2023年4月15日 07:40
「危ない!道路だよ!」落ち着きのない1歳息子に疲れ果てた私に発達相談員の先生がくれた言葉は
長男は1歳半ごろから落ち着きがなく、常に走り回るように。私は毎日手を焼いていました。そんなある日、子育て支援センターに発達相談員の先生が来たので、相談をしてみることに。すると先生の口からは思いがけない言葉が……。私の心をパッと明るくし、今でも子育ての支えにしている言葉をご紹介します。
常に走り回る長男と手を焼く私
長男が歩き始めたのは生後11カ月のころでした。歩行が完全に安定した1歳半ごろからはスピードがどんどん速くなり、長男の移動は「歩く」から「走る」に変わっていきました。
長男は本当に落ち着きがなく、私が手をつなごうとしても強い力で振りほどこうとします。そのため、私は長男の横を、文字通り「並走」する毎日を送っていました。
長男は常にこんな調子で、いつ車道に飛び出して事故に遭うかわかりません。そのため平日に私ひとりで長男を公園に連れていくことは危険だと判断し、毎日のように子育て支援センターに通っていました。
発達相談員の先生に相談
そんなある日、その子育て支援センターに発達相談員の先生が来ました。私は正直「時期がくるのを待つしかない」というような答えしかもらえないだろうなと思いつつも、長男のことを相談してみることに。
私が「落ち着きがなくて困っています」と相談すると、先生は「遊んでいる様子を少し見させてください」と言いました。そこで私と長男はいつも通りしばらく遊んでいました。
数分経つと先生は「確かにそうですね。きっと◯◯くん(長男)は今いろんなことに興味があって、遊びが転々とするのでしょう」と。私は「やっぱりそうか」と思いつつ、それ以上のアドバイスは期待していませんでした。
先生の口から出た思いがけない言葉
しかし先生はこう続けました。
「でもねお母さん、◯◯くんを見てください。◯◯くんずっとニコニコしているでしょう? この笑顔はお母さんからもらったんですよ。お母さんが笑顔だから◯◯くんも笑顔なんですよ」と。
私はまさかそんなことを言ってもらえるとは思っておらず、思わず泣きそうになったのを今でも覚えています。母親である私のことまで気にかけてくれた先生の心づかいに感動したのです。
結局、長男に落ち着きが出てきたのは2歳半になってからでした。