それ、例の不適切な保険かも…?かんぽ生命の不適切な契約問題と対処方法
【2】通帳のデザインが変わったと伝えられ、手続きをした上で、養老保険や終身保険などに加入をした。本人は通帳が変わったと思っていたら、保険証券だった。
【3】本人では健康面や保険金の上限を超えてしまったので、別の家族の名義で保険に加入をしていた。また、別の家族は手続きをしていないのに、保険証券が存在する。
【4】日付がそれほど離れていない、似たような保障内容の保険証券が2つ以上存在する。
【5】本人の記憶していない・自覚をしていない保障内容の保険証券が存在する。
これらの条件が一つでも当てはまれば、不適切とは言わないまでも、不適切かどうか確認するようにしましょう。このような保険が2015年以降の加入であったり、契約者の年齢が68歳~69歳であったりすれば、不適切な保険契約の可能性が高まります。
不適切な保険契約か気になった場合で、契約者が両親や家族の場合は、契約者に経緯を確認するようにしましょう。
また、判断に迷う場合は有料となりますが、ファイナンシャルプランナーに保険証券の内容を確認してもらうことも一つの方法です。
不適切な保険と思ったら?
不適切な契約かどうかと思った場合でも、勘違いや内容を忘れている場合も少なくありませんので、担当者や最寄りの郵便局に内容を確認してからの判断をしても良いでしょう。担当者や最寄りの郵便局の説明で意見が食い違う場合や明らかに件数が異常に多いなどの不適切な可能性が高い場合は、コールセンターやお客さま相談室に直接やり取りすることも必要です。お客さま相談室は地域ごとに異なるため、保険証券やホームページを確認するようにしましょう。
コールセンターやお客さま相談室でも解決できない場合は、一般財団法人生命保険協会が運営する生命保険相談所、生命保険相談所連絡所での相談も有効です。こちらは保険会社ではないため、保険内容の照会はできませんので、ご注意ください。保険証券を用意し、郵便局・かんぽ生命の対応や意見の食い違う点、解決方法等を相談する場所となります。
全国50か所にありますので、必要の際はこちらから最寄りの相談所、相談所連絡所を確認してください。
2019年12月にはかんぽ生命から調査結果も報告されるようですが、ご自身やご家族の保険が適切かどうか判断するにはご自身やご家族が保険証券の内容や経緯を把握するしかありません。