口唇口蓋裂で生まれてきた娘、くぴこちゃんを育てているじぇにこさんの育児マンガです。今回はくぴこちゃんが抜糸処置を受けたときのお話です。今回の抜糸処置は、先生の提案で麻酔を使用した方法で処置をおこなうことが決定。手術室前でくぴこちゃんを見送るじぇにこさん。娘の落ち着いた様子に安堵するのですが、この後じぇにこさんの気持ちを不安にさせる出来事が起こってしまうのでした……。娘を見送り、ベンチで処置が終わるのを待っていると…?術後6日目、安全のため処置室ではなく、手術室で麻酔を使用して抜糸を受けることになったくぴこ。 手術室まで行くと、今回は看護師さんがぬいぐるみを持って気を引いてくれたおかげもあり、泣かずに室内へ入って行きました。 30分ほどで終わると聞いていたので私は病室には戻らず、手術室から下りてくるエレベーターから近い病棟エントランスのベンチで娘の帰りを待つことに。 すると隣から、同じくお子さんの付き添いで入院しているというお母さんが、声をかけてくれました。 そのお母さんのお子さんも口唇口蓋裂でわが家と同じく、赤ちゃんのころから口唇口蓋裂の修正手術を乗り越えたとのこと。 さらに、今回2回目の口蓋裂手術を受けたばかりと聞いて、思わずビックリ!! 前回の口蓋裂手術のときに担当の先生から、くぴこは口蓋裂手術を2回に分けておこない、2回目は上顎前方の硬口蓋の部分にある鼻腔と口腔が通じている隙間を塞ぐ手術と、口唇口蓋裂の子の多くは硬口蓋部分の骨が欠損しているため、本人の骨の一部を使い(多くは腸骨部分)、歯茎部分へ移植する手術をおこなうと説明を受けました。 それを聞いたときもかなり驚いたのですが、実際それを終えた当事者の様子は、付き添いの親御さんから見ても想像を以上のものだったようで…… 手術自体もさることながら、春休みなどの長期休みの期間は、病院も中高生を優先して手術をおこなううため予約が埋まりやすく、今回の手術のため、娘さんは小学校の春休みも前倒しの形で入院したので、ご本人はそれをとても嫌がったそう。 また、術前術後と付き添いの立場から見ても、2回目の口蓋裂手術は当事者にとって今までの手術とは受ける負担が、身体面にも精神面にもとても大きいように感じたそうです。 小さいころとは違って思春期にもさしかかってきての手術なので、とにかく看病と本人の心のケアをとても気にしていると話してくれました。 5歳になり、物事の理解が赤ちゃんのころとは比べ物にならないくらい進んだ娘にとって、今回比較的簡単なものだと言われていた修正手術ですら、今までの手術以上に気力の回復に時間がかかってしまったことを考えると、教えてもらった2回目の口蓋裂手術に不安な気持ちを感じずにいられませんでした。 2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年08月16日次女はなちゃんを出産後、いつの間にか娘のことをかわいいと思えなくなってしまったぼめそさん。娘2人の面倒を同時に見るのがつらいということを旦那さんに相談すると、次女はぼめそさんが実家で育児をし、長女こはちゃんは旦那さんが別の家でお世話をするということになりました。そんなある日、久しぶりにこはちゃんと再会することに。旦那さんとこはちゃんがぼめそさんのところへ遊びに来てくれたのです。こはちゃんと少しお話しをした後、お散歩に誘うのですが、「イヤ。行かない」とハッキリ言われてしまうのでした。こはちゃんとの一件で、心身ともにさらに参ってしまったぼめそさん。 ぼめそさんのことを気にかけていた旦那さんは、1カ月健診に一緒に付き添うことを提案します。 そして健診当日は、2人で病院に行くことに。 質問表を記入すると、いよいよ問診がスタート。 半個室のようなスペースに案内されると、看護師さんとの問診が始まります。 質問表を見ながら、看護師さんがいろいろと質問をしてくるのですが、うまく答えがまとまらず、「いろいろと疲れてしまって……」と、思わず本音が……。 すると、看護師さんから「頑張ったね。もう自分を責めなくていいんだよ」と、やさしい言葉が返ってきたのです。 その直後、ぼめそさんの目からは、ポロポロと涙がこぼれてしまって……。 「頑張ったね」そのひと言が心に響いて… 「育児でできないことが多かった」と振り返るぼめそさん。 しかし、看護師さんからの「頑張ったね」という言葉を自分が無意識に求めていたことをこのとき初めて自覚するのでした。 ひたすら涙するぼめそさんに、「いくらでもあるから使ってね」とティッシュを差し出します。 「すみません。ありがとうございます……」 泣きながら精一杯のお礼を看護師さんに伝えるのでした。 感情が一気に溢れ出してしまうほど、涙が止まらなくなってしまったぼめそさん。ずっと求めていた「頑張ったね」という言葉。このとき看護師さんに言ってもらえて、本当に良かったですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年08月15日娘がロタウイルスが原因で急性脳症に。主治医から、ロタウイルスで脳症になった子で元どおりに回復した子を診たことがないこと、歩いて退院した子がいなかったこと等を告げられました。絶望で「生きることをやめたい」とまで思ってしまった和田さんでしたが…。 娘には重い障害が残ることを覚悟してほしい。医師からそう言われて絶望したあと、夫と泣きながら話して、私なりにたどり着いた結論がこれでした。 一生頑張れるかわからないけど… 自分が障害を持つようになったり、死が近いことを知らされた人が、それをどう受け止めていくかには段階があると言われています。最初は衝撃を受け、否定し、怒り・抑うつなどを経て、最後は受容する、というものです。私は、家族や身近な人も同じなのではないかと思っています。私は10代のとき父親を亡くしていますが、そのときもまったく同じ心の変化を辿りました。ただそれには何年もかかりました。ハナの場合は、自分が親で、待ったなしなのもあって、短い期間にそれらがワーっと襲ってきた感じでした。 「元の娘に戻ってほしい」「もしかしたら戻るかもしれない」という願望は消えません。でも、以前とは違う今の娘だってやっぱりかわいい。これから娘がどんな状態になるのかわからないし、自分が本当にずっと娘を支えていけるのかわからないけれど、とりあえず1日1日、もう一度赤ちゃんから育てるつもりでやってみようと、そう思えたのでした。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年08月14日太郎ちゃんが年長さんのころ、口を手で覆い隠し、声が聞こえないほど小声で話すようになってしまいました。集団行動が苦手な太郎ちゃんは、運動会のマーチング練習がストレスになっているかもしれない……。登園前に吐くようになり、保育園に行かないという選択肢を伝えても、「行く!」という太郎ちゃん。そしてついに運動会当日を迎えました。 心配しながらも、そこにいた姿は… 太郎ちゃんは運動会のあとは吐くこともなくなりました。声のボリュームも元通りでした。 太郎ちゃんは完璧主義なのに不器用なので常に葛藤です。 間違えている自分を見られることが恥ずかしくて、人前で発表することも苦手です。 100点を目指したいのに、なかなかうまくいかない自分にストレスを感じ、それを見られることで恥ずかしさが膨らみ、ショッピングモールのような知らない人がたくさんいる場面で固まってしまったのだと思っています。 実はこの症状はいまだにイベント前に起きます。 母親の私にできることは、太郎ちゃんが置かれている状況の把握と、太郎ちゃんとのコミュニケーション、学校の先生との情報交換だと思っています。 太郎ちゃんにはまだ自分を客観的に見る力が十分ではありません。 なぜ吐くのか、なぜ声が出なくなるのか、ああ、そうか、これについてストレスを感じているんだだから自分はこうなってるんだいつかそうやって自分を理解していくことで、解決の道が開けて少しはラクになれるんじゃないかな……と思ってます。 社会的、精神的な成長がゆっくりな太郎ちゃんなので、そうなるまではもう少しかかりそうです。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター まゆん一児の男児の母。看護師として働いてます。
2022年08月14日妊婦健診でおなかの赤ちゃんが口唇口蓋裂の可能性があると告げられたちょるりさん。破水し、タクシーで病院に向かいました。「そこまでの痛みはないな」と思っていると、助産師さんから「陣痛きてるじゃないですか!」と言われ、出産の体勢に。先生が来て「やっと産める!」 と思いきや、目の前に立っていた先生は、まさかの元同級生でした。 ようやく産める!と思いきや…まさかの元同級生の再会に気まずさを感じながらも、いきみを繰り返していると……。 お産は難航し、酸素マスクをつけながら、いきみを繰り返していました。 そして陣痛を感じてから2時間後、次女の「ひー」が誕生。 しかし、赤ちゃんをゆっくり抱くこともできず、検査に連れて行かれてしまいました。 赤ちゃんの産声に愛しさを感じながらホッとしていたちょるりさんでしたが、赤ちゃんとの初対面をすることなく、助産師さんは赤ちゃんを連れて行ってしまいました。 ちょるりさんは、赤ちゃんが生まれたとき「なんてかわいい声なんだろう」と感じていました。みなさんが、初めてお子さんの産声を聞いたとき、どんなことを思いましたか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ちょるり長女ゆき・次女ひー(口唇口蓋裂&自閉スペクトラム症)・長男ケイの3児の母。ひーの発達や治療を中心に、Instagramにて育児絵日記更新中!
2022年08月13日太郎ちゃんが年長さんのころ、口を手で覆い隠し、声が聞こえないほど小声で話すようになっていました。集団行動が苦手な太郎ちゃん。当時保育園でやっていた運動会の練習、特に集団行動のマーチングの練習がストレスになっているかもしれない……。保育園に行きたがるけれど、登園前後だけ「いつもと違う」太郎ちゃんになってしまう。保育園に行かないという選択肢を伝えても、「行く!」という太郎ちゃん。しかし、このあと症状が深刻化していくことに。 毎日吐きながらも保育園へ… 保育園に行きたがるけれど、登園前後だけ「いつもと違う」太郎ちゃんになってしまう。 そして運動会の前日、ついに外出先で人とすれ違うたびに口元を手で隠して、固まってしまった! 「こんなに太郎ちゃんにストレスがかかっているなら、運動会は不参加でもいいかな……」 悩むママさん。次回、運動会当日、果たしてどうなる?! 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター まゆん一児の男児の母。看護師として働いてます。
2022年08月13日太郎ちゃんが年長さんのころ、いつも通りに保育園に迎えに行くと、なぜか声が聞こえないほど小声で話すようになっていました。突然の息子の異変に「これは何かのサインかも」と気づいたママさん。その原因は? やっぱり手で口を覆っている……。 「品の良い息子がおる!!!」 お迎えに行くと、やっぱり手で口を覆っている……。 集団行動が苦手な太郎ちゃんには、当時保育園でやっていた運動会の練習、特に集団行動のマーチングの練習がストレスになっているかもしれないことがわかりました。 「休んでもいいんだよ」 保育園に行かないという選択肢を伝えても、「行く!」という太郎ちゃん。しかし、このあと症状が深刻化していくことに。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター まゆん一児の男児の母。看護師として働いてます。
2022年08月12日次女はなちゃんを出産後、いつの間にか娘のことをかわいいと思えなくなってしまったぼめそさん。娘2人の面倒を同時に見るのがつらいということを旦那さんに相談すると、次女はぼめそさんが実家で育児をし、長女こはちゃんは旦那さんが別の家でお世話をするということになりました。そんなある日、久しぶりにこはちゃんと再会することに。旦那さんとこはちゃんがぼめそさんのところへ遊びに来てくれたのです。こはちゃんと少しお話しをした後、お散歩に誘うのですが、「イヤ。行かない」とハッキリ言われてしまうのでした。こはちゃんとの一件で、心身ともにさらに参ってしまったぼめそさん。 ぼめそさんのことを気にかけていた旦那さんは、1カ月健診に一緒に付き添うことを提案します。 そして健診当日は、2人で病院に行くことに。 質問表を記入すると、いよいよ問診がスタート。 半個室のようなスペースに案内されると、看護師さんとの問診が始まります。 質問表を見ながら、看護師さんがいろいろと質問をしてくるのですが、うまく答えがまとまりませんでした。 「私は何もできないんでしょうか……」そう言った後、思わず本音が出てしまって……!? 本音を言った後、押し寄せる後悔。しかし… 「いろいろと疲れてしまって……」 看護師さんに思わず本音を言ってしまったぼめそさん。 しかし、すぐに本音を漏らしてしまったことを後悔するのでした。 (吐いてしまった言葉、戻せないかなぁ……) そんな風に思っていると、看護師さんが労いの言葉をかけてくれたのです。 「しんどかったね。1人で考えるのつらかったね」 「もう自分を責めなくていいんだよ」 温かい言葉に思わず涙がポロッとこぼれてしまうのでした。 「頑張ったね。そんなに自分を責める必要ないよ」と、ぼめそさんの気持ちに寄り添うように、温かい言葉をかけてくれた看護師さん。自分が弱っているときに、このような温かい言葉をかけてもらったら、思わず涙が出てしまいますよね。皆さんは、そのような経験はありますか?著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年08月11日自閉スペクトラム症をもつ太郎ちゃんのママ・まゆんさんの体験談マンガ「太郎ちゃんの声が聞こえなくなった話」を短期連載にてご紹介します。太郎ちゃんが年長さんのころ、いつも通りに保育園に迎えに行くと、ある異変が起こりました。 声のボリュームが突然小さくなってしまった! 声のボリュームが異常値!!!! 全然何言ってるか聞こえない……! 突然の息子の異変に「これは何かのサインかも」と気づいたママさん。 さらにこの状態は続いて……? 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター まゆん一児の男児の母。看護師として働いてます。
2022年08月11日妊婦健診でおなかの赤ちゃんが口唇口蓋裂の可能性があると告げられたちょるりさん。妊娠39週に入っても、赤ちゃんが生まれる様子はなく、ちょるりさんは「自分の心の準備ができていないからだ」と感じていました。しかし、「赤ちゃんに会いたい」という気持ちを大切にしようと心に決めた数時間後、ついに破水しました。 破水し、夫を起こし病院へ赤ちゃんを迎える覚悟ができたとき、破水しました……。 陣痛は、全然痛くなかったです。言われてみれば「多少、おなかが張っているかな?」というくらいで、「家でこの痛さがきても絶対陣痛だと気付けないレベル」と、当時の記録に書いてました。 さらに、まさかの再会。きっと相手のほうが気まずかっただろうに、担当してくれて感謝でいっぱいです! 陣痛がきた最初のことはまったく痛みがなかったというちょるりさん。その後、しっかり、一気に痛みがきて、3人のお子さんのなかで一番きついお産になったそうです。 ちょるりさんは、まさかの同級生と再会していましたね。みなさんは、分娩中に起こったハプニングはありますか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ちょるり長女ゆき・次女ひー(口唇口蓋裂&自閉スペクトラム症)・長男ケイの3児の母。ひーの発達や治療を中心に、Instagramにて育児絵日記更新中!
2022年08月10日口唇口蓋裂で生まれてきた娘、くぴこちゃんを育てているじぇにこさんの育児マンガです。無事に鼻の修正手術を終えたくぴこちゃん。術後は手術の精神的なショックから、一時期体調を崩してしまったくぴこちゃんですが、ママがおもちゃのご褒美をプレゼントしたことをきっかけに、その後は順調に回復していきました。しかし、ここでまた1つ問題が! 2日後に抜糸処置を控えていたのですが、そのことを伝えると、激しく拒否されてしまって……!?朝の処置で大暴れする娘。先生からある提案をされて…ご褒美による効果もあって、その後は着実に体調を回復しつつあったくぴこ。 吐き出すショックも乗り越え、ごはんもしっかり食べ、笑顔をたくさん見せてくれるようになりました。 しかし、唯一朝の処置だけはそうはいかず……。 鼻に縫い付けている糸の周りをただ洗浄するだけでも、首を振って怖がり、しまいには足を投げ出して、体ごと暴れ出すという事態に……。 私やスタッフさんに抑えられながら、ようやく終えるといった繰り返しでした。 術後4日目が過ぎると、いよいよ鼻に縫い付けているレチナ(※1)の抜糸処置が迫っているのですが、この状況では難しく、先生からこう提案されました。 (※)レチナ:鼻の形を維持する目的で使用するシリコン製の装具。 毎回涙も汗もたくさんかきながら、激しく拒絶して暴れる娘の姿を見ると、処置室での抜糸処置は暴れて怪我をしそうで、実は心配をしていた私。 それは先生も同じだったようで、麻酔によってくぴこちゃんが眠っている間に、手早く処置したほうが本人も怖い思いをせずに済むし、そのほうが安全だと言ってくださいました。 しかし、ここで問題が……! 娘に伝えたところ、案の定猛烈に拒否! 激しくハッキリと拒否されてしまったのです。 しかし、5分足らずの鼻周辺の洗浄が我慢できない娘が、10分程度の抜糸処置に耐えられるとは思えません。 内容がどうであれ、「手術が怖い」という娘の意見にも同意しながら、私は持参した娘の落書き帳を使い、退院が1日伸びても手術室での抜糸が娘にとって、どうメリットがあるのかなどを絵に描いたりして、できるだけわかりやすく説明しました。 すると、しぶしぶといった感じで、少しずつ納得していく様子を見せてくれるように……! こうして治療について一緒に考えることができるようになったんだなと、改めて娘の成長をしみじみ感じました。 それと同時に、説明のときに「修正手術のときより怖くない」と書いた部分が、どうしても引っかかったらしく、ここだけは真剣な顔で、「ママ怖いものは怖いからね! これは直して!」と、強く訴えてきたので、その姿にもたくましい成長を感じて、修正をしました。小さいころは手術のことも抜糸などの処置も怖がらせないように、ごまかしながらおこないましたが、成長とともにいろいろとわかってきたことで、もうごまかしは通用しないのだなと思いました。 また、処置の説明は訳もわからず、納得できない状況よりも、本人の心の準備など受け入れできる体制づくりのためにも、娘が理解できるようにおこなうことが大切だと強く実感。 さらに、手術や処置がどれだけ必要なものであっても、娘の本心をしっかり聞き、その気持ちを否定せず、本人が納得して受けられるようにすることも大事だなと思いました。2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年08月09日次女はなちゃんを出産後、いつの間にか娘のことをかわいいと思えなくなってしまったぼめそさん。娘2人の面倒を同時に見るのがつらいということを旦那さんに相談すると、次女はぼめそさんが実家で育児をし、長女こはちゃんは旦那さんが別の家でお世話をするということになりました。そんなある日、久しぶりにこはちゃんと再会することに。旦那さんとこはちゃんがぼめそさんのところへ遊びに来てくれたのです。こはちゃんと少しお話しをした後、お散歩に誘うのですが、「イヤ。行かない」とハッキリ言われてしまうのでした。こはちゃんとの一件で、心身ともにさらに参ってしまったぼめそさん。 ぼめそさんのことを気にかけていた旦那さんは、1カ月健診に一緒に付き添うことを提案します。 そして健診当日は、2人で病院に行くことに。 質問表を記入すると、いよいよ問診がスタート。 半個室のようなスペースに案内されると、看護師さんがいろいろと質問してくるのですが、それをプレッシャーに感じてしまって……!? 看護師さんの質問に、思わず動揺してしまい… 質問表にあった「自分自身を傷つけるという考えが浮かんできた」という質問の回答に対して、「そう思うことが思うことが多かった?」と尋ねてきた看護師さん。 「消えたいなら、よく思います」 そして、こう続けます。 「消えたいって言っても、そう思っただけで、実際そういう行動はしなかったです」 「産後から体調が悪かったり、不眠が続いたり、心身共に変だったので、そう思っちゃったんだと思います」 必死に自分の言葉をフォローしながらも、できるだけ冷静になるように努め、看護師さんに思いを伝えるのでした。 このときのぼめそさんの精神状態を考えると、看護師さんの質問はプレッシャーを感じてしまうのも無理がないような気がしますね……。皆さんは、この2人のやり取りについてどのように感じましたか?著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年08月06日口唇口蓋裂で生まれてきた娘、くぴこちゃんを育てているじぇにこさんの育児マンガです。無事に鼻の修正手術を終えたくぴこちゃんですが、微熱から高熱を繰り返してはぐったりとした状態が続いていました。しかし、術後3日目にして、ようやく熱が36.6度と落ち着きを見せ始めます。ただ、ここである問題が発生! なんと手術のショックから、くぴこちゃんが精神的に不安定になってしまい、食事が一切食べられなくなってしまったのです……!術後のショックが続く娘に、効果を発揮したのは…? 今回口腔内の処置はおこなっていないものの、食事の進みが良くなく、先生いわく「しっかり食事をとれないと点滴が抜けない」と言われてしまいました。 好きな食べ物でもいいので食事をとるように言われたので、好物のパンや少しでも食べやすい物をと買いそろえてみたりもしました。 しかし……。 手術のときに麻酔の管が喉を傷つけた影響で、術後しばらく血が混じった分泌液を吐いたことが、娘にとって精神的なショックとして尾を引き、食べ物を口にするのが怖くなってしまったそうなのです。 プリンやゼリー、ヨーグルトなど好物やのど越しの良いものなど提案しても、なかなかその気になってくれず、精神的なものに対してどうしたらいいか悩んだ結果、最後の切り札に打って出ました。 術後に遊ぼうねと約束していたご褒美のおもちゃ。 しかし、手術が終わった直後から娘は、熱でもうろうとし、痛みや気力のない状態が続いていたので、出しそびれていたご褒美がここにきて、ようやくお目見えすることに!「これは点滴を打った状態では遊びづらいと思う……」とさりげなく伝え、お医者さんから許可をもらい点滴を外すためにには、まずは食事をしっかりとろうと励ましました。 出された病院食をすべて完食し、先生からの許可も無事に下りて点滴もあっという間に抜けてしまいました! 交流会で出会った当事者からのアドバイスとはいえ、おもちゃでつっているのが少しばかり気が引けていたのですが、おもちゃひとつでこんなにもあっさりとモチベーションが変わり、ようやく笑顔を見せてくれたことに驚きました。 これまで泣くかぐったりして覇気がなかった娘にようやく笑顔が戻って、私もとてもうれしかったです!! くぴこの気持ちが上向きになる様子を見て、「病は気から」という言葉に思わず感心しました。 また、私自身もその姿に安心することができたほか、ご褒美の効果は私たち親子にとっては想像以上に療養中の良い足がかりとなることがわかりました。 2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年08月02日次女はなちゃんを出産後、いつの間にか娘のことをかわいいと思えなくなってしまったぼめそさん。娘2人の面倒を同時に見るのがつらいということを旦那さんに相談すると、次女はぼめそさんが実家で育児をし、長女こはちゃんは旦那さんが別の家でお世話をするということになりました。そんなある日、久しぶりにこはちゃんと再会することに。旦那さんとこはちゃんがぼめそさんのところへ遊びに来てくれたのです。こはちゃんと少しお話しをした後、お散歩に誘うのですが、「イヤ。行かない」とハッキリ言われてしまうのでした。こはちゃんとの一件で心身ともにさらに参ってしまったぼめそさん。 ぼめそさんのことを気にかけていた旦那さんは、1カ月健診に一緒に付き添うことを提案します。 そして健診当日は、2人で病院に行くことに。 質問表を記入すると、いよいよ問診がスタート。 半個室のようなスペースに案内されると、看護師さんがいろいろと質問してくるのですが……? 「間違った答え」を選びたくなくて… 質問表に対してなかなか丸をつけられず、空白が多くなってしまっていました。 そんなぼめそさんに、看護師さんは「一緒に埋めていこうか」と笑顔で話しかけます。 しかし、ぼめそさんの表情は変わらず、ずっと硬いまま……。 さらに、ある質問の答えの回答理由について詳細を問われると、さらに追い込まれてしまうのでした。 「間違った答えを選びたくなかった」とありますが、当時のぼめそさんにとっては、この質問表自体がプレッシャーになっていたのではないでしょうか。皆さんもこのように、質問に対してプレッシャーを感じてしまったという経験はありますか?著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年08月01日TwitterやInstagramで娘・タマさんの絵日記を投稿している新町糸さん。生後12日目を迎えた娘さんはミルクを飲んでも吐き出してしまい、大学病院へ行くと「肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)」と診断を受けました。そして手術をおこない、ミルクを吐かずに飲めるようにまでなりました。 手術後の娘は…娘は手術が終わり、少しずつ回復。ミルクを飲ませてあげられるようになり……。 手術後の娘は、何度か吐いてしまったものの、順調に成長し、体重の増加はV字回復。 1歳になった娘は、元気に過ごしています。 手術後、徐々にミルクが飲めるようになり、新生児訪問の体重測定では、あまりの増量具合に驚かれ、2回測定された娘さん。その後は再発もなく、傷跡も目立っておらず、新町糸さんのSNSで拝見する娘さんの姿は元気で、かわいらしい様子でとても微笑ましいです。 新町糸さんは、娘さんが肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になったとき、動画を撮っておけばよかったと書かれていました。子どもの病状を的確に言葉で医師に伝えるのは難しく、正しく伝わっているのだろうかと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなとき、動画を撮っていれば医師に正確に伝えることができ、お母さんの不安を1つ解消できるかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 新町糸2020年8月生まれの女の子・タマさんの母。主にTwitterでタマさん観察絵日記を更新している。
2022年07月31日妊婦健診でおなかの赤ちゃんが口唇口蓋裂の可能性があると告げられたちょるりさん。いよいよ妊娠39週に入りましたが、一向に生まれる気配はなく、ちょるりさんは「自分の心の準備ができていないからだ」と感じていました。 赤ちゃんが生まれてくる様子は一向になく…妊娠39週を過ぎても、赤ちゃんに会う心の準備ができておらず……。 ※喝を入れる→活を入れる 口唇口蓋裂を持つ赤ちゃんの顔や合併症、その後の成長など気がかりなことが多くなる一方。 しかし、赤ちゃんに会いたいという気持ちを大切にしようと心に決め、眠りにつこうとしたとき、「ぱちん」と破裂音が聞こえ、ついにその時が来ました。 出産予定日に近づくにつれ、不安が大きくなっていったちょるりさん。しかし、自分に活を入れ、寝ようとしたとき、なんと破水してしまいました。 ちょるりさんは、赤ちゃんが生まれてくることを実感し、不安を感じていたとき、自分に活を入れていましたね。出産間近は不安なことや心配なことがより増えていってしまうもの。みなさんは出産間近で不安を抱えていたとき、どのようなことをして乗り越えていましたか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ちょるり長女ゆき・次女ひー(口唇口蓋裂&自閉スペクトラム症)・長男ケイの3児の母。ひーの発達や治療を中心に、Instagramにて育児絵日記更新中!
2022年07月31日次男くんの耳の治療に付き添いで来ていた長男くんの右耳がずっと聞こえていなかったことが判明。大きい病院で診察してもらいましたが、医師からは「完全に聞こえていませんね」と言われ、「高度難聴」と診断されました。忍者ママさんは、その診断結果に落ち込んでいると……。長男の耳の最終的な診断結果は…「高度難聴」と診断された長男。診断結果に覚悟を決めてはいたものの、いざ目の前で言われると、少し落ち込んでしまい……。 長男の診断結果をすぐには受け入れられず落ち込んでいたが、医師からの「この世に完璧な人間はいませんから」という言葉にハッとさせられ、また、「変な壺を買わないように!」と釘を刺された母。 その後は長男の左耳を大切にしようと意識するが、ふとしたとき、片耳が聞こえない長男をかわいそうだなと思ってしまうことも。 しかし、長男のポジティブさに助けられている母だった。 忍者ママさんは「完璧な人間はいない」という医師の言葉に心が軽くなりました。その後の長男くんの様子で、かわいそうだなと感じたこともあったそうですが、長男くんの持ち前のポジティブさに救われている忍者ママさんでした。 忍者ママさんは医師や長男くんの言葉に救われたと感じていました。ふとしたときに人からもらった言葉で心が救われるときありますよね。みなさんが人からもらって今でも大切にしている言葉はありますか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 忍者ママ長男と協力をして日常マンガを描いている2児のママ。
2022年07月31日娘がロタウイルスが原因で急性脳症となり、入院に。元どおり回復する可能性はあると信じて看病していましたが……。主治医から、ロタウイルスで脳症になった子で元どおりに回復した子を診たことがないこと、歩いて退院した子がいなかったこと、等を告げられてしまいました。このとき「生きることをやめたい」と放心状態になってしまった和田さん。すると、いつもは温和で怒ったことのない旦那さんが初めて和田さんを怒鳴り……。夫に怒鳴り散らされたあと、話が意外な方向へいきました。それは…… 夫には見せていた別の顔とは…? 「ハナ、笑うよ?」と夫に言われたときは、耳を疑いました。私が看病しているときは、寝ている以外は暴れたり泣いたりばかりのハナ。もうこれからは一生この調子なのかと思っていました。 しかし夫の前では、ハナは別の顔を見せているよう。「なんで私の前では態度が違うんだろう。私のことが嫌いなのかな? 私の看病の仕方がおかしいのかな?」と悲しくなりましたが、夫は失笑。「ママだから甘えているんだよ」「ママの前でだけは、素を出せているんでしょ」と言われました。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年07月31日TwitterやInstagramで娘・タマさんの絵日記を投稿している新町糸さん。生後12日目を迎えた娘さんはミルクを飲んでも吐き出してしまい、産院や小児科を受診しましたが、ゲップの出し方を指導されるのみで、娘さんの様子は悪化する一方。小児科の医師に大学病院での検査を勧められ、検査の結果、「肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)」と判明。そして、手術をすることに……。 娘の手術が決まり…娘の病気名が判明し、手術に向けて準備をしていると……。 娘の入院が決まり、一安心。 手術は比較的簡単なもので、2時間ほどで終わったがとても長く感じられた。 その後、看護師さんから聞く娘の様子は問題なさそうで、母がミルクを飲ませることができるまでに回復した。 娘さんの病気が判明したことで治療できることになり、ホッとした新町糸さん。体感時間が長く感じられた手術は無事終了し、娘さんは徐々に回復が見られるようになりました。 コロナ禍ということで、面会時間が両親のいずれかが1日1時間と限られていた新町糸さんご夫婦。本当はつきっきりで娘さんの様子を見たかったでしょう。同じ病棟にいたお子さんたちも、パパやママに会えないのは、きっと寂しかったですよね。新型コロナウイルスが早く収束することを願うばかりです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 新町糸2020年8月生まれの女の子・タマさんの母。主にTwitterでタマさん観察絵日記を更新している。
2022年07月30日TwitterやInstagramで娘・タマさんの絵日記を投稿している新町糸さん。生後12日を迎えた娘さんはミルクを飲んでも吐き出してしまいます。「おかしい」と思った新町糸さんは産院や小児科を受診しましたが、ゲップの出し方の指導を受けるだけで、娘さんの様子は一向に良くなりませんでした。 ミルクを飲み込めず吐いてまう娘を前に母は吐き続けてしまう娘は排泄の数も少なくなっていき……。 すぐに吐いてしまう娘を前に限界を感じ、再び小児科に行くと、なんと娘の体重が出生体重近くまで戻っていた。 それを見た医師から大学病院を紹介され、そのまま大学病院へ向かい検査をした結果、 「肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)」と診断された。 医師から提案された治療の方法として、薬か手術かの2つを挙げられ、「手術」を選択。 検査が終わり、処置を受けた娘の姿はとても痛々しく感じた。 ミルクが飲めない娘さんは排泄も減っていき、体重も減っていきました。小児科の医師に大学病院での検査をすすめられ、検査をすると「肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)」と診断された娘さん。医師の説明を聞いた新町さんご夫婦は、治療方法に「手術」を選択しました。 大学病院で検査を受けた娘さん。薬または手術での治療を選択しなければならなかった新町糸さんご夫婦ですが、どちらもメリットとデメリットがあるもの。新町糸さんご夫婦は医師からの話を聞き、「手術」を選択しました。みなさんだったらどちらを選択しますか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 新町糸2020年8月生まれの女の子・タマさんの母。主にTwitterでタマさん観察絵日記を更新している。
2022年07月29日TwitterやInstagramで娘・タマさんの絵日記を投稿している新町糸さん。今回は新町糸さんの娘さんが生後数週間のときに幽門狭窄症(ゆうもんきょうさくしょう)になったお話をご紹介します。 娘はミルクが飲めず、嘔吐を繰り返しある日、娘は苦しそうな様子で…… ミルクを飲むと、すぐに吐いてしまう娘。 ミルクの量を調整するも、状態が良くなることはなく、産院の健診で相談することに。 病院ではゲップの出し方の指導と、ミルクの量を減らさず様子を見るようにと言われたが、娘の吐く回数は増えていった。 後日、産院のすすめで小児科に行きましたが、やはりゲップの出し方の指導されただけで……。 新町糸さんは娘さんが吐くこと以外は普段通りの様子だったので、病院に行くことをためらっていましたが、違和感を覚えたため産院の健診で相談することにしました。しかし、産院ではゲップの仕方を教わっただけで、その後も娘さんの吐いてしまう回数は増えるばかりでした。 助産師さんの指示通りにゲップを出していても、症状が悪化していった娘さん。一向に良くならない娘さんの状態を目の前にお母さんとお父さんはとてもつらかったと思います。みなさんが新生児の育児でうまくいかずに困ったこと・つらかったことはなんですか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 新町糸2020年8月生まれの女の子・タマさんの母。主にTwitterでタマさん観察絵日記を更新している。
2022年07月28日口唇口蓋裂で生まれてきた娘、くぴこちゃんを育てているじぇにこさんの育児マンガです。今回は無事に鼻の修正手手術を終えたくぴこちゃん。術後は、無事HCU(高度治療室)を出て、病室に戻ることができました。しかし、くぴこちゃんの様子がなんだかおかしくて……!?術後のショックからか、なかなか娘の容態が落ち着かず… 術後直後はまだ麻酔の影響が残っていたようで食事も通らず、せめてお水をと、口に含ませてみてもすぐに吐き戻したり、さらにその日の夜は熱が上がり坐薬を入れたり、就寝時間をこえてもうなされたりして、落ち着かない時間が続きました。 術後当日は仕方ない……。 そう思って看病をしながら、娘の容態が落ち着くのを待ちました。 翌日も朝から元気はなく食事もままならず、熱も上がったり下がったり。 娘はつらい様子でぐったりと横になっている状態でした。 先生いわく、今回の手術は難しいものではないようでした。 手術前の看護師さんの説明でも、1歳のころに受けた口唇手術に近い内容で、当時よりも体が大きくなった分安全性も増して、前回の口蓋裂の処置ほどの心配は少ないと聞いていたのですが、一向に落ち着くことのない娘の様子に気が気ではなく……。過去2回の手術後に比べると、術後2日を過ぎても安定しない熱や食事状況、まったく気力が戻る様子のない娘の状態を見ると、聞いていた内容の割には回復に時間がかかっているように思えました。 手術で最善をつくしてくれた先生方には感謝しつつも、実際本人の負担は私の思っている以上に大きなものだったようで、今回の手術は5歳の娘にとって、大変ショックだったのだなと痛感しました。2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年07月26日次男くんの耳の治療のために、母と一緒に付き添いできた長男くん。次男くんが両耳の検査を受けている様子を見ると、「右耳って聞こえないのに、時間の無駄じゃない?」の衝撃のひと言。忍者ママさんはとりあえず、長男くんに聴力検査を受けさせますが……。長男の検査の結果は…右耳が聞こえないという長男。聴力検査をおこないましたが、まったくボタンを押す様子はなく……。 検査の結果、長男の耳がまったく聞こえていないことが判明。 これ以上の検査はその病院では難しいと、大学病院で検査を受けることに。 検査を終え、医師からは 「右耳は完全に聞こえていませんね。そして、これからも聞こえることはないでしょう」とはっきり言われ、「高度難聴」との診断を受けた。 長男くんの右耳が完全に聞こえていないことが判明した忍者ママさん。そして、長男くんは「高度難聴」という診断を受けました。 当時、まだ6歳だった長男くん。ひとりで耳の検査を受けている長男くんの姿はかわいそうだったと感じた忍者ママさんですが、病院の検査は大人でも怖いもの。それを子どもがひとりで薄暗い部屋で検査を受けているのは、お母さんは心配になりますよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 忍者ママ長男と協力をして日常マンガを描いている2児のママ。
2022年07月26日次男くんが中耳炎のため耳鼻科に通っていた、ある日。次男くんの検査の様子を見た長男くんは驚きの言葉を言い出しました。長男の衝撃の事実次男の中耳炎を治療するため、長男も連れて3人で耳鼻科に通っていたある日……。 次男が耳の検査をしている様子を見て、 「なんで両耳するの? 時間の無駄じゃない?」と言い出す長男。 一瞬、「長男の冗談か?」と疑いましたが、とりあえず検査をしてもらうことに。 しかし、長男は聴力検査のボタンを押す様子はなく……。 次男くんの付き添いで来ていた長男くんでしたが、思いもよらない事実が判明しました。いきなりの長男の発言に少しパニックになった忍者ママさん。 長男くんのいきなりの発言に戸惑った忍者ママさんですが、みなさんも子どもの発言で、事実なのかわからなくて焦った経験はありますか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 忍者ママ長男と協力をして日常マンガを描いている2児のママ。
2022年07月24日口唇口蓋裂で生まれてきた娘、くぴこちゃんを育てているじぇにこさんの育児マンガです。無事に鼻の修正手手術を終えたくぴこちゃん。今回は、手術を担当した先生から説明を受けたときのお話です。手術を終え、運ばれたHCU(高度治療室)のベットの上で、思いのたけを吐き出したくぴこちゃんは、次第に疲れて眠ってしまいました。すると、執刀してくださった担当医の先生が部屋に入ってきて……?執刀医の先生が様子を見に来てくれて… 先生はくぴこの様子を確認すると、今回おこなった手術について、くわしく説明をしてくださいました。 変形してほとんど鼻腔が倒れてしまっていた左側の鼻を切り、Uの字に内側へと入れ込んだところを縫い止め、さらにレチナ(※)を鼻腔へ縫い付けて固定し、鼻の形を整えるという手術でした。 先生いわく、今回の修正手術は赤ちゃんのときにおこなった口唇手術に近く、前回の口蓋裂手術にくらべると難しいものではなかったとのことでした。 しかし……。 (※)レチナ:鼻の形を維持する目的で使用するシリコン製の装具。 2回目の口蓋裂手術からは、少しずつ取り組めるようになったものの、これまでレチナを安定してつけ続けることができませんでした。 それが原因で、想像以上に早く娘の鼻腔が変形してしまい、今回の修正手術となったので、すごく後悔しました。レチナをつける生活は見た目的にも目立ってしまうため、今度年長さんになる娘に幼稚園にいる間もレチナをつけさせなければいけないと考えると娘本人がそれを受け入れてくれるのか……。 また、周囲の反応はどういう反応になるのかを考えてしまい、とても気にかかりました。 しかし、レチナをつけないということが後々大きな影響を与えることを考えると、これまで以上に使命感を強く感じ、今度こそ強い意思で退院後のレチナを徹底しなければ!と、心に決めました。2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年07月19日次女はなちゃんの1カ月健診で、医師から「産後うつです」と診断されたぼめそさん。実ははなちゃんを出産後、おなかの痛みから始まり、咳や動悸、不眠、全身のかゆみなど、さまざまな体の不調に悩まされていたのです。医師に相談すると「産後のマタニティブルーズという状態です」と言われ、薬を渡されたのですが、ぼめそさんが薬を飲むことはありませんでした。病院を退院後は、実家で子育てをすることに。すると、長女こはちゃんと次女はなちゃんの育児の違いについて、次第に悩むようになっていったのです。ぼめそさんと旦那さんが何て返していいか分からず困っていると、こはちゃんの発言はヒートアップしていきます。 「ママじゃなくてパパが良い!」「パパとお散歩行く!」 しまいには「パパがいいの!」と言って泣き出してしまいました。 こはちゃんの発言により、ぼめそさんの心は一気にズタズタになってしまうのでした。 こはちゃんとの一件で心身ともにさらに参ってしまったぼめそさん。 ぼめそさんのことを気にかけていた旦那さんは、1カ月健診に一緒に付き添うことを提案します。 そして健診当日は、2人で病院に行くことに。 質問表を記入すると、いよいよ問診がスタート。 半個室のようなスペースに案内されると、看護師さんがいろいろと質問してくるのですが……? 私の育児がダメなの? コロコロと変わる感情についていけなくて… こはちゃんの一件で、すっかり落ち込んでしまったぼめそさん。 ベッドに横になって泣いていると、旦那さんからのLINEが届きます。 送られてきたメッセージの内容は、1カ月健診は一緒に行こうというものでした。 健診日当日は旦那さんが付き添ってくれて、一緒に病院へ行くことに。 質問表を提出し終わり、待っていると、ぼめそさんの番号が呼ばれます。 半個室のようなスペースに案内されると、そこで問診が始まるのでした。 こはちゃんのことがキッカケで、自分の育児を責めたり、被害妄想を繰り返していたというぼめそさん。不安定な状態だったと思うので、このときの健診に旦那さんが付き添ってくれて良かったですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年07月18日娘がロタウイルスが原因で急性脳症となり、入院してしまった和田さん。元どおり回復する可能性はあると信じて看病していましたが……。主治医から、ロタウイルスで脳症になった子で元どおりに回復した子を診たことがないこと、歩いて退院した子がいなかったこと、等を告げられ、ショックで放心状態になってしまった私。気がつくと家に帰っていたのですが…… 耐えられない。そんなとき夫は… 批判をおそれずに言えば、私はこのとき「生きることをやめたい」と思いました。つらい現実から逃げたかったんだと思います。ハナが今まで接してきたハナでなくなってしまうのは、ハナを失ってしまうのと同じことに感じられました。夫は温和な人で、私は怒鳴られたことも、怒鳴っているのを見たこともないのですが、このとき初めて怒鳴られました。あとで夫に聞いたところによると、私が本気で言っているのがわかったので、何としても止めないといけないと思ったそうです。今は夫に心から感謝しています。 そしてこのあと、夫から意外なことを聞かされました。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年07月17日「不安障害」という病気は、ネットで調べると、恐怖心や身体的な不快感が強まり心臓がドキドキしたり不安になったりする心の病気で、体にも悪影響を及ぼすそうです。有病率は人口の5~6%といわれていてそんなに珍しくない身近な病気だそうですが、その不安障害をまさか自分が患うとは思っていませんでした。今回は、不安障害になって苦しんだ経験と、回復までの道のりをお話ししたいと思います。★関連記事:強気だった夫のメンタルが崩れ不安障害に…妻の私ができることは【体験談】不安障害になったきっかけ33歳で短大の栄養学科に入学、35歳で栄養士を派遣する会社に正社員として就職しました。勤務先はデイサービス併設のクリニックで、60代パート女性2人と私の3人で厨房を回していました。入社して1年ほどたったころ、パートさんの1人が家庭の事情で突然辞めてしまい、急にもう1人のパートさんと私の2人体制に。本社からたまにヘルプの人が来ていたものの回数には限度があり、必然的に休みが激減。パートさんに優先して休んでもらい、私自身は月1、2回休める程度でした。その後新しい人も入らず、朝から晩まで1人で勤務することも多々あり、疲れが極限に達して精神的にも追い詰められていきました。あるとき心臓がドキドキしてずっと不安な気持ちが続き、おかしいと思った私はすぐに心療内科を受診しました。診断は「不安障害」でした。初めはまだ症状が軽く、すぐに良くなりました。体が心配だったので会社に1カ月後に辞めると申し出ると、「会社の規約で辞めるには3カ月必要」と言われ、やむなく勤務を継続。ですが2週間後に不安症状が再発し、以前よりもひどくなり夜も眠れず、仕事に行けなくなり、そのまま辞めざるを得なくなりました。不安障害に悩まされた日々に始めたこと真面目に頑張った結果、自分が病気になるなんて。このときは絶望しました。実家でしばらく休むという選択肢もありましたが、このまま家にこもるとたぶん私はうつ病になる。外に出て人と関わったほうが自分の中に閉じこもらなくて良い。そんな気がしたので別の仕事に就き働き始めました。病院で処方された精神安定剤を飲みながら、新しい職場で派遣社員として働き始めました。栄養士を続けると症状が悪化すると感じたため、その道は断腸の思いで諦め、前に経験のあった職種に就きました。このときは何をしても心が何も感じない状態になっていて、「これはうつ病になる一歩手前ではないか」と気付き、これ以上気持ちを落としたくないという一心で、自分で対策を考えました。例えばひとり言で自分を盛り上げました。テレビを見たら「わー!! 今のおもしろかった!!」としゃべったり、笑い転げてみたり。買い物に行くときも「今日は買い出しに行こう!! あのお店は広くてたくさんのものがあるから楽しいんだよね!」と言葉に出してみたり……。いつも楽しくいることを3カ月ほど続けました。そうすると心がだんだんと上向きになっていき、「楽しい」と感じられるようなりました。無理をせず楽しく生きることが大切それからはこの「いつも楽しくいる方法」を実践していき、1年ほどで毎日飲んでいた薬をやめられ、40歳を超えたころには精神安定剤の頓服薬も必要なくなりました。ちょうどそのころに同じ職種の正社員としての職が見つかり円満退社。再就職をしました。正社員となり順風満帆かと思いましたが、入社した会社がパワハラ体質でここでも苦労しました。私が入社後に、今までいた社員や新入社員がどんどん辞めていき、その中にはうつ病になって辞める人もいて、人の入れ替わりが激しい職場でした。ただ40歳で正社員になれたので辞めるという決断ができず、3年ほど働きました。働いているときに決めたことは、「これ以上無理だな」と思ったらすぐに辞めるということです。栄養士時代に不安障害になった経験から、「すべてを1人で受け止めず、助けを求める」ということを学んだので、適宜上司に相談しながら仕事をしました。お休みの日は楽しく過ごし、仕事は真面目にするけど1人で頑張り過ぎない。考え方次第で楽しく過ごせる。そう考え実行することで再発せず、その会社の社員の中では比較的長く在籍しましたが、最終的にパワハラに耐えられず退職しました。まとめその後職業訓練に通い、今はHP制作会社で働いています。紆余曲折あった30代後半から40代前半。不安障害を発症し絶望のどん底に落ちてから、ゆっくりですが病気を克服することができました。完治する病気ではないため、再発することも考えられます。ですが、再発させないために重要なことを自分の経験から学びました。最初は薬に頼りましたが、心のコントロールで症状が出ないように抑えることができるようになりました。どん底のときは治るかどうかも不安でしたが、今では不安障害のおかげで強くなれたし、人にやさしくもなれてよかったと思います。この経験を生かして、これからも恐れずに新しいことにチャレンジしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。イラスト/おみき著者/葉月(44歳)自分のしたいことを追求しすぎて、結婚もせずアラフィフ直前に。楽しく自分らしく生きるために日々模索中。栄養士・調理師の資格持ち。趣味は料理とパン作り、食べ歩き。
2022年07月13日口唇口蓋裂で生まれてきた娘、くぴこちゃんを育てているじぇにこさんの育児マンガです。今回は無事に鼻の修正手手術を終え、病棟に戻ってきたくぴこちゃんとじぇにこさんのやり取りについてのお話です。朝一番で鼻の修正手術を終えると、病棟に戻ってきたくぴこちゃん。じぇにこさんの姿を見つけると、精一杯に手を伸ばし、目からは一気に涙が溢れてしまって……!?手術を終え、戻ってきた娘から本音が飛び出して… レチナを鼻に縫い付けた状態で、それまでキョトンとしていた娘が私を見つけると、娘の目から涙が一気に溢れ、手を伸ばしました。 ストレッチャーからHCUのベッドへ移動すると、私に抱き着いてすぐに口から真っ赤な分泌液を口から吐き出します。 15分ごとに様子を見に来る看護師さんに怯えていたくぴこ。 だんだん麻酔が切れてくると、処置による発熱、定期的に吐き出される血の混じる唾液や、気持ち悪さ、点滴などこの状況に対する怒りや理不尽さを強く感じ、涙をたくさん流しながら泣きじゃくりました。 少し暴れそうなところをしっかりと抱きしめ、今まで抑え込んでいたくぴこの本音をただただ聞き入れます。 今回の手術がこれまでのなかでも安全性が高いとはいえど、どんなに説明を受けて本人になりに一生懸命理解しようと努めても、実際身に起こったことのショックは周りが思うよりも、本人にとってはどうしようもなくつらいことなんだと強く感じました。 これから何度この光景を見るのだろう……。 そして口唇口蓋裂の治療が続く限り、娘もこんな思いを繰り返していくのだろうと思うと、親として胸が痛くなります。 今まで言葉にならなかった娘の病気に対する心からの思いを聞き、せめて親として娘のこの悲痛な思いを受け止めていかなくてはと強く思いました。 2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年07月12日次女はなちゃんを出産後、いつの間にか娘のことをかわいいと思えなくなってしまったぼめそさん。娘2人の面倒を同時に見るのがつらいということを旦那さんに相談すると、次女はぼめそさんが実家で育児をし、長女こはちゃんは旦那さんが別の家でお世話をするということになりました。今回のお話は、久しぶりにこはちゃんとぼめそさんが再会したときのお話です。 長女こはちゃんと久々の再会! 楽しみにしていたのに… こはちゃんと久しぶりに会えることを楽しみにしていたぼめそさん。 うれしそうにこはちゃんに話しかけるのですが、「ママとお散歩行く?」と質問すると「んー……イヤ。行かない」という返答が! そして、2人が返答に困っていると、その空気を察したのか、「パパと散歩行く!」と強く言い張り、泣き出してしまいました。 こはちゃんの口から、何度も「パパがいい!」と言われることで心がズタズタに引き裂かれてしまうのでした。 こはちゃんの言葉に悪気はないのは分かるのですが、このときのぼめそさんの精神状態を考えると、かなりダメージを与える辛辣な言葉だなと感じました。皆さんはお子さんからズキッとくるような言葉を言われたことはありますか?また、そのときはどんな風に対応しましたか? 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年07月12日