「えっ、やば!!」気づいてる?あなた、経血漏れ…しちゃってますけど!
生理による失敗は、自分がしてしまったら恥ずかしくて仕方ない分、仲のいい子の身に起こっていると「助けなくては!」という使命感にかられてしまう私。生理中の友だちのハプニングを、私がそれとなくサポートしたことがあります。
経血で汚れていることに気付かない友人
これは私の大学時代のことです。ある授業が終わり、前に座っていた友人が立ち上がると、彼女の白いスカートが血で汚れていました。私はそれを見つけた瞬間、「あ!」と思いましたが、「本人も気が付いていて、気にしているかもしれないな。私からその話題に触れるのは失礼かもしれない」と考え、しばらく黙って様子をみていました。
しかし、彼女はそのシミを隠そうとする素振りを一切見せません。それどころかそのまま帰り支度を始めました。
恥をかかせることなくサポートするには、どうすれば?
友人がスカートに経血が付いていることを気付いていないと確信した私は、友人に「早くそのことを教えてあげないと!」という使命感が湧いてきました。
すぐに言葉で伝えられたらいいのですが、「スカートに血が付いてるよ」と私が言葉に出してしまうと、それが周囲に聞こえてしまい、友人が恥をかくことになってしまいます。どう伝えるのがいいのだろうかと深く考える時間の余裕もない状況だったのですが、なかなか良い案は浮かびませんでした。
そうだ、コートを羽織らせる口実を作ろう!
ストレートに言葉で彼女に伝えて、友人のスカートのシミについて気づかせることは不可能だと察した私は、自分が着ていたロングコートを少し強引にでも羽織らせる方法を使うことにしました。
はじめは「今日ちょっと寒くない?」と言おうと思ったのですが、「寒くない」と言われてしまえば、おしまいです。そこで、私は「今日の服装、私のコートと合いそうだから着てみてよ」と言って、さりげなく友人の肩にコートをかけ、そのまま人気のないところまで連れて行くことに成功しました。
そして、誰もいなくなったところで彼女に、スカートに経血のシミがついていることを伝えたのです。すると友人は「不自然な行動をするなぁと思ったけど、気づかってくれてたのね、本当にありがとう!」と、驚きと安堵が混ざった表情をしていました。