2022年12月28日 23:30
<しっぽがついている息子>「頑張ったね…」術後のわが子の様子を見て、立ち尽くしてしまい…
妊娠中、医師から赤ちゃんが仙骨部分に巨大な腫瘍ができる仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)と診断された、ゆーとぴあさん。その後、無事に出産し、赤ちゃんの腫瘍を取るための手術も終えました。術後、ゆーとぴあさんは医師から手術で摘出した腫瘍を見せてもらい、赤ちゃんのいるPICU(小児集中治療室)に行きました。
手術後の赤ちゃんの様子は…
術後初めて、PICUの中にいる息子・咲太郎に会いに行くと……。
※2コマ目:実際の仙尾部奇形種の手術後は、ドレーンパック(手術後に体内に溜まった血液や浸出液を除去し、それを貯める袋のこと。手術創(手術後の傷)の回復や感染を防ぐことができる。)を1本、臀部に挿入します。
※3コマ目:輸血→ドレーンパック
※実際の仙尾部奇形種の手術後は、ドレーンパックを1本、臀部に挿入します。
PICUにいた、咲太郎はうつ伏せの状態でたくさんの管に繋がれていた。
咲太郎を精一杯ほめてあげたい気持ちと共に、緊張が解けて一気に疲れが押し寄せ、いろいろな気持ちが入り混じって、立ち尽くしてしまった。
また手術は成功したようでホッとしたのか、私たち夫婦はおなかが減り、帰りはサービスエリアで温かいラーメンを食べた。
赤ちゃんの様子を確認できて、ひとまず安心した、ゆーとぴあさん。
咲太郎くんがたくさんの管に繋がれている姿は、小さい体で一生懸命、頑張った証でもあります。そんな咲太郎くんには「頑張ったね」と声をかけてあげたくなりますね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生
愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。