マンガ「発達障害の子どもと私たち」1章はるき編が完結!発達ナビユーザーから寄せられた体験談を元にしたストーリー・マンガ「発達障害の子どもと私たち」。この物語の主人公は、発達障害のある子ども、そして彼らを育てる保護者たちです。子どもたちと保護者は、幸せに暮らすことができる環境を迷いながら求め続けます。それを乗り越えるため、それぞれが選んだ道は――。プロローグはこちらからご覧いただけます。はるきは3歳でASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けました。小学2年生まで元気に学校へ通っていましたが、運動会が終わった5月の下旬頃から「学校を休みたい」というようになって……。母親は発達障害の勉強をしていて理解はあるのですが、完全な不登校となったらどうしようという気持ちもあるようです。なぜはるきは学校へ行けなくなってしまったのか。はるきの気持ち、そして保護者の決断は……?学校へ行くとさみしくて涙がでてしまう……。不登校トラブルに悩む「はるき編」を完結まで一気読みはるき編全4話は現在公開中です!以下関連記事からぜひご覧ください。そして2章みき編、8月中旬から連載スタートそしてもう一人主人公・みき編が8月中旬から連載スタートします。小学4年生のみきは、5歳でASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。小学校では通常学級に在籍していたのですが、小学3年生から勉強が難しくなり、そして今4年生では――。また、みき編の完結後は、はるきのその後についてもお届けいたします。お楽しみに。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年07月25日マンガ「発達障害の子どもと私たち」はるき編 第4話(最終話)Upload By ユーザー体験談Upload By ユーザー体験談私も息子と同じだった……?Upload By ユーザー体験談Upload By ユーザー体験談わが家が選んだ道――Upload By ユーザー体験談Upload By ユーザー体験談家族で話し合い、不登校に取り組んでいく発達ナビユーザーから寄せられた体験談を元にしたストーリーマンガ「発達障害の子どもと私たち」の最終話(第4話)をお届けします。小学2年生のはるきさんは、3歳でASD(自閉スペクトラム症)、4歳で知的障害(知的発達症)と診断を受けています。2年生の5月、運動会のあとから学校を休みがちになり、保護者はそんなはるきさんを受け止めていました。しかしある日登校をうながされたはるきさんは、教室で腹痛を訴えることに。身体症状がでたはるきさんは、完全に不登校となりました。保護者である母は、自宅でリモートワークをしているのですが、仕事が忙しいためはるきさんを全く構えない状態。部屋の隅で気配を消してゲームをしているはるきさんを見て、心を痛めていました。A家がとった選択は「母が仕事を辞めて、今ははるきさんと向き合う」こと。長期で休むことによって、学校の先生やスクールカウンセラーと話す機会が減っていくかもしれません。自分ひとりで悩みを抱え、孤独になりがちだった母とパートナーが話し合いをし、一つの決断をできたのはとても大切なことです。もちろんこれは選択肢の一つであって、唯一の正解があるわけではありません。このことによってはるきさんとの時間がとれるようになった母は、はるきさんと会話したり、はるきさんの居場所探しをすることができるようになりました。はるきさんたちのその後は、2章みき編完結後にお届けする「エピローグ」でご紹介します。不登校の子どもの居場所は?今や将来についての情報を集める【専門家解説】ずっと家にこもりっきりでいいのだろうかと不安になることも多いと思いますが、今は家にいるだけで精一杯のお子さんも、少し元気が出てくると、家にいながらオンラインなどで興味関心のあるイベントに参加したり、やがて実際に行われているイベントへ行ってみたいという気持ちが湧く場合もあります。また、同世代の友達がほしいと思う場合、「不登校」仲間がいると心強いと感じるお子さんもいます。そうした単発イベントや継続して通える公的・民間の居場所についての情報を集めてみるといいでしょう。フリースクール、放課後等デイサービスなどは地域の相談支援専門員などと相談しながら進めていけるとよいでしょう。※放課後等デイサービスの利用には「通所受給者証」(受給者証)が必要となります。取得の条件や手続き方法は自治体により異なります。在宅勤務で家にいるのに、はるきさん相手にできない罪悪感があったと思います。はるきさんとお母さんの場合、退職をするという一大決心をされたのは良い側面もあるでしょう。寄り添う時間をもつことが、大きなプラスになったと思います。一方、不登校状態になってしまったお子さんに対する親御さんの関わり方として、一定の答えがあるわけではありません。寄り添うことが親御さんにとって過度な負担になって、お子さんとの関係が悪化してしまうケースもあるので、一人ひとりに合わせて判断する必要があるのでしょう。Upload By ユーザー体験談不登校への対応については、以下記事を是非ご覧ください。次回からは2章「みき編」がスタートします。通常学級に通うみきさんは、小学校4年生になりだんだんと学校の勉強についていくことができなくなりました。苦しむみきさんを見て母は「このままではみきの心が壊れてしまう」と感じ、転籍を求め学校、教育委員会との話し合いに臨むのですが……。お楽しみに。【マンガ発達障害の子どもと私たち】(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年07月18日マンガ発達障害の子どもと私たち/はるき編 第3話Upload By ユーザー体験談Upload By ユーザー体験談「こんなときみんなはどうしているの……」孤独を感じ、一人で抱え込む母Upload By ユーザー体験談Upload By ユーザー体験談分からない不登校の理由……このままでいいの?発達ナビユーザーから寄せられた体験談を元にしたストーリー、マンガ「発達障害の子どもと私たち」の第4話をお届けします。3歳でASD(自閉スペクトラム症)、4歳で軽度知的障害(知的発達症)と診断を受けた小学2年生のはるきさんは、5月、運動会のあとから学校を休みがちになりました。保護者は「学校へ行きたくない」というはるきさんの気持ちを受け止めていますが、完全な不登校にはなってほしくないと思っています。ある日、頑張って登校したはるきさんはおなかが痛くなってしまいました。身体症状がでてしまったことにショックを受けた母は学校の先生と相談、でもはるきさんが学校へ行けない理由や、どうすれば学校へ行けるのかははっきりした答えがでません。夫の意向で療育手帳を返納したはるきさん。母はASD(自閉スペクトラム症)や知的発達の偏りについて支援が受けづらくなるのではないかと不安になります。また相談できる相手もいないため押しつぶされそうです。次回はついに第1章最終話。はるきと母はどうするのか……。第4話「不登校、内にこもる息子と向き合えず焦り…私の選択は」ぜひご覧ください。保護者も頑張りすぎない。不登校の悩みは一人で抱えず、適切な相談先へ【専門家解説】相談先としては、学校、まずは担任の先生と面談などを設定してもらいお話できるといいでしょう。お子さんの状態やお子さんの今の思い、そして保護者としての思いなどを学校に伝え、今後どのようにお子さんが不登校という状態に学校・家庭が対応するか、そのためにどのように連絡を取り合うかといった当座の方針を検討できるとよいと思います。お子さんの状態や思いは時間によって変化しますので、永続的な方針というよりも、まずどのようにしてみるかの当座の方針を確認するのがお勧めです。担任の先生に相談しづらい場合は、スクールカウンセラー、また自治体の教育支援センターなどの教育相談室で、心理の専門家に相談してみるのもよいでしょう。保護者の気持ちや、お子さんの気持ちを整理してもらい、学校とのよい連絡、協働のあり方について提案がもらえるのではと思います。お子さんの不登校のサポートで大切なことは「保護者も頑張りすぎない」ということです。保護者自身も不安な気持ちを信頼できる人に話したり、今だけでなく将来への情報を集めてみると、想像より選択肢が多く、不安が少し解消されるかもしれません。そして、保護者が自分自身を休める時間をつくるようにしましょう。最近の研究では、ASD(自閉スペクトラム症)のある子の多くがDCD(発達性協調運動症)を併存しているという結果も示されてきています(※)。学年があがり高度な学習が求められるようになると、不器用さが目立つようになったり、学習の問題が表出してくることもあります。このように、学年が上がることで求められる要求水準が変わり新たな困難が生じることもあります。また、そのような困難が心理的なストレスを強め自己効力感や自信が低下し、抑うつや不安を強めてしまうこともあります。担任の先生とは連携を密にしていく必要があります。不登校に関してはその時の子どもの状態にあわせたさまざまな対応やステップがあります。将来のことも気になり、親御さんのメンタルヘルスが悪化することもあります。一人で抱えずに勇気を出して身近に相談できる人を持つことが解決への一歩になります。※ Saito,M.,Hirota,T.,Sakamoto,Y.,Adachi,M.,Takahashi,M.,Osato-kaneda,A.,...& Nakamura,K.(2020).Prevalence and cumulative incidence of autism spectrum disorders and the patterns of co-occurring neurodevelopmental disorders in a total population sample of 5-year-old children. Molecular autism,11,1-9.Upload By ユーザー体験談不登校のサポートで不安が強い、疲弊している方は以下の記事をぜひご覧ください。前の記事はコチラ(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年07月11日マンガ「発達障害の子どもと私たち」はるき編 第2話Upload By ユーザー体験談Upload By ユーザー体験談頑張って学校へ行ってみるも……Upload By ユーザー体験談Upload By ユーザー体験談学校に行きたくない理由は?ASD(自閉スペクトラム症)小2のはるき発達ナビユーザーから寄せられた体験談を元にしたストーリー「マンガ発達障害の子どもと私たち」の第2話をお届けします。はるきさんは、3歳でASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けた小学2年生。それまで行き渋りはなかったのですが、2年生の5月、運動会のあとから学校を休みがちになりました。保護者は発達障害についてよく勉強をしていて、「学校へ行きたくない」というはるきさんを受け止めています。ですが、完全な不登校になったらどうしようという不安も抱えています。学校を休んでいる間のはるきさんは、リモートワーク中のお母さんを邪魔しないように、気配を消して過ごしているようです。その姿を見たお母さんは心配そう……。お姉さんが学校から持ち帰るプリントを楽しみにしているはるきさんですが、頑張って登校したらとうとう腹痛という身体症状がでてしまいました……。次回、母親と学校の面談が行われます。第3話「分からない不登校の理由。周りの励ましがあるも母は葛藤、孤独を感じて…」ぜひご覧ください。不登校の原因は一つではないことが多い【専門家解説】子どもが不登校になったとき、周囲は学校へ行きたくなくなった「きっかけ」や「原因」はなにか探ろうとすると思います。しかし、「きっかけ」は思い当たることがある場合もありますが、不登校の「原因」は、実は一つではないということがとても多く、子ども自身もうまく言葉にできないことがあります。はるきさんの場合、不登校の原因は宿題や勉強自体ではない可能性があります。例えば、先生からあてられるのではないかなど先生からの声がけに過敏に反応してしまったり、授業中以外にクラスの中で感じる不安もあるかもしれません。身体症状は子どものうそでもわがままでもなく、ストレスのかかる場面でおなかが痛くなってしまって保健室へ行ったのに、帰宅するとおさまってしまう場合などは心因症状といえるかもしれません。言葉での表現だけでなく、体からもSOSが出ていることを学校とも共通理解して対応していきましょう。Upload By ユーザー体験談不登校になったとき大切にしたいのは「子どものエネルギーチャージの方法」です。詳しくは以下の記事をご覧ください。学校でわが子が苦しんでいたら…保護者の「あなた」はどうする?【マンガ発達障害の子どもと私たち】プロローグこのままだと完全な不登校に…?母の焦り【マンガ発達障害の子どもと私たち/はるき編第1話】(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年07月04日今回のお悩み「病気で休職することになった。頼れる制度を教えて!」実家から遠く離れて一人暮らしをしながら働いているのですが、病気で休職することになりました。貯金は人並みにあるものの、会社に伝えた時期にちゃんと復帰できるか自信も無く、とても不安です。傷病手当金など、こんな時に頼れる制度があれば教えてください。(30代半ば/専門職)■傷病手当を受けられる条件は?休職中は、原則として給与やボーナスを受け取ることはできず、税金や社会保険料は変わらず払い続ける必要があります。その期間中に、被保険者の生活を保障するために設けられたのが「傷病手当」の制度です。傷病手当とは、病気や怪我などによる会社を休んだ日が3日間続き(待期期間)、4日目以降、休んだ日に対して支給される制度のこと。傷病手当金は、1日につき標準報酬日額の3分の2に相当する額が支給され、支給期間は最長1年6カ月です。ただし、会社から傷病手当金の額よりも多い報酬額の支給を受けた場合や、欠勤日を有給休暇にしたときは、傷病手当金は支給されません。具体的な計算方法は、1日あたりの支給額 = [支給開始日以前の継続した12カ月の各月の標準報酬月額の平均した額]÷30×2÷3例として標準報酬月額280,000円休業日数180日、休業中の給料が0の場合支給額は1,119,600円になります。ただし、国民健康保険に加入されている方、任意継続被保険者の方には支給されないので、ご注意ください。ただし一部例外があり、新型コロナウイルス感染症に感染した場合に、一定の要件を満たすと、国民年金保険の加入者でも、傷病手当金を受けることができます。また、通勤中や仕事上で起きた病気や怪我の場合は「労災保険」が適用されますので、傷病手当は支給されません。■傷病手当はどのように申請するの?傷病手当の申請手続きの方法は、会社によって異なりますので、事前に確認しておくと安心です。まずは病院を受診した上で、直属の上司に相談したのち、総務課やしかるべき部署や担当者へ報告、申請をしましょう。申請書は、申請者、会社、医師が記入する欄がありますので、それぞれに記入してもらう必要があります。自分で申請手続きを行う場合、基本的には休職から復帰した後に、速やかに健康保険組合に申請する流れになります。長期の入院などで、自分ひとりで手続きするのが困難な場合は、担当部署や健康保険組合に相談してみてください。また、復帰がかなわず退職することになった場合は、一定の条件を満たす場合は、退職後も継続して傷病手当金をもらうことができます。退職後、再就職の意欲があり、就職活動を行えば失業保険金の給付や、収入が減少して保険料を納めることが経済的に困難な場合は、国民年金保険料の免除などが受けられますよ。■傷病手当を知らない会社員も少なくない!基本的にはどの会社でも制度として設けられている傷病手当ですが、この制度を知らない社員は少なくありません。あとから損をしてしまったと気づくことのないよう、基礎知識として頭の片隅に入れておき、もしもの事態に陥ったときは忘れずに活用しましょう。ちなみに傷病手当には時効があり、受けることができるようになった日の翌日(起算日)から2年で給付金を受ける権利が消滅しますので、申請は忘れず速やかに行いましょう。また、時効は起算日の2年後から1日ずつ消滅していきます。令和のマネーハック99意外と知らない人も多い「傷病手当」。病気や怪我で3日以上休むときは活用しよう。(監修:丸山晴美、取材・文:高橋千里、イラスト:itabamoe)
2024年07月01日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ワフウフさん姉妹は、母・あーちゃんの通院の前日にメールで予定を確認しています。しかし、何の予定もない日の前日に「明日は注射の日です。よろしくね!」と、あーちゃんから2回もメールをもらった姉・なーにゃん。翌朝、慌てて電話で確認すると、すでにメールをしたことを忘れていたので大事には至らず。一応、口頭でいろいろと確認してみると、曜日ごとの予定はひも付けできているけれど、それを日付に変換することができていなそうでした。ただ、受け答えはしっかりしていたので、周りからは普通に見えてしまい、かえって面倒臭いのかもしれません……。インスリン注射に加えて、持病である糖尿病の診察もあった日。検査結果を聞くと、糖尿病の数値は改善されていて、あーちゃんは先生から褒められました。すると「甘いもの食べていないもの!」とドヤ顔。その発言に、パンの食べ放題で甘いパンを食べまくっていたのを知っているワフウフさんは驚がく。さらに、その日の帰り道に立ち寄ったお店でも、視線はケーキにロックオン。さっき甘いものは食べていないと言っていたばかりなのに……。 順番を守れない! お茶を早めに終わらせ、バスの時間まで100円ショップで買い物をしていたのですが……。 前にお姉さんが並んでいるのに、それよりも前に自分の買ったものを置いてしまい……。 慌てて注意しました。 その場ですぐにお姉さんに謝ったのですが、それからまたすぐ……。 同じことを繰り返し……。 お姉さんの順番になったときには、とうとう待てなかったのか、商品をポイッと投げてしまいました。 病院帰りにお茶をしていたお店はクーラーが効き過ぎていたので、帰りのバスの時間を待たずにお店を出ることにしました。ちょうど、あーちゃんがシャープペンを買いたいと言うので、近くの100円ショップに行ったのですが……。 あーちゃんはレジの列に並んだかと思うと、待つのが嫌になったのか、それとも待っているのを忘れたのか、前のお姉さんの商品よりも前に自分が買うシャープペンを置いてしまったのです。慌てて順番が違うから戻すように言うと「あら、ごめんなさいね」と、まともな返事が返ってきました。 しかし、お姉さんに平謝りしてすぐ、またも同じ行動に……。そしてついに、レジの人の前へシャープペンを投げ入れてしまったのです! これには私もビックリ。 何度もこんなことをやられて、さすがに前のお姉さんもけげんそうな顔をしていました。トイレや電車でも順番が守れず、割り込みをするときだけはなぜか動きが素早いのも困ったものです……。 --------------レジを通るというのは理解できていそうですが、単純に待てなかったのか、待っていることを忘れてしまったのか……。いずれにしろ、ワフウフさんと一緒のときでよかったです。順番を待つというシーンは日常生活でも頻繁にあると思うので、何か誤解されないための対策があれば試したいところですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年06月30日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、何でもこまめにメモを取っているのですが、そのメモを見つけるタイミングがわるいと、大騒ぎしてしまうので、ワフウフさん姉妹はそのたびに振り回されます……。昔から常々「子どもには迷惑をかけたくない」と言ってくれていたあーちゃんも、何も理解できなくなっている今、自分がこんなに娘たちを振り回していることには気づけていないでしょう……。通院の前日は、メールで予定を確認しているワフウフさん姉妹。しかし、姉・なーにゃんは、何の予定もない日の前日に「明日は注射の日です。よろしくね!」と、あーちゃんから2回もメールをもらいました。翌朝、慌てて電話で確認すると、すでにメールをしたことを忘れていたので、勝手に病院に行ってしまうということはありませんでした。一応、口頭でいろいろと確認してみると、曜日の感覚はあって曜日ごとの予定はひも付けできているけれど、それを日付に変換することができていなそうでした。受け答えはしっかりしていたので、普通に見えてしまうのが、かえって面倒臭いのかもしれません……。 全然行っていない!? 今日は糖尿病の数値がよかったため、先生から褒められたあーちゃん。得意げにこんなことを言いました。 いやいや、パンの食べ放題には甘いパンが並んでいたはずだと言うと……? まさかの発言です。 食べ放題に行ったこと、そしてそこで20個も甘いパンを食べたことを伝えると……? またもや自信なさげな返事が返ってきました。 都合の悪いことは、こうやってすぐに忘れるのです……。 そして、病院の帰りに立ち寄ったお店ではケーキにくぎ付け。……完全に甘いものですけど!? この日の通院は、いつものインスリン注射に加えて糖尿病の診察もありました。数値は付き添いを始めてから一番良くなっていて、先生からも褒められました。すると、あーちゃんはドヤ顔で「間食していないから! 甘いものは食べていないもの!」と言っていました。 あれ? この前パンの食べ放題で大好きな甘いパンを食べまくっていたはず……。それをあーちゃんに言うと「そうだった? 全然行っていないからわからないわ!」とのこと。先月も先々月も確実に行っていたのに??? あんなに甘いパンを食べまくっておいて、すっかり忘れてしまうとは……。 そしてこの日の帰りも、いつものようにお茶に立ち寄り「おなか空いたわね」と言って、ショーケースに並ぶケーキにロックオン。もちろん阻止しましたが、さっきまでドヤ顔で甘いものを食べていないと言っていた人とは、とてもじゃないけれど思えません……。 --------------糖尿病の数値が改善していたのはとても良いことですが、食べ放題でおなかいっぱいに甘いパンを食べたことを忘れてしまっているところを見ると、他にも甘いものを食べていた可能性は捨てきれません。あーちゃんのように、普段の生活でもコントロールが必要な持病を持っていると「忘れてしまう」ということが、体調に直結してしまうので余計に心配ですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年06月29日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ここ最近、ワフウフさん姉妹から病院に付き添えないと言われたと言い張る日が増えている母・あーちゃん。この前も、姉・なーにゃんが病院に行くとビックリされてしまい、付き添っている理由を説明しても「ウソッ!? 私、頭おかしいの!?」という発言……。さらに、ピロリ菌の薬の処方明細には「もらってない!」とメモ書きしていて、さんざん振り回された姉・なーにゃんは脱力してしまったのでした。あーちゃんは、何でもこまめにメモを取っているのですが、そのメモを見つけるタイミングによってはワフウフさん姉妹を振り回してしまうことも多々あります。そんなあーちゃんも、昔から常々「子どもには迷惑をかけたくない」と言ってくれていたのですが、何も理解できなくなっている今、自分がこんなに娘たちを振り回しているなんて、思ってもいないのでしょう……。 しっかり受け答えしているように見えて…… 病院の予定などないのに、あーちゃんからメールが届きました。しかも2通。 翌朝、慌てて姉が電話をすると、あーちゃんは普通に家にいました。 怪しいと思った姉が、曜日ごとの予定を確認すると、しっかり受け答えできています。 ここまでは自信満々だったあーちゃんですが……。 曜日が日付になってしまうと、どこか自信なさげ……。 その失礼を、何度もしているのですが……? 手帳は持ち歩くのを忘れているけどね! 受け答えがハッキリしていて、周りからは何も問題なく見えていると思うと、面倒に思えてしまいます。 通院時、おかずを持って行くと、とても喜んでくれるあーちゃん。 ※訂正:(誤)痛みやすい→(正)傷みやすい ちゃんと食べてもらえるように、保管方法を伝えると……。 満面の笑みで答えるあーちゃん。 これは突っ込まずにはいられない……! 通院の予定はないのに「明日は注射の日です。よろしくね!」と、2回も同じメールを受け取った姉。慌てて翌朝電話をしてみると、あーちゃんは病院に行くわけでもなく、普通に家にいました。そして、夜に2回もメールをしたことすら覚えていませんでした……。 電話をしながら、なんだか怪しいと思った姉は、そのままスケジュールの確認に入ります。すると、注射の日もダンスの日も、曜日では覚えている様子。ただ、それが日付になってしまうと、スムーズに頭の中で結び付けられなくなるので、混乱するのかもしれません。手帳に書いていても、ちゃんと持ち歩かないので安心材料にはならず。普通に聞いていると、しっかり受け答えしているように見えてしまうのが、かえって面倒臭いのかも!? そんなあーちゃんは、付き添いのときに私が手作りのおかずを渡すと、とても喜んでくれます。傷まないように「冷蔵庫に入れてね」と言うと「忘れるわけないじゃない!」と自信満々に言ってくれますが、あーちゃんの場合は、むしろ覚えていることのほうが少ないけど……!? と心の中で突っ込まずにはいられません。おかずの存在を忘れず、無事におかずが口に入りますように……! --------------会話の内容もかみ合っていて、しっかり受け答えしているのを見ると、周りの人からは認知症だと気づかれないかもしれません。しかし、それがトラブルのもとになってしまうこともあると思うと、見ているほうは心配です。「忘れるわけがない」という言葉が、どうか本当であってほしいです……! ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年06月28日マンガ「発達障害の子どもと私たち」はるき編 第1話Upload By ユーザー体験談Upload By ユーザー体験談休む日がどんどん増えていって……Upload By ユーザー体験談Upload By ユーザー体験談運動会後、行き渋りが始まったASD(自閉スペクトラム症)小2のはるき発達ナビユーザーから寄せられた体験談を元にしたストーリー「マンガ発達障害の子どもと私たち」はるき編 第1話をお届けします。3歳でASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けたはるきさんは、小学2年生まで元気に学校へ通っていました。しかし運動会が終わった5月の下旬頃から「学校を休みたい」というようになって……。保護者さんは自分で発達障害の本を読んだり勉強をしていたため、子どもが学校へ行きたくないといったとき「責めずに受け入れる」対応をとりました。ですが、いつまでも休みがちな様子に、完全な不登校になってしまったらどうしようと焦りが募ってきます。はるきさんの「先生も友達もやさしくしてくれる……。ただ学校だとさみしくてしょうがなくて口を開いたら涙がでそうになるんだ……」のセリフに、行き渋りのヒントがあるのでしょうか?次回は、はるきさんの視点でお話が進んでいきます。はるき編 第2話「『お母さん、迷惑かけてごめん』不登校で揺れる自閉症息子の気持ち」ぜひご覧ください。行き渋りは子どものSOS【専門家解説】子どもは「学校へ行った方がいい」と分かっていることがほとんどです。それでも「学校に行きたくない」と言ったとき、それは子どもからの「SOS」であると受け止めることが大事です。発達障害のある子どもは、「学校」という社会の枠組みや「標準」とよばれるようなものにフィットしづらい傾向があります。能力として「できる/できない」以前に、学校へ通い続けることで消耗し、自分自身のコンディションによって思うような行動ができず、困りごとを抱えてしまうことも多いと考えられます。まずは、「学校に行きたくない」と言われたら、まずはその気持ちを受け入れると同時に、その理由を本人、またはそれ以外の学校の先生方からも情報を集め、子どもがどういった環境要因によって困難を感じているのか考えていきましょう。Upload By ユーザー体験談子どもが不登校になったときのサポート方法については、以下の記事を是非御覧ください。前の記事「【新連載】学校でわが子が苦しんでいたら…保護者の「あなた」はどうする?【マンガ発達障害の子どもと私たち】」はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年06月27日マンガ「発達障害の子どもと私たち」プロローグUpload By ユーザー体験談Upload By ユーザー体験談マンガ「発達障害の子どもと私たち」の連載がスタートします発達ナビユーザーから寄せられた体験談を元にしたストーリー・マンガ「発達障害の子どもと私たち」のプロローグをお届けします。この物語の主人公は、発達障害のある子ども、そして彼らを育てる保護者たちです。子どもたちと保護者は、幸せに暮らすことができる環境を迷いながら求め続けます。子どもたちがぶつかった学校という社会の「壁」、それは乗り越えるものなのでしょうか?それとも……。次回からは「はるき編」が始まります。ぜひご覧ください。発達障害の子どもと小学校発達障害の特性が目立ってくる時期は、障害のタイプや個人によって異なります。ただ、小学校就学後は、幼児期までは目立ちにくかった落ち着きのなさや忘れ物の多さ、対人関係のスキル、学習面での凸凹などについて指摘されることが多くなり、トラブルも増えてくる傾向があります。幼児期は保護者や園のフォローで乗り越えられていた面も、小学校の通常学級(普通学級)だと1年生で1クラス35人、2年生~6年生だと1クラス40人になるため、集団の中での手厚いフォローを期待しづらい面も否めません。合理的配慮などさまざまな方法もありますので、担任の先生を含め連携をとりながら進めていきましょう。Upload By ユーザー体験談発達障害のある小学生のサポート方法については、以下の記事をぜひご覧ください。次の話「このままだと完全な不登校に…?母の焦り【マンガ発達障害の子どもと私たち/はるき編第1話】」はコチラから(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年06月27日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんが交通系ICカードをなくしたと思っていたところ、定期券になっていることを発見したワフウフさん。忘れることがある半面、仕組みがよく理解できなくなっているのに、こうして定期券は購入できてしまうというのも、困りものです……。そして、姉・なーにゃんから高齢者を狙った詐欺が流行していると聞いたワフウフさん。あーちゃんに注意するように伝えましたが、理解できているのかどうか微妙です。もし詐欺の連絡が来ても、忘れてくれれば安心なのですが……。ここ最近のあーちゃんは、ワフウフさん姉妹から病院に付き添えないと言われたと言い張る日が増えています。この前も、姉・なーにゃんが病院に行くとビックリされてしまい、付き添っている理由を説明すると「ウソッ!? 私、頭おかしいの!?」という発言。さらに、ピロリ菌の薬の処方明細には「もらってない!」とメモ書きされていて、アレルギー反応に驚いて皮膚科に駆け込んだのに、すべて忘れ去ってしまったと思うと、姉・なーにゃんは脱力するしかありませんでした……。 それが認知症…… あーちゃんのバッグの中には、いつもいろいろな物が入っています。 そのメモを見るタイミングが悪いと、大混乱を起こす原因になってしまうのです……。 こんな電話に振り回されないうちに、バッグの中の不用品は早めに回収しておくのです。 姉を脱力させた例のメモも回収! これだけ持ち物が混乱していれば、頭の中も混乱していて当然なのかもしれません。 たまに周囲にあーちゃんのことを話すと、たいていの人がこの反応です。 意外と経験談を聞くことも多く……。 そして、「うちの親は~」という言葉を聞くことも少なくありません。 それは、あーちゃんも同じだったのですけどね……。 自分はしっかりしていると思っている人は、自ら施設に入るわけでもなく……。 そんなときは、仕方なく作り笑顔で対応するしかないのです……。 あーちゃんは、何でもこまめにメモを取るのですが、そのメモの存在を忘れてしまい、別のタイミングでメモを発見して大混乱を起こすというパターンが多くあります。そのため、通院に付き添ったときにはバッグの中身をチェックして、混乱の原因になりそうなメモがあれば回収するようにしています。 バッグの中に入っているのも、薬の処方明細やチラシ、手紙などバラバラで、見ているだけであーちゃんの頭の中の混乱ぶりがよくわかります。 あーちゃんが認知症だと周囲に打ち明けると、「うちの親は私に迷惑をかけたくないから、さっさと施設に入れてくれって言ってる」と言われることがありますが、実はあーちゃんも常々同じ発言をしていました。でも、自分が認知症だと思っていないため、これだけ周囲を振り回していても、自分が施設に入るなんて考えるわけもありません。それが認知症なんですよね……。 --------------忘れないうちにメモを取っているのに、それが大混乱の原因になってしまうというのも、皮肉なものですね……。そして、自分は子どもに迷惑をかけないと決めていても、自分の意思だけではどうにもならないこともあるというのも、悲しい現実です。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年06月27日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。インスリン注射を打った後、血液検査の結果を聞くために、この前駆け込んだ皮膚科へ行こうとしていたワフウフさん。しかし、「もう治ったから行かなくていい」と、母・あーちゃんは拒否。仕方がないので、ひとりで行こうとしたところ今度は「私も行く!」と言いだしたのですが、お手洗いに立ち寄ったかと思うと、そのまま帰路へ……。自分の言ったことを忘れてしまったようです。悪気がないのは十分理解しつつも、振り回されているワフウフさんはイラッとしてしまうのでした。なくしたとばかり思っていた交通系ICカードが、定期券になっていたことを発見したワフウフさん。週1回しか通わないダンス教室のために、あーちゃんが自分で購入したようです。仕組みがよく理解できなくなっているのに、なぜか定期券は購入できてしまうというのも、困りものです……。そんな折、姉・なーにゃんから高齢者を狙った詐欺が流行していると聞いたワフウフさん。あーちゃんに注意するように伝えましたが、理解できているのかどうかは微妙なところ。もし詐欺の連絡が来たら、その連絡自体を忘れてくれることを願うばかりです。 あの症状は何だったの……? ここ最近、あーちゃんはこの発言をよくするように。 こう言われて、姉もビックリ……。 説明しても、驚くだけ。 そして、ストレートな発言にモヤモヤしてしまうことも……。 でも「おかしくないよ」って否定してあげられないのも、つらいのです……。 ある付き添いの日。あーちゃんが薬の処方明細を持って来ていたので見てみると、そこにはあーちゃんの字でピロリ菌の薬を「もらってない!」と書かれていました……。えぇ……っ!? じゃあ、おなかが真っ赤になったのはなぜ? 皮膚科で長時間待たされたのに忘れてしまったの……? そういえば皮膚科でこう言われたけれど、言葉通りよくわかっていなかったのかも……。 ここ最近のあーちゃんは、なぜか私たち姉妹が病院の付き添いができなくなったと思い込んでいる日が多くなっています。この前も、姉が病院に行くとビックリされてしまったそうで、なぜ付き添っているのかを説明すると「ウソッ!? 私、頭がおかしいの!?」と驚く始末。そのストレートな言い方にもモヤモヤしてしまうのですが、そこで「大丈夫、おかしくないよ!」と答えてあげられないのも、つらいところです。 そしてまたやってきたインスリン注射の日。あーちゃんが前回の薬の処方明細を持って来ていたので、よく見てみると……。そこに記載されてるピロリ菌の薬のところに、あーちゃんが書いたと思われる「もらってない!」というメモ書きを見つけてしまいました。 本当にもらっていないなら、おなかが真っ赤になったあの症状は何が原因だったの……? と、姉は脱力。しかも、そのアレルギー反応のせいで、飲み切らないと効果が出ないピロリ菌の薬を全部飲めていないので、ピロリ菌が除去できたのかどうかもわかりません。 --------------相変わらず、たった1度だけ通院に付き添えなかったときの印象が強く残っているようですが、付き添っている理由を何度も繰り返し説明するのも、ラクではないですね。そんなときに、さんざん振り回されたピロリ菌の薬を「もらってない!」というメモを見つけてしまうと、脱力してしまうのも納得です……。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年06月26日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。その後、母・あーちゃんのアレルギーはひどくなることはなく無事に回復しました。そして予定通り、インスリン注射を打ちにいつもの病院に行ったところ、看護師さんから「最近ようやくワフウフさん姉妹を見分けられるようになった」と言われました。それを横で聞いていたあーちゃんは、自分とワフウフさんが似ていると言われたのだと勘違い! うれしそうに照れるあーちゃんを見て「さすがにそれは……」と、ワフウフさんは困惑していました。インスリン注射を打ったあと、この前受診した皮膚科に、血液検査の結果を聞きに行こうとしていたワフウフさん。しかし、あーちゃんは「もう治ったから行かなくていい」と言います。仕方がないので、ひとりで行こうとしたところ「私も行く!」と言いだしたあーちゃん。しかし、お手洗いに立ち寄っている間にその言葉を忘れたのか、そのまま帰路へ……。悪気がないのは十分理解していますが、こんなにすぐに忘れてしまうと、ワフウフさんはイラッとしてしまうのでした……。 詐欺に注意! 失くしたと思っていた交通系ICカードは、定期券へと姿を変えて発見されました。 あーちゃんが通う週1回のダンスのために定期券を買う必要はないので、チャージで使おうと言いますが、拒否。 その後も説得を試みるも、断固拒否……! しかし、なぜかなーにゃんが言うとあっさりチャージしたらしいのです。 この対応の違いって……何!? 最近、高齢者を狙った詐欺が流行っているようです。 あーちゃんにも心当たりがあるみたいです。 念のため確認しましたが……。 「もちろん電話なんかしていない」と自信満々。 そもそも、ハガキやメールが届いても、それをずっと覚えていられないとは思いますが……。 あーちゃんの場合、家庭内に財産を狙う人(夫)がいるので、資産管理は常に気を抜けません。 てっきりあーちゃんが失くしたと思っていた交通系ICカードが、実は定期券に姿を変えていたことが判明。週にたった1度しか通っていないダンスのために、あーちゃんは定期券を購入していました。交通系ICカードの仕組みは理解できなくなっていたはずなのに、定期券は購入できたというのも困りものです。とにかく定期は無駄なので、ダンスにはチャージで通うように言ったのですが、断固拒否。しかし、翌週なーにゃんが話をすると、あっさりチャージをしたそう……。姉妹によって対応が違うのは、一体なぜ!? なーにゃんから聞いた話によると、最近は高齢者向けに「訴訟」とか「差押え」とか、物騒な言葉を並べてお金を払わせる詐欺が流行っているみたいです。あーちゃんにも注意するように伝えましたが、理解できているかどうかは微妙なところ……。ただ、もし詐欺の連絡が来ても、その連絡自体を忘れてしまうのではないかと思っています。 あーちゃんの場合、財産を狙う人は家庭内にも存在しているわけで、ある意味常に詐欺師には注意しておかないといけないので、私たち姉妹も気は抜けません。 --------------交通系ICカードの仕組みはよくわからないものの、定期券を買っていれば、決まった場所には便利に行けることが理解できている……。なんとも不思議な思考回路ですが、自分でできてしまうことがあるのも考えものですね。そして、高齢者を狙う詐欺はいろいろな手法を使ってくるので、姉妹間で常に最新の情報を共有しながら、注意しておく必要がありそうです。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年06月25日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。先日受けた胃カメラの検査でピロリ菌が見つかり、除去をするために薬を飲み始めた母・あーちゃんでしたが、インスリン注射のために行った病院で、おなかが真っ赤になっていることに気づきました! 慌てて近くの皮膚科を受診したところ、アレルギーだろうとのこと。しばらく様子を見て症状がひどくなれば入院と言われました。いたって元気で食欲もあるように見えていますが、ワフウフさん姉妹は、いろいろな感覚が鈍っていることを目の当たりにしました。その後、ピロリ菌の薬のアレルギーはひどくならずに無事に回復。予定通り、インスリン注射を打ちにいつもの病院に行ったところ、看護師さんからワフウフさん姉妹を「最近ようやく見分けられるようになった」と言われました。あーちゃんは、その言葉を自分とワフウフさんが似ていると言われているものだと勘違いしてうれしそうにしていましたが、その姿を見て困惑してしまうワフウフさんでした。 たった1度だけなのに アレルギーの症状は治まっているので、血液検査の結果を聞きに皮膚科に行く必要はないと言い張るあーちゃん。 説得しても無理そうだったので皮膚科に連絡を入れると、本人抜きでも血液検査の結果は教えてくれるとのこと。仕方がないので、ひとりで行くことにしましたが……。 気が変わったようで、一緒に行くと言いだしたあーちゃん。 しかし、トイレから戻るとさっきまでの会話は忘れてしまったようで、迷わず最寄り駅へ向かうバス乗り場へ……。 黒い感情がこみ上げてきますが、説明するのも面倒なので、あーちゃんにはそのまま帰ってもらいました。 結局、「問題なし」という検査結果を聞くのに3時間待ち。交通の便が悪く、疲れは倍増です。 あーちゃんがいたら大騒ぎだったと思うので、ひとりで来てよかったかもしれません……。 看護師さんにそう言われ、付き添いが始まってから早いもので1年4カ月が経過していました。 たった1度だけ、2人の都合がつかずにひとりで通院してもらった日の翌週は混乱が見られたものの、なんとか乗り越えてきたと思っていたのですが……。 ここ最近、毎回のようにこんなことを言われるように……。前日には、ちゃんとメールで確認しているので、そう伝えても理解してもらえません。 とにかく、2人から付き添えないと言われた、という主張を変えません。 たった1度行けなかっただけなのに、よりによってそれが頭に残っているなんて、むなしすぎます……。 インスリン注射の付き添いを終え、先日駆け込んだ皮膚科に血液検査の結果を聞きにいこうとしていたのですが、あーちゃんは「もう治ったから行かなくていい」と言います。たしかにアレルギーの症状は治まっていますが、血液検査の結果は聞きにくるように言われていました。仕方がないので私ひとりで行こうとすると「自分のことだから、私も行く」と言いだしたあーちゃん。しかし、お手洗いに立ち寄って自分の言葉を忘れたのか、そのまま帰宅してしまったのです……。 早いもので、あーちゃんが認知症と診断されてから、1年4カ月。この間、1度だけどうしても2人の都合がつかず、あーちゃんひとりで通院してもらったことがありましたが、それ以外は必ずどちらかが付き添っていました。 しかし、そのたった1度のことが強く印象に残っているようで、ここ最近は「今日は2人とも来られないんじゃなかったの?」と繰り返して言うようになりました。今までやってきたことより、1度だけやってあげられなかったことのほうが覚えられているのは、むなしくなります……。 --------------お互い家庭を持ち、仕事を持ちながらも、なんとか助け合って病院や用事の付き添いを続けてきたワフウフさん姉妹。たった1度だけの「やってあげられなかったこと」だけ、いつまでも覚えられているのは、つらいですね。症状が進むにつれて、こういうつらい思いを何度もすると思うと、介護は身体的な負担だけではないと痛感します。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年06月24日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。姉・なーにゃんはひどい風邪で、保険の話を聞いたときも、眼鏡を買いに行ったときも、マスクをしていました。マスクをしている=風邪をひいている、というのは理解できているようで、母・あーちゃんからは体調を心配する言葉をかけられましたが、無理をして付き添いをしているとわかっても「あらー。それは悪かったわね!」と気持ちがこもっていない謝罪をするだけ。悪気はないとわかっていても、こういった言葉の端々に、なーにゃんはモヤモヤしてしまいます。先日受けた胃カメラの検査でピロリ菌が見つかり、あーちゃんは除去をするために薬を飲み始めました。しかし、服薬開始から6日目。インスリン注射のために行った病院で、おなかが真っ赤になっていることに気づき、慌てて近くの皮膚科を受診することに。結局、アレルギーだろうとのことで、しばらく様子を見て症状がひどくなれば入院と言われました。本人は食欲もあり元気そうでしたが、いろいろな感覚が鈍っていることを再確認した出来事でした。 それはさすがに…… 結局、アレルギー反応と思われた症状は、その後ひどくなることはありませんでした。 注射のとき、看護師さんからこんなことを言われました。私と姉は顔立ちが違うので、似ていると言われたこともなく、人によっては雰囲気が似ていると感じるのかな? と思っていたら……。 ……え!? もしかして、あーちゃんは自分が娘と似ていると言われたと思っている!? キッパリと言い放つ看護師さん、ナイスです! 姉は、昔から美人だと言われ続けていて、知り合いの中国人からも謎の太鼓判を押されるほど。 それに対して私は……。 ※N子さん……母・あーちゃんの妹(叔母) 多感な時期の私にとっては、なかなか衝撃的な出来事でした。 心配していたアレルギーは、ひどくなることはなく、入院という事態は避けられました。そして、いろいろと確認されたものの、無事にインスリン注射も完了。その際、看護師さんから「先週とは違う娘さんですね。よく似ているから最初はわからなくて、最近ようやく見分けられるようになった」と笑顔で言われました。 たしかに、先週は姉・なーにゃんが付き添っていましたが、私たち姉妹は顔立ちが全然違っていて、これまで似ていると言われたこともないので、雰囲気が似ているのかな? と思っていたら、横で「あらぁ~! そんなに似てますかしら? 嫌だわぁ♡」と照れているあーちゃん。看護師さんが「娘さんたちの区別です」と真顔で訂正してくれたので、壮大な勘違いは一瞬で終了……。 そういえば、昔から美人だと言われ続けたなーにゃんに対して、「ブスよね!」と何度もあーちゃんが言っていた叔母に似ていると言われたことがある私。あーちゃんの無神経な発言で、小学4年生にして、厳しい現実を知ったような気がしました……。 --------------ペットが飼い主に似てくるという話も耳にしたことがありますし、顔立ちが違う姉妹でも、他人から見ると似て見えることもあるのかもしれません。小学生のときの体験は衝撃的だったと思いますが、親にとって娘は世界一かわいい存在であることは変わらないのではないでしょうか。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年06月23日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。眼鏡を失くしてしまって困ると、母・あーちゃんから3回も電話を受けた姉・なーにゃん。仕方なく一緒に眼鏡を買いに行くことにしましたが、眼鏡屋さんの前であーちゃんから「何を探しているの?」「今日、眼鏡を失くして買いに来たの?」と聞かれる始末。結局、無事に眼鏡を購入したものの、休みを返上して付き合った分、何も理解できていない様子にガッカリしてしまいました。保険の話を聞いたときも、眼鏡を買いに行ったときも、風邪のためマスクをしていた姉・なーにゃん。あーちゃんからは、体調を心配する言葉をかけられますが、無理して付き合っていることがわかっても「あらー。それは悪かったわね!」と大して気にしていない様子です。悪気はないとわかっていても、なーにゃんはこういった言葉の端々にモヤっとしてしまうのでした。 おなかが真っ赤! 胃カメラ検査で見つかったピロリ菌の除去をすることになったあーちゃん。昔から胃が弱かったのは、ピロリ菌のせい?? ピロリ菌を除去するには、薬を用法用量を守って一定期間飲み続ける必要があり、あーちゃんにはハードルが高いような……。 結局、本人の希望もありピロリ菌の除去をすることになりましたが、その後インスリン注射を打ちに訪れた病院で、おなかが真っ赤になっていることが判明。 痛みもかゆみもないようで、本人は気づいていませんでした。すぐに近くの皮膚科へ行くことに。 病院で待っていると、自分がなぜここにいるのかと聞いてくるあーちゃん。 自信はなさそうでしたが、一応来た理由はわかっている様子。 見た目も元気そうで、食欲もあるようなので、ひとまずは大丈夫そうです。 先日受けた胃カメラの検査で、あーちゃんは胃炎と胃ヘルニア(食道裂孔ヘルニア:胃の一部が胸腔内に上がってしまい、胃の内容物が食道に逆流しやすくなっている状態)が見つかりました。しかし、治療が必要なほどでもなかったので、そのまま放置。それより、同時に見つかったピロリ菌を除去することになったのです。ただ、ピロリ菌の除去は、薬を1週間朝晩2回飲み続けるだけですが、果たして今のあーちゃんにそれができるのか……? 私は正直、治療には消極的。でも、あーちゃんがやるというので、そうすることにしました。 しかし、薬を服用して6日目。インスリン注射を打つために病院でおなかを出すと、皮膚が真っ赤になっていました……! 痛みもかゆみもなかったようで、あーちゃんは言われて初めて気づいた様子。糖尿病の病院から紹介された、近くの皮膚科を慌てて受診したのでした。 2時間半ほど待たされて、ようやく診察。結果は、「ピロリ菌の除去の薬に対するアレルギーか、あるいは除去されたピロリ菌の死骸に対するアレルギーだろう」とのこと。万が一、このあと急激に症状がひどくなれば入院が必要だと言われましたが、いろいろな感覚が鈍っているあーちゃんが自分で気づけるのかどうか……。本人は食欲もあっていたって元気でしたが、大変な1日となりました。 --------------痛みやかゆみがなくても、おなかが真っ赤になっていれば、お風呂に入るときに気づきそうなものですが……。もしかすると、気づいていたことを忘れてしまったのでしょうか。服薬管理ももちろんですが、こういった体調の変化の把握が難しくなっていくのは、とても心配ですよね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年06月22日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんはお花が好きなので、母の日は毎年鉢植えを贈っていたワフウフさん姉妹。しかし、今年は体調を考慮して、ワフウフさんはハンドクリームとボディクリームのセットを贈りました。すると、涙ぐみながらお礼を言ってくれたあーちゃん。しかし、例年通り鉢植えを贈った姉・なーにゃんには「部屋にあったお花は、私が受け取ったの!?」と言い、ガッカリさせてしまったのでした。ここ最近、調子が良さそうなあーちゃん。食欲も戻っているように見えます。しかし、疲れちゃうからダンスをやめたいと言いだしたため、代わりに病院の患者さんが参加しているサークルに参加してはどうかと提案しますが、却下されてしまいました。さらに、なじみのある調味料を忘れてしまっていることも判明し、あーちゃんの頭からどんどん知識が消えていることを目の当たりにしたワフウフさんでした。 メールでのフォローは限界…? 今でも、付き添いは不要だと言うあーちゃん。病院の前日に確認メールをしても「大丈夫」と返事が届きます。 しかし、ここのところはちょっぴり自信がなくなってきたのか、確認メールは欲しいようです。 訳のわからない行動をされるのは大変ですが、やることに自信がなくなっているのを見ているのは、それ以上につらいです……。 胃カメラ検査の朝。確認メールをすると……。 このメールのあと、すぐに電話がかかってきて……。 いろいろと大変なことになっていました! 早めに気づいたおかげで、一応検査は受けられましたが……。 別々で暮らしながらのフォローに限界を感じ始めていました。 私たちに「毎回病院について来なくていい」と今でも言うあーちゃんですが、このところ少しだけ自信がなくなってきたのか「もし忘れるのが心配なら、前の日にメールだけしてもらえればいいのよ」と、付け加えるように。自分が何でも忘れてしまうことは、うっすらとわかっているのかもしれません。 数分前のことすら忘れてしまうのに、前日確認だけで放っておけるわけはないのですが……。自信満々で訳のわからない行動をされると、私たちもフォローが大変ですが、こうして自信をなくしているのを見るのも、なんだか切ない気持ちになります。 そうして、体調が安定しない中でやってきた胃カメラ検査の日。食事の注意事項もあり、時間も普段の通院とは違うため、姉が確認のメールを送ると、すぐさまあーちゃんから電話がかかってきました。話しているうちに、家を出る時間を間違えていることがわかって、慌てて軌道修正。結局、検査は無事に受けられましたが、別々に住みながらフォローをしていくことにやや限界を感じ始めていました……。 --------------あーちゃんが「ひとりで大丈夫」だと言うのは、もちろん自分でそう思っているのかもしれませんが、確認メールはしてほしいと言われたことを考えると、これ以上負担をかけられないという娘たちへの配慮の部分もあるのかもしれません。もう少し、今の状況に合ったフォローの方法を見つけられるといいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年06月14日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。一度全身をくまなく調べたほうがいいというかかりつけ医からのアドバイスもあり、最近の母・あーちゃんは検査が続いています。付き添って見ている限り調子は良さそうですが、季節外れのアウターを着て待ち合わせにやって来ることもあり、「季節に合わせた服装ができなくなる」という認知症の症状に当てはまる行動も見え隠れしています。お花が大好きな母・あーちゃんのために、毎年母の日には鉢植えを贈っているワフウフさん姉妹。しかしワフウフさんは、あーちゃんの体調を考慮して今年のプレゼントをハンドクリームとボディクリームのセットに変更しました。すると、涙ぐみながらお礼を伝えてくれたのですが、いつも通り鉢植えを贈った姉には、「あのお花、私が受け取ったの!?」と言い、ガッカリさせてしまいました。 どんどん忘れていくのかな…… 最近のあーちゃんは食欲も戻っているようで、調子が良さそう。 でも、ダンスをやめたいと言い始めて……。 それなら、病院の患者さんが集まるサークルはどうかと提案しますが却下。 何を提案しても……。 却下……。 でも、冷静に考えると新しいことを始めるなら付き添いが必要!?……そう思うと、厳しいかも。 調子が良い状態は長くは続かず……。 数日後に控えた胃カメラ検査と今日の通院がごちゃごちゃになっている様子。 差し入れを渡しながら、料理の話をしていると、毛嫌いしていたはずの「柚子胡椒」をすっかり忘れていることが判明。 姉も、同じような体験をしているそうで、どんどん身近なものについても忘れてしまっているのだと痛感しました。 ここ最近、あーちゃんは調子が良さそう。食欲も戻っているようで、ちゃんと食事をしている様子が見られるのもうれしい限り。しかし、そんな中で「疲れちゃうから、ダンスをやめたい」と言いだしました。それなら、ダンスの代わりに病院の患者さんが参加しているサークルに参加してはどうかと提案しますが、即却下……。そもそも、何か新しいサークルに参加するとなると、付き添いが必要!? それは厳しいので、このままダンスを続けてほしいです……。 そんな話をしていた翌週。この日の付き添いは姉。あーちゃんは、話の理解がイマイチで、ここ数回の通院と比べると調子は良くなさそうです。数日後に控えた胃カメラの検査について説明していても、理解が追い付いていない様子で、ちょっと不安……。 さらに、私が付き添いをしたときに、差し入れをしながら話していたら「柚子胡椒」がわからなくなっていたことが判明。あーちゃんには、夫婦関係が悪化している父の出身地で作られているというだけで毛嫌いしていた柚子胡椒があるので、存在を知らないということはありません。驚きながら姉に報告すると、姉と話していたときには「デミグラスソース」を忘れてしまっていたこともわかり、あーちゃんの頭からいろいろな知識が消えていることを痛感しました。 --------------自分の好きなことをしてほしいと思いながらも、新たな場所で何かを始めるなら付き添いが必要……。そう考えると、現状維持が一番だと思ってしまいますよね。介護は実際のお世話も大変ですが、お互いの生活を守りながらできないことに折り合いをつけるとことも大変です。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年06月13日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。さらに「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、大学病院を受診したところ、「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師からは、手術が必要と告げられ、その1週間後に入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまったぷにらーさん。それから10日後、病院から「2週間後に手術をおこなうので、入院してください」と連絡が入ったため再び入院。しかし、医師に「やはり心臓に負担が大きいので早めに手術しましょう」と言われた5日後、突然「退院してください」と言われてしまったのです。立て続けの手術の延期によりぷにらーさんは不安な気持ちでいっぱいに……。 月日は流れて11月末。不安を抱えながらも3度目の入院をし、娘の手術がおこなわれました。手術は無事に終了。その後は順調に回復していき、最後のエコーを受けた結果、特に問題はなかったため、先生から退院の許可がおりたのでした。 心臓の手術から、あっという間に7年が経過して… 退院日前日になると、水分の制限がなくなりました。 (やっと満腹になれたんだね!) ミルクを飲みながら寝落ちしそうになる娘を見て、思わず涙ぐんでしまったぷにらーさん。 入院最後の夜は穏やかに過ごしました。 そして、手術からもう7年が経過しました。 娘はあれからすくすく成長し、7歳に……。 手術した大学病院での定期検査は終了したほか、運動制限や服薬などは特になく、現在娘はダンスレッスンに熱中する日々を送っています。 当日はこの体験を自分の中だけにしまっているのがつらく、この体験をマンガ化にして世の中に発信することで、“つらかった思い出を昇華したかった”というぷにらーさん。 今日も長女の元気な姿を見て、今の目の前にある幸せを噛みしめるのでした。 手術を終えたあとはすくすくと成長し、現在は元気な7歳のお姉さんになった娘さん。心臓の病気が確定してから、手術が終わるまで本当に大変でいろいろあったと思うのですが、乗り越えられてよかったです。これからも家族みんなで笑顔溢れるステキな日々を送ってください。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年06月09日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。さらに「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、大学病院を受診したところ、「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師からは、手術が必要と告げられ、その1週間後に入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまったぷにらーさん。それから10日後、病院から「2週間後に手術をおこなうので、入院してください」と連絡が入ったため再び入院。しかし、医師に「やはり心臓に負担が大きいので早めに手術しましょう」と言われた5日後、突然「退院してください」と言われてしまったのです。立て続けの手術の延期によりぷにらーさんは不安な気持ちでいっぱいに……。 月日は流れて11月末。不安を抱えながらも3度目の入院をし、娘の手術がおこなわれました。手術は無事に終了したのですが、今度はぷにらーさんの体に異変が現れてしまって……!? トイレで急に感じた痛み。泌尿器科で診てもらうと…? 泌尿器科を受診し、膀胱炎の診断を受けたぷにらーさん。 そんなアクシデントがありつつも、時間の経過と共に長女は順調に回復していきました。 (エコーが問題なければ、数日で退院なんだよね) そして最後のエコーを受け終わり、先生からうれしい言葉が……! 「はなちゃんは木曜に退院しましょう」 医師のその言葉に、心の底から夫婦で喜んだのでした。 無事に手術後の検査が終わり、退院の許可が下りて本当によかったですね。娘さんの回復の経過も順調なようで安心しました。入院生活はいろいろと制限があったり、気を張ったりで大変だったと思うので、退院後はお家でのんびりと過ごしてほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年06月08日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。さらに「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、大学病院を受診したところ、「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師からは、手術が必要と告げられ、その1週間後に入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまったぷにらーさん。それから10日後、病院から「2週間後に手術をおこなうので、入院してください」と連絡が入ったため再び入院。しかし、医師に「やはり心臓に負担が大きいので早めに手術しましょう」と言われた5日後、突然「退院してください」と言われてしまったのです。立て続けの手術の延期によりぷにらーさんは不安な気持ちでいっぱいに……。 月日は流れて11月末。不安を抱えながらも3度目の入院をしました。手術日当日、娘を医師に受け渡すと、手術が終わるまで部屋で待機していたのですが、突然電話が鳴って……!? 突然かかってきた電話の用件は…? 電話は手術室からではなく、病棟からでした。 そのあと、手術終了の連絡を受け、娘のところへ向かったぷにらーさん。 「よく頑張ったね」 娘に声を掛けると、思わず涙してしまいました。 手術後はCCU(循環器疾患集中治療室)からPICU(小児集中室)へ移動したあと、一般病棟への移動が許可されました。 「退院まであとひと踏ん張り!」そう思っていたのですが、ある日、突然体に異常を感じてしまったのでした。 ずっと手術のことで気を張っていた上に、睡眠不足や偏った食生活などにより、体が弱ってしまっていたぷにらーさん。ひとまず娘さんの手術は無事に終わったので、まずは症状をお医者さんに診てもらって、ゆっくり休んでほしいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月06日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。さらに「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、予約を取って病院を受診したのですが、そこで「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師から「手術が必要です」と告げられ、その1週間後、肺高血圧の検査をおこなうため、入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまいます。 それから10日後、病院から「2週間後に手術をおこなうので、入院してください」と連絡が入ったため再び入院。しかし、医師に「やはり心臓に負担が大きいので早めに手術しましょう」と言われた5日後、突然「退院してください」と言われてしまったのです。立て続けの手術の延期によりぷにらーさんは不安な気持ちでいっぱいに……。 月日は流れて11月末。不安を抱えながらも3度目の入院をするのですが、ようやく手術日が決まって……!? 手術日が決定! それを機にママはあることを決断して… ようやく手術日が確定したことで安堵したぷにらーさんでしたが、手術を機に母乳をやめることを決心します。 その理由は、手術後にあげられる水分は1回47mlからのため、腹持ちのいい育児用ミルクをあげたほうがいいと思ったからです。 そのことを母親に話すしたぷにらーさん。 しかし、意図を理解してもらえず、母親の言葉にぷにらーさんは深く傷ついてしまったのでした。 「ぷにはな、2013年4月〇日生まれ、心室中隔欠損症の手術をします。よろしくお願いします」 ついに迎えた手術当日、そう言って赤ちゃんを先生に受け渡したぷにらーさん。 緊張しながらも義両親と一緒の部屋で手術が終わるのを待機していると、突然病院から渡された電話が鳴ったのでした。 ぷにらーさんは心身ともに万全の状態ではありませんでしたが、無事に娘さんの手術がおこなわれてよかったです。ただ、待機中に電話がかかってきたのが気になりますね。病院からの用件が、娘さんの命に関わることではなければいいのですが……。どうか無事に手術が終わることを願います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年06月03日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。医師の言葉にショックを隠し切れずにいました。また、「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、予約を取って病院を受診するのですが、そこで「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師から「手術が必要です」と告げられ、その1週間後、肺高血圧の検査をおこなうため、入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまいます。 呆気ない退院にモヤモヤしながらも、指示通り一時帰宅をしたぷにらーさん。それから10日後、病院から「2週間後に手術をおこなうので、入院してください」と連絡が入ったため再び入院したのですが、医師に「やはり心臓に負担が大きいので早めに手術しましょう」と言われた5日後、突然「退院してください」と言われてしまって……!? 度重なる手術の延期にママのモヤモヤは止まらず… (この入院で手術って言ってたのに……。もちろん緊急の人が優先されるのはわかるけど、心臓の負担が大きいって言ったのに……) このことで不安な気持ちが一気に加速するぷにらーさん。 そして、再入院の日が近づいたころ、またしても入院事態が延期になってしまったのです。 (緊急の患者さんが入ったって理由だから仕方ないけど、はながないがしろにされてる気分だ……) 11月になると、認可保育園の申し込みがスタート。 ぷにらーさんはこの状況で保育園に通えるのか、仕事復帰ができるのかなど、不安を抱えていました。 そんな中、11月末に3度目の入院が決定します。 期待はしないでおこうと思っていたぷにらーさんでしたが、ある日先生から「12月5日に手術をおこないます」と言われたのです。 「4日後……。分かりました。よろしくお願いします」 手術日が決まった瞬間、表情は一気に引き締まり、ぷにらーさんの鼓動は速くなったのでした。 前回手術をするはずだった予定が、緊急の患者さんがいるということで、延期になってしまったぷにらーさん。今回は急ではありますが4日後に手術が受けられるようでよかったです。実際、手術を受けるとなると、不安な気持ちが倍増すると思いますが、家族みんなで支え合って乗り越えてほしいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年06月02日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。出産後、授乳をおこなう際は陥没乳頭だったため、赤ちゃんが乳首を吸いにくく、体重が思うように増えなかったため悩んでいました。新生児健診では体重が半分しか増えていないのを指摘され、ショックを受けたぷにらーさんでしたが、近所で赤ちゃんの測定・相談会に参加し、助産師さんにアドバイスをもらったことで授乳の問題は解決されます。しかし、赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、予約を取って受診をしたのですが、そこで「心室中隔欠損症です」と診断されてしまったのです。 医師から「手術が必要です」と告げられ、その1週間後、肺高血圧の検査をおこなうため、入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまいます。 呆気ない退院にモヤモヤしたぷにらーさんでしたが、指示通り一時帰宅をしたのでした。 退院日から10日後、病院から連絡が来て… 一時帰宅をして10日後、病院から「2週間後に入院してください」と連絡が入りました。 入院先が大部屋だったため、周囲に気をつかいながら過ごしていたのですが、一方でママたちからいろいろな情報を仕入れることができました。 落ち込むママをみんなで励まし合ったり、前を向いて頑張る姿を見て、心を動かされたぷにらーさん。 (私も手術が終わったら、不安なお母さん達の力になりたいな……) そう思っていたのですが、病院から、突然「退院してください」と言われてしまったのでした。 今回の入院で「やはり心臓に負担が大きいので、早めに手術をしましょう」と言われたものの、その5日後に退院を促されてしまったぷにらーさん。病院の事情があるのかもしれないですが、短い期間で言っていることがこれだけ反転してしまうと、不安になるのも無理はないすよね……。早く娘さんの手術を受けられる日が来ることを願います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月01日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。出産後、授乳をおこなう際は陥没乳頭だったため、赤ちゃんが乳首を吸いにくく、体重が思うように増えなかったため悩んでいました。新生児健診では体重が半分しか増えていないのを指摘され、ショックを受けたぷにらーさんでしたが、近所で赤ちゃんの測定・相談会に参加し、助産師さんにアドバイスをもらったことで授乳の問題は解決されます。しかし、赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。さらに、「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、さっそく予約を取ることに。 大学病院の受診日は、家族みんなで病院に行きました。検査後に診察を受けると、「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師から「手術が必要です」と告げられ、思わず涙してしまったぷにらーさん。その1週間後、肺高血圧の検査をおこなうため、入院することになったのですが……? 一度入院したものの、思わぬ展開が待っていて… 5日後のカテーテル検査に向けて、入院生活が始まりました。 「肺高血圧が進んでいると手術ができないので、まずカテーテル検査で程度を調べます」 検査後、医師は説明を始めました。 「肺の状態はあまり良くないのですが、緊急というほどではありません。予定していた手術はおこなえます」 「手術はいつごろに……?」 「来週を予定していましたが、手術の先生の予約が取れなかったので、早くても2週間後になるかと……」 「まだ時期が未定なので、一度退院してください」 思ってもいなかった展開に、拍子抜けしてしまったぷにらーさん。 (求めていたのは、こういう帰宅じゃないんだけどな。でも手術ができないなら、いても仕方ないかぁ……) 不満が残りつつも、病院の指示に従い、一時帰宅をしたのでした。 手術の緊急性が低かったことと、先生の予約が取れないというちゃんとした理由があるので今回の一時帰宅は仕方がないですが、なかなか思うようにいかなくて歯がゆいですね。病院いわく、手術は“早くても2週間後”とのことなので、それまで待つしかなさそうですが、次はちゃんと手術が受けられるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月31日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。出産後、授乳をおこなう際は陥没乳頭だったため、赤ちゃんが乳首を吸いにくく、体重が思うように増えなかったため悩んでいました。新生児健診では体重が半分しか増えていないのを指摘され、ショックを受けたぷにらーさんでしたが、近所で赤ちゃんの測定・相談会に参加し、助産師さんにアドバイスをもらったことで授乳の問題は解決されます。しかし、赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまったのです。ショックを受けながらも夫に報告し、娘の病気について話し合いをおこなうことに……。 そして、小児科で「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われ、さっそく予約を取ったぷにらーさん。ようやく受診する日を迎えたのですが……? 不安な気持ちで大学病院を受診。診断結果は… 病院に到着後、まず検査をおこってから11時から診察が始まりました。 そして、医師からは「心室中隔欠損症です」と言われてしまったのです。 「心室の壁に9ミリの穴が空いています。これが自然閉鎖が期待できない大きさで手術が必要です」 医師からそう告げられたあとショックを隠し切れず、涙を流してしまったぷにらーさん。 「手術しないと健康にはなれない。大きくなれないかもしれない……」 「元気に産んであげられなくてごめんね」 娘にそう謝ると、泣きながらお母さんに電話で報告をしました。 そして初診から1週間後、肺高血圧の程度を調べるため、検査入院をすることになったのでした。 心のどこかで心室中隔欠損症でないことを強く願っていたと思うので、この診断結果はかなりショックだったと思います。つらい現実ではありますが、そこから目を背けることはできません。検査入院も大変だと思いますが、夫婦で支え合って乗り越えてほしいです。 著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月31日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。出産後、授乳をおこなう際は陥没乳頭ということもあり、赤ちゃんが乳首を吸いにくく、体重が思うように増えなかったため悩んでいました。さらに、新生児健診では体重が半分しか増えていないことを指摘され、ショックを受けてしまいます。健診では母乳をあげたあと、育児用ミルクを追加するように指示され、その日から実践することに。その3日後、近所で赤ちゃんの測定・相談会があったので、会場に足を運んだぷにらーさんですが、助産師さんを目の前にすると突然泣き出してしまいます。そんなぷにらーさんに助産師さんは温かい言葉をかけると同時に、アドバイスをしてくれました。 それからひと月ほど経つと、授乳がラクにできるようになったほか、無事に1カ月健診を終えることができたのです。 しかし、赤ちゃんが2カ月を迎えたころ、予防接種のために受診した小児科で、「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。突然のことにぷにらーさんはショックを隠し切れず……!? 娘の病気や手術について、急きょ2人で話し合うことに… 急きょ夫に報告し、娘の病気や手術について数日間かけて話し合いをおこなったぷにらーさん。 「呼吸が早い、体重が増えにくい、汗をかきやすい……。まんまこの通りだな」 空いている時間は病気のことについて調べ、理解を深めようとしていました。 また、検査を受けるまでは、心臓の件は留めておくことにしました。 そして、ついに大学病院を受診する日に。 不安をかかえながら、夫婦そろって病院に足を運んだのでした。 検査を受けて診断されるまで内心落ち着いていられなかったと思いますが、時間があるときに病気について調べるなど、現実とちゃんと向き合おうとする真剣さを感じました。大学病院での診断結果が、ぷにらーさんの望んだ結果であることを願います。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年05月30日産後の女性が夫にイライラを感じるという話はよく耳にします。産後の私も例外ではなく、夫が家事や育児をすればするほどイライラが募っていきました。今回は、私の産後の様子と夫へのイライラが落ち着いていった過程についてお話しします。 どうしてイライラするの? 心と体に異変産後、家のことに不慣れとはいえ、夫の一挙手一投足に怒り、夜の夫婦生活なんて考えただけで夫を突き飛ばしたくなる有様だった私。「私はこんなに心が狭かったの? ちょっとイライラしすぎじゃないだろうか?」と、私は自分の感情に悩み、違和感を覚えていました。 そんなとき、自分の体にも異変が起きました。毎晩息苦しくて何度も目が覚めて眠れず、日中には気絶するように突然寝てしまうようになったのです。診察を受けると、なんと鼻にできたポリープが鼻腔を塞いでいたことが判明しました。 病気が判明、ずっと睡眠不足だった!?耳鼻科医によると、ポリープはかなり前からあり、産後の私は過度な睡眠不足になっていたようでした。ポリープ除去には1週間の入院と手術が必要とのこと。 ただ、入院している間、仕事のある夫は1歳3カ月の子どもの面倒を見ることができません。そこで何軒も病院をまわった末に、なんとか日帰り手術をしてくれる病院を見つけ、異変から5カ月後にやっと手術が決まりました。服薬のために断乳し、手術後、私の体調は劇的に回復し始めました。 熟睡と月経の再開で落ち着いた心と体手術のおかけで、睡眠中もきちんと呼吸ができるようになったことに加え、断乳したことで子どもの夜泣きがなくなり、ようやく私は熟睡できるようになりました。さらに産後1年8カ月ぶりに月経が再開。 こうして順調に体調が整っていったある日、ふと気付きました。「最近、夫に全然イライラしない……!」。自分でもコントロールできない夫へのイライラは、自分の本意ではなかったとはっきりと感じました。その後、夫婦仲は自然と改善していったのでした。 今振り返ってみると、夫へのイライラは、ポリープの影響による睡眠不足に加えて、産後特有のホルモンバランスの乱れによるものだったのではないかと感じています。 イラストレーター/大福 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:唐木田幸一児(男の子)の母。出産を機に報道関係の仕事を退職し、現在は専業主婦。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はブルーレイ収集と寺巡り。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月30日2016年の春、出産予定日よりも10日早く長女を出産したぷにらーさん。出産後、授乳をおこなう際は陥没乳頭ということもあり、赤ちゃんが乳首を吸いにくく、体重が思うように増えなかったため悩んでいました。新生児健診では体重が半分しか増えていないことを指摘され、ショックを受けてしまったぷにらーさん。母乳をあげたあと、育児用ミルクを追加するように指示されたため、その日からその通り実践することに。その3日後、近所で赤ちゃんの測定・相談会があったのでそこで体重を測ってもらおうとしたのですが、助産師さんに話しかけられると、突然涙がこぼれ落ちてしまいました。 ぷにらーさんが授乳の悩みを伝えると、温かい言葉をかけてもらうと同時にアドバイスももらいました。すると、ひと月くらいであんなに大変だった授乳がラクにできるようになったほか、無事に1カ月健診を終えることができたのでした。 小児科に予防接種を受けにいくと、医師から衝撃的な言葉が! 予防接種を受けるため、小児科を受診したぷにらーさん。 すると、医師から耳を疑う言葉が……。 「心臓どうしたの?」 戸惑っていると、医師は言葉を続けます。 「この子ね、心臓に雑音があるよ。穴が空いてるかもしれない」 その後、改めて診察を受けると、「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。 「大きい病院で診てもらってください」 医師からそう言われ、早速大学病院の予約を調べるのですが、なんと予約が取れるのは2カ月も先―。 夫に今日のことを報告しようとスマホを打っていると、涙が溢れてきてしまったのでした。 授乳の問題が解決したかと思ったら、突然見知らぬ病名を告げられてしまったぷにらーさん。今の段階ではあくまで「可能性が高い」というだけで、診断が確定されたわけではないですが、そのショックは計り知れなかったと思います。大学病院の予約が2カ月先なのでヤキモキしますが、気を確かに持ってほしいです。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年05月29日2016年の春、出産予定日よりも10日早く長女を出産したぷにらーさん。出産後、授乳をおこなう際は陥没乳頭ということもあり、赤ちゃんが乳首を吸いにくく、体重が思うように増えなかったため悩んでいました。新生児健診では体重が半分しか増えていないことを指摘され、ショックを受けてしまったぷにらーさん。母乳をあげたあと、育児用ミルクを追加するように指示されたため、その日からその通り実践することに。その3日後、近所で赤ちゃんの測定・相談会があったのでそこで体重を測ってもらおうとしたのですが、助産師さんに話しかけられると、突然目から涙がこぼれ落ちてしまったのでした。 ママが泣き始めると、助産師さんが… ぷにらーさんが泣いていると、助産師さんは「大丈夫よ」と声を掛けてくれました。 「授乳したあとでしょ?これだけおなかが膨れてるなら十分、母乳出てるって」 「でも私、胸の形が悪くて……。なかなか飲ませてあげられなくて……」 ぷにらーさんがそう言うと、「この子がお母さんの胸を育ててくれるから」と励ましてくれました。 その言葉を聞いて、安堵したぷにらーさん。 その後は助産師さんが言った通り、ラクに授乳ができるようになっていきました。 体重の増え方は緩やかだったものの、なんとか1カ月健診をパスすることができ、穏やかな日々を送っていたのでした。 助産師さんの言葉に励まされたおかげで、安心することができたぷにらーさん。不安なときに正しい知識がある専門の人からアドバイスをもらえるというのは、とても心強いですよね。そしてアドバイス通り、赤ちゃんの授乳もラクにできるようになって本当によかったです。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年05月27日