いま話題の非認知能力を培う保育を実践!五感をくすぐる工夫満載の「むく保育園」に密着!
非認知能力という言葉を聞いたことはありますか? 知能の水準を表す知的指数「IQ」に対し、心の知能指数「EQ」で表される能力のこと。幸せな人生を切り開くために必要な能力として、今注目を集めています。今回紹介するのは、非認知能力を培う保育に取り組んでいる「むく保育園」。独創的な園舎や食育、保育方針により、子どもたちは日々の楽しい園生活の中で自然と非認知能力を高められるそう。そんな「むく保育園」のこだわりについて、詳しくお聞きしました。
むく保育園ってどんなところ?
●子どもには無限の可能性がある!好奇心を尊重し「主体性を養う保育」
●丸く連なる「園舎」は部屋を移動するたびに陽の光や風など自然をありのまま感じられる
●食べることの喜びや命への感謝の心を自家菜園から学ぶ「食育」
●ケガや急な体調不良にも対応!専任看護師による「病後児保育施設」併設
「むく保育園」は、2018年4月に企業主導型保育園としてオープン。運営企業は、宅配用弁当や仕出し料理の製造・販売を手がける「ひかり株式会社」。同社では、およそ20年前から急な体調不良や、土・祝日の休園日などで保育園を利用できない従業員の子どもたちを会社で預かっていたそう。
そんな中、2016年に新設された企業主導型保育事業を援助する制度を活用し、誕生したのがむく保育園です。子どもたちが秘めている無限の可能性を大切にし、さらに伸ばしていくための非認知能力を培う保育に力を入れています。
保育対象年齢は、0歳児から小学校就学前まで。2021年度の受け入れは0~3歳児に限定されていましたが、2022年度より4歳児を受け入れ、現在0~4歳児が在園しています(2022年9月時点)。なお、2023年度からは5歳児の受け入れが可能になる見込みです。
PICK UP!子どもの動きを制限しない!無限に駆け回ることができる「独創的な園舎」
子どもがのびのびと過ごせる環境にしたい、との思いで造られたむく保育園の園舎。大小9つの丸い建物が屋根部分でつながっており、室内の中心には柱を設けないユニークな造りが特徴です。子どもたちは保育室から園庭まで、木の香りや陽の光、風、芝生の感触などを感じ、五感をフル活用しながら縦横無尽に駆け回ります。
そんな子どもたちを保育する先生方の間には、「ダメ」