<小学生トラブル>「家も学校もつまんねぇ」唯一の友だちが帰ってしまった公園。ぼっち少年の願いは…
友だちの輪になかなか馴染めない、小学2年生のレクト。唯一声をかけてくれるのが、同じ学校で違うクラスのソウでした。レクトが放課後の公園にひとりでいると、ソウが声をかけるようになり、レクトはソウのグループ入って、一緒に遊ぶようになります。いつしかレクトにとってソウは、唯一自分をグループに入れてくれた、大きな存在になっていました。
ある日、いつものように放課後の公園で遊んでいたレクトとソウ。夕焼けチャイムが鳴り、帰ろうとするソウを「まだ遊ぼう」とレクトが引き止めました。しかし、ソウは「オレは夕焼けチャイムが鳴ったら帰るように、親に言われてるから」と帰ってしまいます。
唯一の友だちが帰ってしまった、夕方の公園で…
「家に帰ってもつまんねぇし、学校もつまんねぇ」
夕焼けチャイムが鳴り、ソウが帰ってしまった公園でうなだれるレクト。
「もっとソウと遊びたいのに」
そんな気持ちから、レクトは「夕焼けチャイム壊してぇ」と呟いてしまいます。
学校では交流のない、レクトとソウ。
「ソウと同じクラスならめっちゃ楽しくなるのに」
「学校も放課後もソウと遊べるように……。3年生はソウと同じクラスになれますように!」
レクトはそう願わずにはいられませんでした。
そして、新学期。クラス替えの表が張り出された掲示板を見て、レクトは歓喜します。
「ソウと同じクラスだ!願いが叶った!」
新学期から2人は同じクラスになるのでした。
「仲の良い友だちと同じクラスになりたい!」学生時代、新学期になるとソワソワしながら登校する……、なんだか懐かしい思い出です。皆さんは、学生のころ、新学期で印象に残っている思い出はありますか?
著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
<小学生トラブル>「オレに気付いてよ!」期待を裏切られた新学期。唯一の友だちが去る背中を見つめて