本人の体力がついてきた年中から、一人で日中を過ごす生活メインの療育にも通い始めました。合計3カ所ですが、それぞれの色や雰囲気が違うので、本人なりに気分を変えながら、楽しみを見つけて利用しています。お住まいの地域や担当の相談員によって、施設探しの難しさには違いがあるようです。また、施設の利用に悩まれている方は、ご家庭の事情やお子さまの特性に合わせて、1か所に限定せず複数の施設を併用することもいいかもしれませんね。では以下から施設に関する記事をまとめてご紹介します。どうやって探した?通った変化は?児童発達支援に関するコラム、基礎知識はこちらからプクティさんのご長男は、幼稚園でのさまざまな困りごとがきっかけで、年中の夏頃から発達支援施設に通い始めました。ご長男が小学校へ入るまでに通った2か所の発達支援施設についてご紹介いただいています。鳥野とり子さんの息子さん・ねこ太くんは1歳11か月で発達遅滞と診断されたため、2歳4か月から児童発達支援施設に通うことになりました。通い始めて息子さんに起こった変化、そして保護者としての思いも語っていただいています。にれさんのご長女・まゆみさんは1歳8か月から療育を始めました。その際、どんな風に児童発達支援施設に通い始めたのか、相談支援員、施設での面談なども振り返っていただきました。児童発達支援とはどういう施設なのか、利用の仕方、料金などについて知りたい方は、以下の施設記事をご覧ください!児童発達支援(児発)とは?支援内容、探し方、料金や保護者の声も小学校入学後も支援に繋がりたい!放課後等デイサービスに関するコラム、基礎知識はこちらから特別支援学級に進学したプクティさんのご長男。「放課後の居場所」を学童にするか、放課後等デイサービスにするか悩まれていました。プクティさんたちの選択と、現在の変化についてご紹介いただきました。集団活動が苦手で先生からの集団への指示が通りにくく、スーパー不器用な息子・スバルくんには習い事は難しいと諦めていた星あかりさん。しかし、放課後等デイサービスを探し始めると、諦めていたあれやこれを経験できる素敵な施設を見つけ、舞い上がって契約したのですが……。放デイ探しの反省点をお話いただきました。小学2年生から放課後等デイサービスを利用しているSAKURAさんのご長女・あーさん。中学生になってから、勉強や部活で忙しくなり、長い休み期間などに、数日しか通えなくなりましたが、あーさんにとって放デイは大切な場所でした。小学校~中学校での放デイ利用についてのエッセイです。放課後等デイサービスとはどのような場所か、利用までのステップ、料金といった基礎知識についてはこちからご覧ください。放課後等デイサービス(放デイ)とは?支援内容、探し方、料金や保護者の声もLITALICO発達ナビ「施設情報ページ」をご活用ください!LITALICO発達ナビの施設情報ページでは、日々新たな発達支援施設が掲載、利用者の声も更新されています。施設ブログでは、各施設の日常もお届けしています。「以前探した時は施設が近くになかった……」「なかなかお子さまに合う施設が見つからない」という方がいらっしゃいましたら、是非ご利用ください。発達ナビ|施設情報ページ(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2025年01月03日2024年版!人気の発達ナビ読者体験談10選昨年も発達ナビ会員の皆さんの体験を参考に制作をした「発達ナビ読者体験談」をたくさんご覧いただきありがとうございました。このコラムでは2024年に人気のあった読者体験談をピックアップしてお届けします。施設入所で絶縁を決意、勉強のつまずきと就職、志望校選択トラブル、子どもの居場所探し、特別支援学級への転籍、「親なきあと」に向けての準備、問題行動の多かった子どもの変わるきっかけなどなど……さまざまな体験談に加えて、大反響のあったマンガ「発達障害の子どもと私たち」シリーズもご紹介いたします。※コラムのView数は2024年12月23日時点のものです小学校1年生のときADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けた息子さん。小学校までは通常学級に所属していましたが、小学校5年生の時、コロナ禍による休校をきっかけに『いつから学校に行けるのか?』とパニックとなり、昼夜逆転や家庭内暴力が始まり、中学1年生の冬から児童養護施設に入所を選びました。しかしそれを知った実母は激怒して……。小さい頃から「もしかしたら特性があるのかも?」と感じる場面はあったものの、通常学級で過ごしていたやぎ母さんの息子さん。中学校入学以降はあれよあれよと成績が下がっていき、高1でASD(自閉スペクトラム症)の診断。今は就職についてまさに立ち向かっている息子さんですが、やぎ母さんが後悔していることはーー。「これを渡したからと言って合格と思わないでほしい」中高一貫校に通う中学2年生のりぃさん親子が中学受験の際に面接官の先生から言われた言葉です。発達障害を理由になにかを断られたという経験がなく、衝撃・混乱。志望校選択を間違えた?と感じたりぃさん親子が最終的に選んだ中学進学先は……。小学校に入学後、1年生のうちは通常学級に、2年生からは特別支援学級で卒業までお世話になろうと思っていたお気楽ママさんの息子さん。明るくて元気で人懐っこい性格の息子さんがたくさんの友達と楽しく過ごしてくれたらという思いからの選択でした。しかし、入学後学校で癇癪を起こされては対応できないと言われ、限られた時間の登校、オンライン授業や放課後登校という生活をすることになり……。小学校入学後「ほかの子と違う対応をすることは特別扱いだからできない」「配慮はできない」といわれ、毎日先生から怒られるばかりの日々になってしまったAAAさんの息子さん。学校へ対する不安が大きくなり、1年生2学期に自閉症・情緒障害特別支援学級のある学校へ転校をしました。大きな決断でしたので不安もありましたが、ここで転機が訪れました。4歳で知的障害(知的発達症)と診断された現在33歳の息子さん。中学生からレスパイトを利用し、20歳でショートステイに登録、現在はグループホームで暮らしています。小さい頃はできないことも多く、悩んだこともあったとのことですが、嘆くより「どうしたらできるようになるか」「こんなことができるんだ」と思うようにし、息子さんと一緒に成長してきた経験をご紹介します。学校からの連絡がない日はない!問題行動が多かったしのっぺさんの息子さん。そんなしのっぺさんの育児の転機は小学2年生の時に先生に言われたとある一言だったそうです。学校で荒れていた息子さんが、あることをきっかけで前を向くようになりました。小学校5年生の一卵性双生児の男の子の母であるくまごろうさん。診断はありませんが、二人ともADHD(注意欠如多動症)、さらに弟の方にはASD(自閉スペクトラム症)の傾向があると感じているそうです。そんな息子さんたちは1歳の頃から集団行動を全拒否!もしかして発達障害なのでは?と心配していました。大反響!不登校、親の苦悩、勉強についていけない…マンガ「発達障害の子どもと私たち」シリーズをまとめ読み!マンガ「発達障害の子どもと私たち」は、発達ナビユーザーから寄せられた体験談を元にしたセミフィクションストーリーです。3歳でASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けたはるきは小学校3年生の5月の下旬頃から「学校を休みたい」というようになりました。なぜはるきは学校へ行けなくなってしまったのか?はるきの気持ち、そして保護者の決断は……。5歳でASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けたみきは、小4で「学習の壁」にぶつかり登校渋りが始まりました。集団授業についていけないなか、特別支援学級への転籍を希望するのですが、結果は……?全4話をまとめ読み!2025年も発達ナビでは読者の皆さんのエピソードを募集しております。現在の募集テーマはこちらです。・障害告知でのトラブル・パートナー(夫婦) との間でのトラブル・両親(義両親)、親族などの間でのトラブル・進学・受験関係でのトラブル・冠婚葬祭関連でのトラブル・お子さまの反抗期、思春期でのトラブル・お子さまの自傷でのトラブル・お子さまの学習関係でのトラブル・不登校、行き渋りでのトラブル・お子さまとゲームの関わりでのトラブル・子さまの不器用さでのトラブル・ママ友や、ほかの保護者の方とのトラブルでのトラブル・ご近所関係でのトラブルお寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんなどにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、なかなか相談できずにいたご家族の中での悩みや保護者間のトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2025年01月02日気管支が弱く、よく気管支炎になるわが家の次男坊。小児科では、吸入器を使った治療をすることが多いです。そのおかげ? か、吸入器はお手の物。自分で持って、勝手にやってくれます。■隣に吸入器を嫌がっている子が!この日も、いつものように吸入していたのですが…。隣に座った同じ年ぐらいの子が、吸入器を嫌がって号泣。お母さんが必死で暴れるその子を抑えていました。それを見てよみがえる記憶…。実はわが家の長男は、今の次男と同じぐらいのころ、この吸入器が大の苦手で、泣いて暴れていたため、抑えるのが大変でした。そんな思いがあったので、「大変ですよね」って声をかけたい! と思ったのですが、それはさすがに行き過ぎか? と自分を抑え、とにかく心で「大変だよねーわかるよー」という気持ちで見守っていました。すると、そのお母さんが、次男を見て「ほら~お隣の子、おりこうさんだよ」と言いました。そして、「どうすれば泣かずにできるか」を聞いてきました。そのお母さんは、自分のやり方が悪いと思っていたようだったので、私はすぐに、そうではないことを伝えました。■ついついしゃべりすぎてしまった私たちが何をしても、嫌なものは嫌。お母さんのやり方が悪いなんてことは絶対ない。こんなに熱弁するつもりはなかったのですが、ついついしゃべりすぎてしまい、後悔…。すると、安心してくれたようでした。出過ぎたまねかと思いましたが、嫌がるのはお母さんのやり方のせいなんて、思ってほしくない!やっちゃったかなという気持ちと、言ってよかったという気持ちが混ざり合って、ふわふわした気持ちになりました。今、思うと言ってよかったのかなって思います。さて、私事ですが、本日の記事で、ウーマンエキサイトさんで書く話は、記念すべき100話目になります。100話…もう何を書いて何を書いていないのか、わからなくなっています。100回書くってそういうこと(笑)。私の身の回りに起きる話を書いて、それが皆様に読んでいただけるということが非常にありがたいです。需要があるのであれば…引き続き頑張らせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
2025年01月02日皆さま。年末年始の激務、本当にお疲れさまでございます!!私は毎年元旦に、メンタル強化とダイエットを目標に掲げるんですが、一度も達成されたことがございません(笑)昨年の年末年始は、長女が中学受験目前だったにも関わらず我が家にインフルエンザが到来し、そのうえ三男が足の親指を骨折するなどして心底地獄を見たこともあり…。今年もそうなってしまったらどうしようかと戦々恐々としておりました。1年間のうち、恐らく1番太りやすいタイミングで「糖質制限→米をしっかり食べる」というかなり振り切れた行動をしてしまったがために、恐ろしいほど急激に激太りし…。長男からはあわれんだ目で見られ、長女にはぬか喜びさせてしまい、下の子たちからは爆笑しながら腹をタプられるという、何とも言えない毎日を過ごしております。朝起きた瞬間から寝付く直前まで、恐ろしく「しょうもないこと」でケンカを繰り返す似たもの同士の次男&末っ子四男。師走で忙しい母に、高頻度で異次元発言を繰り返す天然男子・三男。おびただしい量の宿題を、毎日コツコツ頑張る長女。「宿題、ほぼ終わってんねん!」と言って、毎日マンガを読みふけるか弟たちにちょっかいを出しまくるかの2択で過ごす長男。両耳にイヤホンを装着し、そこそこの音量で音楽を聴いたとしても、それが完全に無効化するほどの爆音で大騒ぎ大暴れする子どもたち(主に男子チーム)。全方位空き家の田舎住まいで良かったと心の底から思いつつ、夜は全員で集まって「坊主めくり」をするのが日課となっております。今年も1年、家族みんなが元気に過ごせますように。皆さまにとっても、良き1年となりますように。お正月&残りの冬休み、気合で乗り切っていきましょうね!
2025年01月01日■お母さんが勧めてきた漫画、面白いじゃん!娘と好きな漫画を共有できるってすごく嬉しいことなのですが、アニメ化前の作品に母子一緒にハマるのは初めてのことでした!放映前に一緒にワクワクできる喜びを噛み締めすぎて、「期待しすぎなのでは?」「当日興奮でどうにかなってしまうのではないか?」とおかしな不安がよぎってしまうのでした…!■待ちに待ったアニメが放映開始!!漫画やアニメに救われてきた人生ですが、今回、最高の楽しみ方を知りつつ、娘が素晴らしい仲間に育ってくれたことを実感しました。漫画とアニメのパワーもものすごいけれど、娘の成長ぶりに、あふれんばかりの賞賛と感謝の念を感じたのでした。
2025年01月01日ムスメちゃんとオコメちゃん
チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て
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