子どもは重症化しやすいので要注意!食中毒にかからない予防法とは?
●調理器具、スポンジ、ふきんなどを清潔に保ちましょう
魚介類やお肉を切った後の包丁やまな板には、生魚や生肉に付着している菌がそのまま付いている可能性があります。ほかの食材にうつらないようにするため、しっかりと洗剤で洗ったり、熱湯消毒をするようにします。
●食材をしっかり洗いましょう
食材の表面についているウイルスや細菌は水洗いをしっかりすれば落とせるので、調理前に必ず洗います。
●食材の加熱はしっかりおこないましょう
生肉や生魚、貝類などは、細菌やウイルスが付着している場合があります。そのため、レバーなどの内臓類やお肉のほか、お魚や貝類、賞味期限が切れた卵などはしっかりと加熱することが大切です。
●お弁当のおかずは冷ましてから入れましょう
十分に火を通すことはもちろんですが、温かいまま詰めてしまうと、細菌が繁殖しやすくなります。そのため、おかずはしっかりと冷ましてから詰めます。
●時間が経過してしまった食材は捨てましょう
時間が経ってしまった食材や、においや味などから少しでもあやしいと思った食べ物は傷んでしまっている可能性があるので、思い切って捨てます。
●手に傷などがある場合は、ゴム手袋をしましょう
調理する人の手や指に傷がある場合、細菌が食品につくことで食中毒を起こしてしまうケースも。そのため、調理をする際にはゴム手袋を使うようにします。
●食品は室温で長く放置しないようにしましょう
調理後の食品や常温保存NGとされる食材は、冷蔵庫や冷凍庫に素早くしまいましょう。
治療法
基本的な治療としては、脱水症状を防ぐため点滴治療をおこないます。吐き気がある場合は、食事が取れるようにするため吐き気止めの注射を打ちます。
また、細菌性の食中毒と考えられる場合で、免疫不全などの基礎疾患がある場合や、脱水症状や腹痛などの症状がひどい場合には抗生剤を使用します。さらに、症状があまりにもひどい場合は入院治療をおこないます。
子どもは注意が必要! 食中毒を誘発しやすい食べ物
●お肉
牛肉、豚肉、鶏肉すべての生肉に、細菌やウイルス、まれに寄生虫などが付着している場合があります。そのため、しっかりと加熱して食べるようにしましょう。