<家族、辞めてもいいですか?>「期待したらダメ…」放置子の次女は親への想いを捨てようと健気にも…
保育園時代、朝起きると家の中に誰もいない……ということが度々あった魚田コットンさん。そのうち帰ってきてくれるよね? そう信じてひとりでずっとテレビを見て過ごしていたのですが……
目覚めたら誰もいない、ある日。その日は何を思ったか、魚田コットンさんは近所に住むお友だちの家に突撃してしまい……!?
放置子に対する周りの大人の反応は…
登園前に近所の子が突然やってきて驚く友だちのお母さん。
「えぇっ! 家に誰もいない!? ほんとに誰もいないの?」
「うん」
「お母さんに何も言われてない? 困ったね……じゃぁ……一緒に保育園へ連れてってあげるよ!」
友だちのお母さんのおかげで、この日は事なきを得ました。
友だちの家へ行ったのはこの1度だけ。
しかし、
「やっぱりうちはちょっとオカシかったのかもしれない」
と回顧する魚田コットンさん。
近所の人がどう思っていたのかはわからないものの、
妙にやさしくしてくれた大人と、
冷たくする大人に二極化していたそう……。
そんな魚田コットンさんの、大好きだったお父さんがいたときの記憶……。
魚田コットンさんが6歳になるころには、お父さんは家にほとんど帰ってこなくなっていました。
魚田コットンさんはお父さんともっと一緒に居たくて、タバコを取り上げて意地悪したことがありました。
「仕事に遅刻しちゃうから返して」
困ったように笑うお父さん。
嫌われるのが怖くて、結局すぐに返しました。
「またすぐ帰ってくるからね」
どうせまたしばらく帰ってこないくせに。
心のなかでそう思いながらも、
「うん、行ってらっしゃい」
そう返事をしてお父さんを送り出す魚田コットンさんなのでした。
周りの大人は魚田コットンさんが放置子、あるいは家庭に問題のある子どもだと認識して、助けようとしてやさしくする人、関わりたくなくてあえて冷たくする人に二極化していたのかもしれません。
さらに、お父さんは仕事が忙しいのではなく、お母さんとの不仲が原因であまり帰ってこない様子。子どもの精神衛生上あまり良くないですね……。