子育て情報『子どもは重症化しやすいので要注意!食中毒にかからない予防法とは?』

子どもは重症化しやすいので要注意!食中毒にかからない予防法とは?

 

●魚

魚介類にはウイルスや細菌が付いている可能性があるので、中まで十分に火を通しましょう。また、近年では減少していますが、ヒスタミンによる食中毒も注意が必要です。鮮度の悪い魚などを食べると起こりやすく、加熱調理をしても効果に乏しいです。発症すると発疹や蕁麻疹をきたします。ヒスタミンによる食中毒を防ぐには、魚の解凍後は速やかに調理したり、魚を低温で管理することです。ほかにも、練り物や魚のフライなど加熱したものも常温で長時間放置しておくのは危険なので、冷蔵庫にすぐしまうようにしましょう。

●卵

卵の食中毒は、ほとんどがサルモネラ菌が原因です。そのため、生卵を食べる際は賞味期限を確認するか、しっかりと加熱してから食べるのが好ましいです。
特に卵焼きは中まで火が通っているかわかりにくいので、しっかりと切って中の具合を確認しましょう。

水分補給をおこなう際の注意点

食中毒を起こしてしまった際にポイントとなるのが水分補給です。下痢が続くと脱水症状になりやすいので、こまめな水分補給を心がけましょう。その際、飲み物の冷やし過ぎには注意して、できるだけ常温で飲ませるようにしてあげてください。

子どもを食中毒から守るには、大人が食中毒に対する正しい知識を持ち、実践することが大切です。特に食中毒が起こりやすくなる今の時期は、気を付けなければなりません。しっかりと予防することで、食中毒が起こるリスクはかなり軽減できます。ぜひお家で実践してみてください。


監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生
愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
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