子育て情報『会陰切開をする理由を解説!痛みはいつまで続くの?痛みを和らげる方法は?』

会陰切開をする理由を解説!痛みはいつまで続くの?痛みを和らげる方法は?

1.産後~産後3日目
会陰切開後の過ごし方は同時に産後の安静が必要な時期でもあるため、産褥期の過ごし方に準じて過ごしましょう。傷の痛みは最初、少し強めに感じる方もいらっしゃいますが徐々に和らいできます。排尿・排便時は傷口部分を清潔に保つようにしておきましょう。また悪露(おろ)のパッドの交換は会陰切開の傷口を清潔に保つためにも4~6時間に一度はおこないましょう。この間、傷の引きつれ感を感じる方もいます。痛みがひどい場合には医師や助産師に相談しましょう。

2.産後4日目~5日目(退院)
早ければ4日目、遅くても退院前には抜糸可能となります。最近では溶ける糸を使用するために抜糸が必要にならない場合もあります。
抜糸をする場合は、抜糸の際には麻酔は使用しないため、チクチクした痛みを感じることはあります。抜糸後の傷口は清潔を保つ必要があります。

3.退院~産後1カ月程度
このころになると悪露の排泄も落ち着きます。痛みを感じることや傷口の引きつれ感などはほとんどなくなります。傷口を清潔に保ち、悪露のパッド交換は変わらずおこないましょう。

会陰切開後の痛みを和らげる方法

痛みを和らげるために、排尿や排便時、座る際にいくつか気をつける点があります。

まずは排尿や排便時にいきまないようにしましょう。また、排尿後は清潔なガーゼやコットンで会陰切開部をやさしく拭きましょう。


赤ちゃんにおっぱいをあげる際などはベッドや椅子に座る必要があるので、傷口が触れて痛むという方もいます。痛みを和らげるためには傷口を浮かせることができる円座や低反発のクッションを使うのもよいでしょう。

会陰切開の痛みは産後1カ月になるとほとんどなくなり、日常生活が可能になると言われています。しかしなかには、腫れや痛みが長く続く方もいらっしゃいます。痛みが我慢できないときには鎮痛薬などでコントロールをしましょう。傷口が清潔に保てなかったときには回復が長引くこともあるため、傷口のケアは大切です。 

まとめ

会陰切開はしたくないと否定的な方もいらっしゃると思いますが、会陰切開をすることでママや赤ちゃんの負担が軽減されます。会陰切開に対する知識を持っておくことでその必要性などを理解しておき、出産に臨まれるといいと思います。


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監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生
順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。

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