大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原行成を演じる渡辺大知の声を紹介する。――一条天皇へ厳しい言葉をかけるシーン今まで一条天皇と道長さんの間でずっと揺れ続けていて、行成の思う政治だったり、行成の思う一条天皇の気持ちの汲み取り方だったり、それを押し殺しながら仕事をしてきたと思うんですけど、ずっと一条天皇の近くでお仕えをして、一条天皇の気持ちがわかってしまうからこそ苦しいところもあったんですけど、それを自分の心を鬼にして言わなければいけないところを言葉にしたっていう感じですかね。一条天皇はまだお若くて自分の気持ちにまっすぐでどうしても気持ち優先になってしまうところもあるんですけど、でもそれが必ずしも悪いわけではないと行成は感じているのではないかなと思っていて、でもやっぱりすべきことというか、神事であったり政治であったり、やらなければならないことを全うして、世の中をよくしていくために自分に何ができるかっていうのを考えてはいたんだと思うんですけど、それが思わずあふれてしまったという感じなのかなと思います。――演じるうえで意識したこと行成は自分の主張よりも道長さんの望みを叶えるためには、どう自分が動くべきかっていうことを考えていたり、一条天皇の気持ちをどう汲み取ってあげることができるかっていうことだったりを考えながら政治の中で自分の役目を果たそうとしている人物だなと思っているんですけど、なので自分の言葉を発するときにある種の役職を全うするフィルターみたいなものをかけているイメージがあって、もちろんその中に自分なりの信念みたいなものはあるんですけど、それをどこか薄いオブラートのようなもので包んでいるような感じを意識していて、それがこの一条さんとの会話のときに解き放たれたような感じになったらいいなと思ってやっていましたね。
2024年07月21日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原定子を演じる高畑充希の声を紹介する。――藤原定子を演じきって常に何かと何かに引っ張られているというか、両極のものに引っ張られながらその中でギリギリで自分を保っているような印象があって、政治と恋愛とか子どもと家族、子どもと天皇とか、いろんな自分じゃないものに引っ張られながらもギリギリで立っている役だったので、すごくシーンを経るにつれて強さというか、わかりやすい、強いぞっていう強さというよりは、もうちょっと達観していく強さをどんどん得ていくような印象がありました。――后を二人とすることを聞いて強がりで言っているわけでももうないのかなというか、最初の頃はピュアでユーモアのある明るい人だった、印象だったんですけど、年々本当にみんなよりももうちょっと一個フラットな次元でものを考えるというか、一条天皇が好きだから、一条のためにどうしてあげたら一条がいいようになるんだろうとか、そういうもう一つ大人な意味での愛情があったのかなと思いました。――ききょうについて最初の頃は本当に仕えるものとそれを受けるものっていう、適度な距離があったと思うんですけど、やっぱりどんどん定子が追い詰められて、周りに頼れるものがいなくなったときに、最後までついてきてくれたのはききょうで、なので唯一荒波の中でつかめた花みたいな感じの印象で、最後の方のセリフで「私の気持ちをわかってくれるのはそなただけだ」っていうセリフをききょうに言うんですよね。それは本当に家族でもなく一条でもなく、ききょうだったっていうのは、一条との愛っていうのはすごく定子の中で大きいトピックですけど、でもききょうとのラブストーリーじゃないですけど、女同士の強い、ほかのものに邪魔されないつながりみたいなものが、どんどん撮影を追うごとに定子の中で大きいものを占めてきたなと思いますし、それにつれて(ファーストサマー)ウイカちゃんともすごく親密になれたかなと思います。
2024年07月21日吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」より、吉田羊と見上愛の“君かたり”が公開された。今回、初めての大河ドラマ出演となった見上さんは、「すごく緊張するかなと思いきや、みなさんすごく優しく話しかけてくださって…」と和やかな撮影現場の様子を明かす。演じている道長の娘・藤原彰子という人物について「自分の思っていることとかはあるにはある」としつつも、「いろんなことを考えた末、結局何も言えないし、それが表情として出ない女の子」と現時点での人物像を語る。また、一条天皇(塩野瑛久)については、「すごくかっこよくて頭のいい優しい方に見えていると思います」とコメントしている。一条天皇の母・藤原詮子役の吉田さんは、「よくやっていると、母としては思っているところ」と息子について話し、一方で「熱情におかされて判断を誤るのでは」と心配事も。“母上の操り人形でした”と言われるシーンをふり返り、「これまでの人生をすべて否定されたようなそんな気持ちにもなりました、と同時に自分と同じ気持ちを彼にさせてきたのかもしれないという後悔もあります」と語った。第27回「宿縁の命」あらすじ石山寺でばったり出会ったまひろ(吉高由里子)と道長(柄本佑)。思い出話に花を咲かせるうちにふたりは…。そして季節がかわり、道長の娘・彰子(見上愛)が入内し、その6日後に定子(高畑充希)は皇子を出産。一条天皇(塩野瑛久)の気持ちはますます定子と皇子へと傾く。道長は晴明(ユースケ・サンタマリア)に相談を持ち掛けると、とんでもない提案をされる。一方、まひろは懐妊が発覚し、宣孝(佐々木蔵之介)は喜ぶが…。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年07月14日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原彰子を演じる見上愛の声を紹介する。――大河ドラマ初出演みなさんの空気が出来上がっている中だったので、すごく緊張するかなと思いきや皆さんすごく優しく話しかけてくださって、「待っていたよ」とか声をかけてくださって、すごく和やかな雰囲気のなか撮影しています。あとみんなちょっと「平安時間流れているよね」というくらい時間の流れがゆったりに感じて、一日が長く感じますね。――藤原彰子を演じて監督とかともお話していく中でやっぱり自分の思っていることとかはあるにはあるんだけど、いろんな人のことを考えたり、今それを言うべきかなとか誰が何と言ってほしいのかなとか、いろんなことを考えた末、結局何も言えないしそれが表情としても出ない女の子なのかなと思って、今の時点では演じています。ですが今後がね、ゴットマザーとか言われるくらいの頼もしい女性になっていくので、なんかその兆しというか聡明な感じはところどころに今後出せていけたらいいなと思っています。――一条天皇について今の彰子の視点でいうと結構表情にはあまり表れていないかもしれないんですけど、すごく大人にたぶん見えていて、すごくかっこよくて頭のいい優しい方に見えていると思います。
2024年07月14日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原詮子を演じる吉田羊の声を紹介する。――息子・一条天皇について彼はまだ若いので経験値が足りないゆえに影響を受けやすいところもあって、帝としてはまだまだ心もとないですけれどもよくやっていると母としては思っているところです。特に伊周らの処遇を下すあたりは、帝としては内裏の安寧をはかるために正しい判断を下されて、母としても女院としても安堵しております。ただ一つ心配事があるとすれば、愛する者への一途な思いといいますか、それは皮肉にも母の詮子譲りなところもあって、そういう愛情におかされて判断を誤るのではと、母としてまた女院として、さらには姑として心配しているところではあります。――「母上の操り人形でした」と言われるシーン思ってもいない言葉で、初めて台本を読んだときに「え?」って声が出てしまいました。これまで彼女は藤原のために、そして息子のために弟のために我が身を捧げてきましたし、誰にも愛されない彼女の人生において、それが彼女なりの愛の形であり、生きる意味だったと思うんですよね。なのでそれは息子にも伝わっていると思っていたんですけど、彼の完全なる拒絶によって、これまでの人生をすべて否定されたようなそんな気持ちになりました。と同時に自分と同じ思いを彼にさせてきたのかもしれないという後悔もありますし、動揺もしましたし、失いつくしてきたこの彼女の人生の中でなおも失うのかという絶望感にさいなまれた、そういう瞬間でもありました。ただこのシーンの後を想像したときにまた一つ家族の愛を失った彼女はいよいよ残されている守るべきものは家だと藤原家だと、というふうにシフトチェンジして心を立て直していく、そういうきっかけにもなったシーンなのかなと思っています。
2024年07月14日吉高由里子主演で現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」より、柄本佑と黒木華の“君かたり”が公式サイトにて公開された。災害が続く都。この天変地異を治めるためには、彰子(見上愛)を入内させるしかないという。藤原道長役の柄本さんは、そんな状況での娘の入内に「非常に複雑」と言い、「兼家さんがやっていたような入内させていくような、そこの目的と自分がこれからする入内っていうのは、世のためであって自分の家とかそういったことではない」と、父のやっていたことの意味合いとは異なると語る。源倫子役の黒木さんは、「やっぱり子どもの幸せを第一には思っている」と母としての思いを代弁。また、娘の入内を考える道長の「これは生贄だ」というセリフについては、「こうするしかないけど、道長自身もたぶん彰子のことを大事にはしているでしょうし、ただそうするしかないんだっていうことば、すごく切なくも私は受け取りました」とふり返っている。第26回あらすじ災害が続く都をまたも大地震が襲った。まひろ(吉高由里子)は、夫となった宣孝(佐々木蔵之介)の財で家を修繕し、生計を立てていた。道長(柄本佑)は、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)から、この天変地異を治めるためには道長の娘・彰子(見上愛)を入内させるしかないと進言される。心労から体調を崩した一条天皇(塩野瑛久)は、譲位して定子(高畑充希)と暮らしたいと行成(渡辺大知)に相談。それを聞いた道長は…。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。※7月7日(日)の放送は都知事選開票速報のため放送休止(第27回は7月14日放送予定)(シネマカフェ編集部)
2024年06月30日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、源倫子を演じる黒木華の声を紹介する。――道長に対する倫子の変化ほとんど一目惚れという形なのでどういう方かも知らず、とりあえず好きというか「この方がいい!」っていう直感じゃないですけれど、それでたぶん進んでいっていたので結婚するまでどういう方だったのかっていうことの印象があまりなくて、なので今同じ道を進むではないですけど、政だったりとかそういうことに関わった道長さんを見て、なんとか支えたいじゃないですけれど、道長が望む道筋というものを妻として一番に支えられたらいいなと思ってやってはいますかね。――母・倫子としての思い本当に自分の子どもたちを愛しているんだなっていうのは感じますね。それは多分母と父からそういうふうに育てられたというのもありますし、政治関係なく豊かに育てられたっていうのがあるので、その自分の育ってきた環境っていうものは絶対子育てに影響してはいるだろうなと思いますね。だから穆子さんに言うセリフでもありますけど「私は入内しなくて殿と結婚して幸せになったし、そういう生活を彰子にも政治に左右されない幸せな生活をしてほしい」っていうセリフがありますし、やっぱり子どもの幸せを第一には思っているんじゃないですかね。――娘・彰子の入内を考える道長の言葉「これは生贄だ」すごい言葉を使うなとは思いますね。でもきっと道長もそれを分かって言っている。入内するっていうことは左大臣としての政治に対するもので、こうするしかないけど、道長自身もたぶん彰子のことを大事にはしているでしょうし、ただそうするしかないんだっていう言葉、すごく切なくも私は受け取りましたし、だけれどこうするしかないっていう、選ぶ道はない…力強さじゃないですけど、そういうのも感じましたね。
2024年06月30日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原道長を演じる柄本佑の声を紹介する。――娘・彰子の入内について非常に複雑な心境ではありますよね。でも「お前はずっとキレイなところにいる」って言われたのが、結局自分の周りのものは汚さずに苦労することなく今の地位にきたっていうふうなことを割と言われて、あそこのお姉ちゃんに言われるところが結構効いたところもあるんじゃないですかね。もちろんうすうす感づいているところではあったかもしれないけど、ただ一個自分を正当化するというようなことで言うと、親父がやっていたようなことの意味合いとは違うっていうふうなことは、なんかあったりもするかもしれないですよね。兼家さんがやっていたような入内させていくような、そこの目的と自分がこれからする入内っていうのは、世のためであって自分の家とかそういったことではない、まひろとの約束を果たす、もっと大きな話にはなっていますけど、でもやっぱりあの約束っていうのと、世の中をよくしていくっていう我のためにやっているわけじゃないっていうふうなことが、一個正当化させる理由として、だからさっきのシーンでも入内をした女子に幸せはないっていうふうなことは、本当に今もそう思っているし、同じ思いでいるけれども、自分が左大臣として帝を支えていくものとしてやらなくてはいけないこと、やっぱり決め手は悲しいかな、自分が左大臣になってしまって、彰子が自分の娘であったっていうふうなことを言っていたけど、そこら辺が悲しいところでもあるなという気がしますけど、だからなんか一個思うのは、心境はねずっと変わらないんですよ、この人、たぶん。ただ世の中をよくするため、帝をお支えしていくためとか、それが周りから見ると「ひどいことしてるわ」っていうふうに思われるのかなみたいなことは思ったりするかな。でも道長さん自体は非常に正直でまっすぐと政に向かっているような気がするんですけどね。
2024年06月30日現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」より、吉高由里子と佐々木蔵之介の“君かたり”が公開された。今回の映像では、宣孝(佐々木さん)から求婚されたまひろ(紫式部)役の吉高さんが、「びっくりだと思いますね」とふり返りつつ、「心境も変わってきているので、誰かの妻になるということが、大真面目に考えなくてもいいのではっていうような考えになってきているとき」と成長を感じたそう。また、周明(松下洸平)に利用されたことについては「『利用された ショック もう生きていけない』とかじゃなくて、『生きていればいろいろあるな』ぐらいの感じで客観的に見ているんじゃないかな」と推測した。一方、宣孝役の佐々木さんは、「思いを伝えに越前に来たのではないとは思っています」「話しながら 食事をしながら 琵琶を聴きながら心が動いていった」と告白をふり返る。そして「離れて会わなくなると今までは意識していなかったものが、なんだろうこの喪失感とは言わないですけど、『なんだろうこれ』っていうのは思っていたのかもしれない」とまひろへの思いも語っている。第24回あらすじ(6月16日放送)宣孝(佐々木蔵之介)から求婚され、さらには、周明(松下洸平)からも一緒に宋へ行こうと誘われるまひろ(吉高由里子)。しかし、心の内には道長(柄本佑)が。一方内裏では、一条天皇(塩野瑛久)が定子(高畑充希)と生まれた姫皇子に会いたい気持ちを募らせていた。詮子(吉田羊)は一条の願いをどうにかかなえてあげてほしいと道長に懇願する。行成(渡辺大知)の案で、内裏の外で会えることとなったのだが…。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年06月16日大河ドラマ「光る君へ」より、町田啓太と岸谷五朗の君かたりが公開された。吉高由里子が紫式部を演じる本作。今回の君かたりでは、藤原公任役の町田さんが、伊周(三浦翔平)が母に会うことを許可する場面について「伊周があれだけ弱っていて、身なりもあれだけすさんだ姿になっていてっていうところを見て、すごく本心から本当に母にただただ会いたいと」「『まだ子どもなんだな中は』っていうのが見えました」とふり返り、「人として何か手を差し伸べてあげたい、寄り添いたいなって思いが強まったんじゃないかな」と話す。また、越前守になったまひろの父・藤原為時役の岸谷さんは「未知なる世界に挑む感じ」と語り、宋語のセリフについては「そんなにしゃべるって聞いてなかった」と苦労したそう。また、宋語の詩を読み、語学の先生に褒められて嬉しかったというエピソードが飛び出すが、「監督から『もっと下手にやってください』って言われて(笑)せっかく一生懸命先生について勉強したのに」とがっかりしたことも明かしている。第22回あらすじ敦賀の松原客館に立ち寄ったまひろ(吉高由里子)と為時(岸谷五朗)は、宋人の朱(浩歌)、通事の三国(安井順平)らに迎えられる。浜辺に出かけたまひろは、そこで佇む周明(松下洸平)と出会う。その夜、国守を歓迎する宴が行われ、まひろは皆と楽しいひと時を過ごす。翌日、越前国府に到着し、大野(徳井優)、源光雅(玉置孝匡)に出迎えられるが、為時は早々に激務で体調を崩してしまう。医師として現れたのは――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年06月02日現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」より、吉高由里子、三浦翔平、玉置玲央、野村麻純の君かたりが、公式サイトにて公開された。今回の「君かたり」では、この世を去ることとなった道兼役の玉置さんが、「良くも悪くも道兼像っていうのをつかめないまま撮影が進んだし、きょうのアップの日を迎えたなって」と演じきった正直な感想を明かしている。しかしそんな中でも、道兼のターニングポイントになった場面を語り、「道長のおかげでまっとうな人間になれた、させてもらえた」とふり返る様子も。そんな道兼の死についてまひろ役の吉高さんは、「道兼自体の無念さとか罪とかも、最後は許せないけど、前に進むために受け入れたんじゃないかな」とまひろの気持ちを代弁。一方、関白になれなかった伊周役の三浦さんは、「どんどん絶望に入っていく」「どんどん崩れていく序章」と話す。まひろの友人・さわ役の野村さんは、「あっという間だけど濃厚な時間でした」「ずっとまひろ様と一緒にいたので離れがたい気持ちが大きいです」とさわを演じきった気持ちを語る。さらに、「いろんな感情を経験できたと思うので、本当に充実した人生だったんだろうな」とさわについての思いを明かし、吉高さんは「まさかまさかあそこでお別れなんて(思って)ないと思うし、当たり前におじいちゃんおばあちゃんなっていく中にも、さわさんはずっといる人だと思っているんじゃないかなと思います」と語った。第18回「岐路」道隆(井浦新)の死後、一条天皇(塩野瑛久)が次の関白にと命じたのは道兼(玉置玲央)だった。道兼は民のためによい政をと奮起していたが、関白就任の日に倒れ、7日後にこの世を去る。そのころ、為時(岸谷五朗)の屋敷にききょう(ファーストサマーウイカ)がまひろ(吉高由里子)を訪ねてくる。次の関白は伊周(三浦翔平)か道長(柄本佑)かで内裏では話が持ち切りだと聞かされ…。夜、まひろが道長との思い出の場所へ行くと――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年05月05日大河ドラマ「光る君へ」より、ファーストサマーウイカ、財前直見、益岡徹の君かたりが公式サイトにて公開された。吉高由里子が紫式部を演じる本作。今回公開された映像では、ききょう(清少納言)役のファーストサマーウイカさんは、藤原定子(高畑充希)について、「『推し』の感覚にすごく近いんじゃないかな。娘でもなく、恋人でもなく、けど命を懸けてお守りしたいとか、最大の雇い主ではあるけれども」とし、“清少納言”という名について「すべてを背負った名前で宮中に入るっていうのがぐっとくるというか。『あなたの今までの人生を背負って学んだものとかをすべて持ってきて、宮中で私の力になってね』って言われたような気がして」と女房になるシーンをふり返っている。財前さんが演じているのは、兼家(段田安則)の妾である藤原寧子。和歌に長け、兼家との日々を「蜻蛉日記」として残した彼女。この「蜻蛉日記」は、まひろ(紫式部)も幼いころから読み込んでおり、そのことを知り、「まひろが歌を詠んでいく人になるきっかけみたいなことになるので、すごく重要な役割をいただいたなと思っていて」「先輩なんだけど、ちょっとお母さんの面影を見るみたいなシーンなのかな」とコメント。倫子(黒木華)の父・源雅信役の益岡さんは、雅信の最期について「婿殿(道長)に対して皮肉なことを言うんですけれども、あれも本当はそうしたかったけど、その出発点は娘かわいさの発想」「家族を大事に思った人間なんだなっていうのをすごく感じました」と語っている。第15回あらすじ道隆(井浦新)は、強引に定子(高畑充希)を中宮にし、詮子(吉田羊)を内裏の外へと追いやった。2年後、一条天皇(塩野瑛久)は麗しく成長。道隆の独裁には拍車がかかっていた。伊周(三浦翔平)らに身内びいきの人事を行い、定子のために公費を投じ始める。道長(柄本佑)は兄のやり方に納得がいかない。一方のまひろ(吉高由里子)は、さわ(野村麻純)と近江の石山寺へと出かける。そこで思いもよらない人物との出会いが…。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月14日吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」の公式サイトでは、ユースケ・サンタマリアと上地雄輔、2名の「君かたり」が公開されている。大河ドラマ第63作目として現在放送中の本作は、「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く物語。出演者の撮影現場からのコメントが聞けるこの「君かたり」。陰陽師・安倍晴明を演じているユースケ・サンタマリアさんは、これまで多くの作品に登場してきた安倍晴明とは、また異なると説明し、「ビジネスマン安倍晴明みたいなところを今回やりたいということで。要は生きていくために、世渡り上手にやっていくみたいな」「見ていて不思議な感じになると思います」と説明。関わりの多い藤原家については「内心は嫌いになれない」「ただ単にビジネスとして利用しようとしているってだけでもなく、ある種の感情っていうか、愛情に近い何かを持っていて」と語っている。また、才に恵まれず、兼家から軽く扱われている道長の異腹の兄・藤原道綱役の上地さんは、道綱について“天然素材”と表現。「見ている方がホッとするようなかわいらしさもあり、人間らしさもあり、視聴者目線であるような感情をしっかり道綱という役の中で、ぬくもりというか温度を出せたらいいな」とコメントしている。第11回「まどう心」兼家(段田安則)の計画により花山天皇(本郷奏多)が退位。為時(岸谷五朗)は再び官職を失うこととなった。まひろ(吉高由里子)は左大臣家の娘・倫子(黒木華)に父が復職できるよう口添えを頼むが、摂政となった兼家(段田安則)の決定を覆すことはできないと断られる。諦めきれないまひろは兼家に直訴する。一方、東三条殿では道隆(井浦新)の嫡男・伊周(三浦翔平)らも招いて宴が催され、栄華を極めようとしていた――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月17日大河ドラマ「光る君へ」より、出演者の撮影現場からのコメントが聞ける「君かたり」が公式サイトにて公開された。吉高由里子が紫式部に扮する本作。今回公開された「君かたり」には、まひろ(紫式部)ののんびりとした弟・藤原惟規役の高杉真宙、まひろとは特別な絆がある藤原道長役の柄本佑、町辻で風刺劇を披露する散楽の一員である直秀役の毎熊克哉が登場。それぞれ、演じる役柄やまひろについてなどを語っている本映像。高杉さんは、「助けたくなる姉」「なくてはならない存在」と姉・まひろや乳母・いと(信川清順)について語る。柄本さんは、直秀について「同じにおいを感じる」「自由さみたいなものに対する、憧れみたいなのも意外に道長の中にはちょっとあるんじゃないかな」と考えを述べた。そんな直秀を演じた毎熊さんは、「若いときに失ったこととかが、むしろ何か得るタイミングだったりする気がしていて、それを忘れないでほしい」「若いときに味わった気持ちを汚さずにというか、やっぱり人生いつまで生きるかわからないですけど、大事なものっていうのはそんなに何個もないはずなので、そういうのを持っていてほしいなと思いますね」とまひろと道長への思いを明かしている。第10回あらすじ兼家(段田安則)は道長(柄本佑)たち一族を巻き込んで、秘密裏に花山天皇(本郷奏多)を退位させ、孫の懐仁親王(高木波瑠)を擁立する計画を進め始める。その頃まひろ(吉高由里子)は、家に帰ってこない為時(岸谷五朗)を案じ、妾の家を訪ねてみる。そこには身寄りもなく最期を迎えようとしている妾の看病をする為時の姿があった。帰宅したまひろのもとに道長からの恋文が届く。まひろは道長への文をしたため始めるが――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月04日「そんな君が好き」男性を惹きつける【自尊心が高い】女性の特徴すぐに新しい彼氏ができる女性たちに共通する点はなにか、あなたは気づいていますか?彼女たちは自己肯定感が高い傾向があり、それが自信を生む源なのです。今回は、自尊心が高い女性の特徴を4つ紹介します。自分を尊重する自己肯定感が高い女性は自分自身を尊重するという特性を持っています。たとえ恋人の要望であっても、それが自分の意見に反する場合は、確固たる意志でNOの意思を明確にします。その結果、男性に対する依存関係が減少し、男性から追い求められる存在になるでしょう。自己尊重を忘れずに、恋愛をより楽しむことができます。自己改善に尽力する自己肯定感が高い女性は、その自尊心が生まれつきのものではないかもしれません。理想の自分に近づくために、自らを愛し信じることができるよう努力を惜しまないからです。自己改善は、他人からの愛情を引き出すだけでなく、本質的には自分自身のための活動です。美容や学習など、日々の努力が自己認識を高める手助けとなるでしょう。コンプレックスを隠す一人ひとりが何かしらのコンプレックスを持っています。ですが、自己肯定感が高い女性はそのコンプレックスを言葉にすることは少ないでしょう。コンプレックスの深刻化は自尊心の低下につながるため、適切な言及を心掛けることが肝心です。自己啓発に興味がある自己肯定感が高い女性は、外見だけでなく内面や思考にも磨きをかけるのが好きです。自己啓発についての関心を持つことで、ポジティブな思考法を養い、自尊心が高まるかもしれません。また、自尊心が低い人は外観や魅力への厳しいこだわりが特徴かもしれません…。考え方や視野を広げ、精神面に磨きをかけていくことも、自己愛を深めるきっかけになるでしょう。まずは自己愛から始めよう!自己肯定感を高めるための手段はたくさん存在します。自分自身に自信がない方は、自尊心が高い女性の行動や習慣をマネしてみましょう。自分自身を尊重することで、男性により愛され、素晴らしい恋愛体験が手に入るかもしれません。(愛カツ編集部)
2024年02月20日「実は君にゾッコンです…」男性の【隠れた本音】を探るアプローチ方法彼のことが好きで、きっと彼も自分に興味があると思っているだけど、なぜかはっきりとした進展がない。デートの間隔も不規則だし、たまにはLINEも無視されてしまうことも…。そんな彼の真意が掴みたい方のために、今回は彼に密かにできるアプローチ方法を紹介します。まずは彼の感情を探るまずは、彼は「確かに好きだけどちょっと気分屋」というタイプなのか「遊びたいだけで本気の恋愛は考えていない」男性なのかを見抜く必要があります。そのために必要な見分け方は「彼とデートするたびに、彼との関係が深まると感じるかどうか」です。多少デートのペースにバラつきがあり、一貫性がなくても、デートのたびに二人の間柄が深まったと感じれば、それほど心配する必要はありません。ですが、デートが楽しい時間だけで、特に何も起きずに解散してしまう、あるいはデート自体がまるでない…。この場合、彼が「本来好意を持っているが遊びたい」タイプである可能性が高いため、警戒が必要です。行動に移す本音が読み取りにくい男性にハマってしまった場合、ポイントは「彼が自分からアプローチしてきたときに、あなたも攻める」ことです。逆に「彼の曖昧な態度は少なくとも自分に気がある証拠だ」と考え、自分から積極的にデートに誘い出したり、気になる態度を示すのはあまりオススメではありません。その上、あなたが彼をデートに誘い、断られてすぐに何度もデートに誘い出すと、彼はあなたを「重たい」と感じる可能性があります。大切なことは、彼が自分からデートに誘ったり、あなたに何か気持ちを示したとき、そのチャンスを逃さずに具体的な行動に移すことです。焦らず、過度に思い詰めないことこのような男性に惹かれた場合、恋愛のことで頭がいっぱいになるのは難しいでしょう。趣味の追求や、他の異性とのデートなど、彼以外の楽しみを見つけることが最善の策です。過度に思い詰めすぎないようにして、相手に会っていない間に自分を磨くことを目指しましょう。(愛カツ編集部)
2024年02月20日「君という沼にハマりました」男性を沼らせるモテテク3つ男性を好きになったとき、付き合うためのアプローチを考える女性も多いはずです。今回は、男性の心をつかむコツを紹介します。感動の手書きメッセージ「缶コーヒーに『お疲れ様。差し入れだよ』というメモをつけたり、周囲に配慮を示しつつ、尽くすことで彼の心をつかむことができました」(24歳/女性)今の時代、デジタルでのコミュニケーションが主流なので、手書きのメッセージが貴重に感じられるでしょう。短いメモでも、男性の心に大きなインパクトを与える可能性があります。さりげない変化への注目「彼が疲れていることや、最近どこか元気もないようなことに気づいて声をかけるようにしています」(27歳/女性)心遣いは、彼に「自分のことを理解してもらえている」と感じさせ、彼から告白を引き出すきっかけとなります。配慮することで、彼の心をつかむことができるでしょう。素直な気持ちを伝える「好きな先輩に直接告白した結果、彼から『その誠意に応えたい』と言われました」(23歳/女性)あえて正攻法で素直に告白する方法もあります素直な表現は、男性にとって新鮮で、深く感銘を与えることがあります。真剣に思いをぶつける男性の心をつかむためには、誠実さと素直さをアピールすることが大切です。真剣な思いは真剣に対応する気持ちを引き出し、後悔のないよう適切なアプローチをしてみてください。(愛カツ編集部)
2023年12月24日赤城乳業は12月12日、 「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」を全国発売します。■ぜひ一度食べて、「これはソフト君だ!」と体感してみて!「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」は、北海道産生クリームやアッサム茶葉を使用した、アイスクリームグレードで濃厚なミルクティーの風味が楽しめる商品。「ガリガリ君リッチロイヤルミルクティー」発売(2009年)から14年ぶりに、ミルクティー味のガリガリ君シリーズが新商品で誕生します。内側のミルクティーアイスは、細かな氷と濃厚なミルクティーアイスクリームを混合し、ソフトな食感にこだわっています。同社では、「ぜひ一度食べて、ガリガリ君との違いを感じ、『これはソフト君だ!』と言っていただきたいと思います」とコメントしています。■商品概要「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」希望小売価格:216円種類別:アイスクリーム容量:95mlエネルギー:204kcal発売日:2023年12月12日発売エリア:全国(エボル)
2023年12月12日赤城乳業「ガリガリ君」シリーズの新作アイスキャンディー「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」が、2023年12月12日(火)より全国で発売される。ガリガリ君から“ソフト食感”の濃厚ミルクティーアイス「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」は、北海道産生クリームやアッサム茶葉を使った濃厚ミルクティー風味の新作アイスキャンディー。なおミルクティー味のガリガリ君シリーズは、2009年の「ガリガリ君リッチロイヤルミルクティー」以来14年ぶりの発売となる。文字通り「ソフト君」なだけあり、内側に配したミルクティーアイスは細かな氷とミルクティーアイスクリームを組み合わせてソフトな食感に仕上げている。【詳細】「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」発売日:2023年12月12日(火)価格:216円発売エリア:全国【問い合わせ先】赤城乳業株式会社 お客様相談室TEL:0120-571-591(9:00〜17:00 日曜日、年末年始を除く)
2023年12月10日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトは、唯一仲良くしてくれたソウに独占欲や執着心を抱くようになります。そして、ソウに誘いを断られたことをきっかけに、嫌がらせをするように。クラスメートや担任の鈴木先生の協力で嫌がらせはなくなったものの、レクトの過度な執着心を危惧した先生。ふたりを引き離そうと目を光らせ、次第にレクトの執着心は解けていきました。クラスで相手にされなくなったレクトは、ある日突然、学校に来なくなります。そして、1カ月ほど経ったころ、ふらっと教室に現れました。学校を休んでいた理由を「ケガしただけ」とクラスメートに話したレクトですが、ソウのお母さんは、「姉のメコちゃんに刃物で傷つけられた」という噂を、同じ学校の保護者から耳にしていました。レクトは育児放棄を受けているという噂があり、姉のメコちゃんは生活が荒れて手がつけられないという、複雑な家庭事情がありました。 そんな中、学校に登校するようになったレクトに対し先生は、「暗いところや狭いところに閉じ込められてないか?」「お金がなくてもごはんが食べられるところがある」と話していたそう。そんな先生のサポートもあり、落ち着いた様子を見せていたレクトは、誰かに執着することもなくなり、家庭の外で居場所を見つけたようでした。 逆に、メコちゃんは荒れた生活が加速。見た目が派手になり、深夜に大人の男性と一緒にいるところを補導されたそう。娘がそのような状況にもかかわらず、親は警察署にさえ迎えに来ず、大きな問題になっているようです。一方で、ソウは……。 友だちとのトラブルを乗り越えた先には… レクトと関わらないように生活していたソウ。 「あれ? あそこにいるのレクトじゃね?」「上級生に絡まれてるよね。ヤバくね?」 友だちと遊んでいると、上級生に絡まれているレクト見つけました。 「関わっちゃいけないのに、どうしたらいいんだ!?」 先生や親の言いつけを守ろうとしますが、上級生に突き飛ばされているレクトをほっとくことができません。 「関わるな! 関わるな! ……関わるな? いや、助けなきゃ!!」 友だちとともに、レクトを助けようと決意。 「いじめは許さねぇ!」と、レクトの元へ駆け寄りました。 レクトとのトラブルを乗り越え、精いっぱい考えて、今を一生懸命過ごすソウなのでした。 レクトとトラブルになり、苦しい思いをしたソウですが、レクトが上級生にいじめられている姿に、「助けなきゃ」と駆け出しました。「レクトとは関わらない」という親と先生との約束を守ろうとするも、“困っている友だちを助けよう”と判断したソウ。言いつけを守ることだけではなく、自分で事の善しあしを判断して行動する姿は、本当に素晴らしいですね。 レクトは落ち着いた生活ができているようですが、姉の問題など家庭環境はまだまだ複雑。今回のソウのように、レクトが困ったとき、手を差し伸べる友だちや大人の存在が、これからもレクトを救ってくれるよう切に願います。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年06月30日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトは、唯一仲良くしてくれたソウに独占欲や執着心を抱くようになります。そして、ソウに誘いを断られたことをきっかけに、嫌がらせをするように。クラスメートや担任の鈴木先生の協力で嫌がらせはなくなったものの、レクトの過度な執着心を危惧した先生。ふたりを引き離そうと目を光らせ、次第にレクトの執着心は解けていきました。クラスで相手にされなくなったレクトは、ある日突然、学校に来なくなります。そして、1カ月ほど経ったころ、ふらっと教室に現れました。学校を休んでいた理由を「ケガしただけ」とクラスメートに話したレクトですが、ソウのお母さんは、「姉のメコちゃんに刃物で傷つけられた」という噂を、同じ学校の保護者から耳にしていました。レクトは育児放棄を受けているという噂があり、姉のメコちゃんは生活が荒れて手がつけられない状態という、複雑な家庭事情がありました。 そんな中、学校に登校するようになったレクトに対し先生は、「暗いところや狭いところに閉じ込められてないか?」「お金がなくてもごはんが食べられるところがある」と話していたそう。 学校で暴れることも減り、落ち着いた様子を見せていたレクトですが……。 平穏に過ごず少年。しかし家庭では… 「もしかしたらレクトくんは、家ではない場所のほうが落ち着くのかもしれない」 このように考えるソウのお母さんは、「誰かに執着することがなくなったレクトは、学童のような場所でおとなしく読書をしている」と耳にしました。 そんなレクトの様子に安心していましたが、姉のメコちゃんは荒れた生活が加速してしまったそう。 メコちゃんは見た目が派手になり、都会で遊んでいたところ、深夜に補導されます。そのとき一緒にいた男性は、父親ではない大人の男の人だったのです。 娘がそのような状況にもかかわらず、迎えに来ないメコちゃんの親。問題は大きくなるばかりなのでした。 レクトがソウとトラブルになった際も、関わろうとしなかったレクトの親。姉のメコちゃんが警察にお世話になってもなお、関心がないようです。 子どもにとって、自分に関心のない家庭で育つことほど、つらいことはないのではないでしょうか。レクトやメコちゃんは心が不安定になってしまった結果、家の外でトラブルを起こしてしまっているように思います。家庭によって考え方はそれぞれで、子育てに正解はありません。しかし、せめて子どもがSOSを出したときは、しっかり寄り添ってあげたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年06月29日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトは、唯一仲良くしてくれたソウに独占欲や執着心を抱くようになります。そして、ソウに誘いを断られたことをきっかけに、嫌がらせをするように。クラスメートの証言や担任の鈴木先生との話し合いで、非を認めたレクトは、ソウに謝罪しました。しかし、ソウの過度な執着心を危惧した先生は、「レクトの親は学校に協力的ではないため、ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と、ソウのお母さんに提案。お母さんは提案を受け入れ、先生はふたりを引き離すためレクトに目を光らせていました。次第にレクトの執着は解けていったものの、同級生から相手にされなくなったレクトは、公園などで下級生の子に声をかけて遅くまで連れ回し、問題になってしまいます。トラブル続きのレクトは、ある日突然、学校に来なくなりました。それから1カ月ほど経ち、レクトは学校に戻って来ました。学校を休んでいた理由を「ケガしただけ。傷が治るまで学校に行きたくなかったから」と話すレクト。顔を曇らせながら説明するレクトに、クラスメートもそれ以上は聞ける雰囲気ではなく、詳細はわからないままでした。その後しばらくして、同じ学校の保護者の高木さんに偶然会ったソウのお母さん。高木さんによると、「レクトくんのケガは姉のメコちゃんに刃物で傷つけられたもの」と噂になっているそう……。 レクトは育児放棄を受けているという噂があり、姉のメコちゃんは生活が荒れて手がつけられない状態という、複雑な家庭事情がありました。そんな中、学校に登校するようになったレクトは……。 生活が荒れる少年に学校は… 高木さんの話を受け、ショックを受けるソウのお母さん。 その日、学校から帰ってきたソウがレクトの話を切り出しました。 「暗いところや狭いところに閉じ込められてないか?」「お金がなくてもごはんが食べられるところがある」 先生がレクトにそう話している声が聞こえてきたそう。 ソウのお母さんは、「学校側はできることをしているんだろうな」と感じていました。 その後もレクトは、学校に来なくなることがあるものの、暴れることは減り、落ち着いた学校生活を過ごすのでした。 学校のサポートもあり、落ち着きを取り戻してきたレクト。しかし、ソウが耳にした、先生とレクトの会話はショッキングなものですね。さまざまなトラブルを起こしてきたレクトですが、家庭では気持ちが荒れてしまうような、つらい状況にあるのかもしれません。先生が親身になってサポートしているようですが、レクトが心から安心して生活できる環境が整うことを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年06月28日「18/40~ふたりなら夢も恋も~」「アオハライド」などへ出演が決定している出口夏希主演のショートドラマ「君が好き.mp4」第2話が、「ABEMA」にて放送された。本作は、吉祥寺のカフェ&ダイニング「キューブリック・ダイニング」のアルバイト・ナツキ(出口さん)が主人公。無類の映画好きの店長の思惑に巻き込まれ、常連客のソウタ(青山凌大)やホール担当が、店の休み時間に映画製作に参加。ナツキは気になるものの、参加したい思いを打ち明けられずにいた。また、思いを寄せるソウタが、映画内で恋愛シーンを演じる様子にモヤモヤしてしまう…。夢に仕事に恋にと、それぞれが抱える葛藤やモヤモヤを前向きに解消していく群像劇。第2話は、撮影を早く始めたい店長(尾上寛之)だったが、店にはなかなか帰らない常連客・チャコ(武田梨奈)の姿が。居座り続けていた理由は、“推しの卒業発表”。仕方なく撮影は中止、台本の読み合わせをしようと提案する店長だったが、店員の雅(加藤小夏)は脚本に不満爆発。読み合わせをする店内で、痺れを切らしたチャコの何気ない発言に雅が反応。チャコの思わぬ才能に、難航していた撮影の状況が一変する。チャコの素質にいち早く気づいた雅の行動、ナツキの映画製作への気持ちの変化に注目だ。「君が好き.mp4」は毎週月曜日23時~ABEMAにて放送中(全8話)。(cinemacafe.net)
2023年06月06日友だちの輪になかなか馴染めないレクトは、唯一仲良くしてくれたソウに独占欲や執着心を抱くようになります。そして、ソウに誘いを断られたことをきっかけに、嫌がらせをするように。クラスメートの証言や担任の鈴木先生との話し合いで、非を認めたレクトは、ソウに謝罪しました。しかし、ソウの過度な執着心を危惧した先生は、「レクトの親は学校に協力的ではないため、ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と、ソウのお母さんに提案。お母さんは提案を受け入れ、先生はふたりを引き離すためレクトに目を光らせていました。次第にレクトの執着は解けていったものの、同級生から相手にされなくなったレクトは、公園などで下級生の子に声をかけて遅くまで連れ回し、問題になってしまいます。トラブル続きのレクトは、ある日突然、学校に来なくなりました。ソウによると「レクトはケガで休んでいる」とのこと。それから1カ月ほど経ち、レクトは学校に戻って来ました。学校を休んでいた理由を「ケガしただけ。傷が治るまで学校に行きたくなかったから」と話すレクト。顔を曇らせながら説明するレクトに、クラスメートもそれ以上は聞ける雰囲気ではなく、詳細はわからないままでした。 その後しばらく経ち、ソウのお母さんが見回り当番で学校へ向かったとき、同じ学校の保護者の高木さんに声をかけられました。高木さんの娘・ミミちゃんは、レクトの姉・メコちゃんに執着されていた過去があり、ソウのことも心配してくれていたママ友です。そして、レクトが長い間学校を休んでいたことも知っていて……。 少年が学校を休んでいた本当の理由は… 「うちの学年では、レクトくんが休んでいたことが一部で噂になっていました」 意味ありげな表情を浮かべる高木さん。 「レクトくんが休んでいた理由は、ケガなんですよね?」 「ケガなんだけど、それは大したことなくて……。レクトくんがどうしてケガしたかは聞きましたか?」 ケガを理由に1カ月も休んでいたレクトを気にかけていたソウのお母さん。 「いえ!! 何があったんですか!?」 「私も詳しくは知らないんだけど、レクトくんのケガは……、メコちゃんに刃物で傷つけられたケガだって」 「!!」 あまりに衝撃的な話に、ソウのお母さんは固まってしまうのでした。 姉に刃物で傷つけられたレクト。クラスメートに「傷が治るまで学校に行きたくなかった」と話したのは、刃物による傷だったからかもしれませんね……。何かの間違いであってほしいと願ってしまうような出来事。レクトの家庭には、小学生が抱えるには大きすぎる問題があるのかもしれません。このようなことがもし身近で起きたら、周囲の大人たちには何ができるのか考えさせられますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月13日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトは、唯一仲良くしてくれたソウに独占欲や執着心を抱くようになります。そして、ソウに誘いを断られたことをきっかけに、嫌がらせをするように。クラスメートの証言や担任の鈴木先生との話し合いで、非を認めたレクトは、ソウに謝罪しました。しかし、ソウの過度な執着心を危惧した先生は、「レクトの親は学校に協力的ではないため、ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と、ソウのお母さんに提案。お母さんは提案を受け入れ、先生はふたりを引き離すためレクトに目を光らせていました。次第にレクトの執着は解けていったものの、同級生から相手にされなくなったレクトは、公園などで下級生の子に声をかけて遅くまで連れ回し、問題になってしまいます。トラブル続きのレクトは、ある日突然、学校に来なくなりました。ソウのお母さんは以前、「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」という情報通のママ友の話や、「レクトの姉に娘がカツアゲされそうになり、さらに執着されて大変だった」という保護者の高木さんの話を聞いたことがありました。 不登校になったレクトについて「もしかして保護されたのかな」と考えていましたが、ソウによると「レクトはケガで休んでいるらしい」とのこと。 そして、1カ月ほど経ったころ、レクトは学校に戻って来ました。クラスメートに休んでいた理由を尋ねられたレクトは、「ケガをしただけ。傷が治るまで学校に行きたくなかったから」と話していましたが……。 少年の姉に被害にあった保護者は… 顔を曇らせながら「大したことない」と、クラスメートに話したレクト。その様子に、周りの子どもたちもそれ以上は聞ける雰囲気ではなく、詳細はわからないままでした。 レクトが学校戻ってからしばらく経ったころ、ソウのお母さんは、見回り当番で学校へ向かいました。 「ソウくんのお母さん!」 同じ学校の保護者、高木さんに声をかけられます。高木さんの娘・ミミちゃんは、レクトの姉に執着されていた過去があり、「ソウくんは大丈夫?」と心配してくれていました。 「ソウもレクトくんに執着されていた。今は学校の協力と、レクトくんがしばらく学校を休んでいたことで、執着はだいぶ解けた」と説明するソウのお母さん。 「レクトくん、長いこと学校を休んでいたものね」 高木さんは、レクトが長期間休んでいたことを知っているようでした。 レクトと同じ学年には子どもがいない高木さんですが、レクトが休んでいたこを把握していました。もしかしたら、学年問わず保護者の間でレクトのことが噂になっているのかもしれませんね。 学校の保護者同士や職場の同僚など、コミュニティの中での噂話というのは、すぐに広まってしまうものではないでしょうか。噂話が聞こえてくると、ついつい聞き耳を立ててしまう、なんてこともあるかもしれませんが、もし自分が噂話の対象であれば気持ちのいいものではありませんよね。皆さんはママ友や同僚との会話で噂話が話題にあがったとき、どういったスタンスで話を聞くようにしていますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月12日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトは、唯一仲良くしてくれたソウに独占欲や執着心を抱くようになります。そして、ソウに誘いを断られたことをきっかけに、嫌がらせをするように。クラスメートの証言や担任の鈴木先生との話し合いで、非を認めたレクトは、ソウに謝罪しました。しかし、ソウの過度な執着心を危惧した先生は、「レクトの親は学校に協力的ではないため、ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と、ソウのお母さんに提案。お母さんは提案を受け入れ、先生はレクトに目を光らせていました。次第にレクトの執着は解けていったものの、同級生から相手にされなくなったレクトは、公園などで下級生の子に声をかけて遊ぶようになりました。ある日ソウのお母さんは、レクトが1年生の子を遅くまで連れ回して問題になっていることや、下級生からゲーム機を借りパクしていることなど、レクトの周りでトラブルが続いていることを知ります。 「ソウが終わっても次の被害者が出てしまうのでは」と不安に思っていると、突然レクトが不登校に。 「育児放棄を受けている」と噂のあるレクトにソウのお母さんは、「もしかして保護されたのかな」と考えていました。しかし、ソウから「レクトはケガで休んでいる」聞き、「こんなに長いこと、学校に来られないようなケガ?」とお母さんが驚いていると……。 学校に戻って来た少年は… レクトが学校を休みだしてから1カ月ほど経ったある日、レクトは学校に登校してきました。 「え? レクトじゃん!」「レクトだ!」 クラスメートがざわつくなか、ひとりの生徒がレクトに尋ねます。 「おいレクト。何で学校休んでたんだよ」 「別に。ケガしただけ」 「ケガってどんな?」 「大したことない」 クラスメートの問いに、ぶっきらぼうに答えるレクト。 「でも……、傷が治るまで学校に行きたくなかったから」 レクトは顔を曇らせ、意味深につぶやくのでした。 ケガを理由に1カ月ほど学校を休んだレクト。クラスメートの問いに「大したことない」と答えますが、長期で学校を休むほどのケガです。心配になってしまいますね。育児放棄を受けている噂のあるレクト。家庭に問題があるのであれば、学校の先生が状況をしっかり把握し、レクトのサポートをしているといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月11日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。クラスメートの証言や担任の鈴木先生との話し合いにより、非を認めたレクト。ソウに謝罪し問題は解決したかのようでしたが、先生は「レクトはソウに執着している。レクトの親は学校に協力的ではないため、ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と、ソウのお母さんに提案しました。ソウのお母さんは、「ソウのことを一番に考えたい」という思いから、先生の提案を受け入れることに。鈴木先生の協力もあり、レクトの執着は解けていったものの、同級生から相手にされなくなったレクトは、公園などで下級生の子に声をかけて遊ぶようになりました。 そんな中、ソウのお母さんは、レクトが1年生の子を遅くまで連れ回して問題になっていることや、下級生からゲーム機を借りパクしていることなど、レクトの周りでトラブルが続いていることを知ります。 「ソウが終わっても次の被害者が出てしまうのでは」と不安に思っていると、突然レクトが不登校に。「育児放棄を受けている」と噂のあるレクトに、「もしかして保護されたのかな」とソウのお母さんが考えていると……。 学校に来ない理由は…!? レクトが学校に来ないことについて、お母さんに話を切り出すソウ。 「レクトが休んでる理由を聞いたっていう友だちがいて、その話が聞こえたんだ」 「その友だちは、レクトくんが休んでる理由を誰に聞いたの?」 「先生に聞きに行ったって」 ソウの話に、「もしレクトくんが保護されていても、先生ならそのことは言わないだろう。体調不良とか、無難に答えるのかしら」と考えを巡らすお母さん。 「それでね、レクトが学校を休んでる理由がね、ケガなんだって」 ソウが聞こえてきたという、レクトが休んでいる理由に、お母さんは思わず顔を引きつらせます。 「こんなに長いこと、学校に来られないようなケガ?」 よからぬ理由に、お母さんは驚きを隠せないのでした。 「育児放棄の可能性がある」というレクトが、ケガで学校を長期間休んでいると知り、さまざまな思いが巡るソウのお母さん。理由が理由なだけに、心配になってしまいますよね。問題の多いレクトですが、ソウのお母さんが感じている、“根拠のない不安”が当たらぬよう願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月10日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。クラスメートの証言や担任の鈴木先生との話し合いにより、非を認めたレクト。ソウに謝罪し問題は解決したかのようでしたが、先生は「レクトはソウに執着している。レクトの親は学校に協力的ではないため、ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と、ソウのお母さんに提案しました。息子とトラブルになった相手を知るため、レクトについて情報を集めていたソウのお母さん。「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」「レクトの姉に娘が執着され、先生の協力のもと、ふたりを引き離した」という保護者の話を聞いて不安に思っていたこともあり、「ソウのことを一番に考えたい」と、先生の提案を受け入れることに。鈴木先生が目を光らせ、レクトの執着は少しずつ解けていくも、ソウを失ったレクトは荒れてしまい、クラスで孤立。同級生から相手にされなくなり、公園などで下級生の子に声をかけて遊ぶようになりました。 ある日、情報通のママ友に声をかけられたソウのお母さん。レクトが1年生の子を遅くまで連れ回して問題になっていることや、下級生からゲーム機を借りパクしていることなど、レクトの周りではトラブルが続いていることを知りました。 「ソウへの執着がなくなりつつあるから、次のターゲットを探している? ソウが終わっても、第2、第3の被害者が出てしまうのでは」と顔を曇らせるソウのお母さん。 そんな中、ある日レクトは……。 トラブルメーカーの生徒が突然…!? ある日突然、学校に来なくなったレクト。 「今日もレクトは休みか……」 先生が朝礼を始める中、レクトの席を見つめるソウ。 帰宅後、母親に「今日もレクト、学校休みだったよ」と報告します。 「レクトくんもう1週間以上も学校に来ていないよね……」 レクトが長期間休んでいることが気がかりなソウのお母さん。 「なんで休みなのか先生は言ってる?」とソウに訊ねると、「みんなの前では言っていない」とのこと。 複雑な家庭事情がありそうなレクト。ソウのお母さんは、「もしかしてレクトくん、保護されたのかな……」そんな考えが脳裏をよぎるのでした。 レクトが長い間、学校に来ていないことが気になるソウのお母さん。いくら息子とトラブルになった相手とはいえ、心配になってしまいますよね。複雑な家庭環境や友だちへの執着心、突然の不登校など、問題の多いレクト。ソウのお母さんの立場としては、心配であってもソウに現状を聞くことしかできないのかもしれません。もし皆さんは、問題ばかりの生徒が子どものクラスメートにいたら、同じクラスの親として何か行動しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月09日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかり、ついに「ソウにいじめられている」と嘘をつくように。担任の鈴木先生は、クラスの生徒たちと話し合いの場を設け、ソウとレクトについて聞き取りをしました。そして、クラスメートの証言で、レクトが嘘をついていたことが明らかに。その後、レクトはソウに謝罪し、鈴木先生は事の顛末をソウのお母さんに報告しました。そして先生は「レクトはソウに執着している。レクトの親は学校に協力的ではないため、学校と被害者の家庭で協力して考えなければならない。ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と提案します。「ソウのことを一番に考えたい」と思っていたソウのお母さんは、鈴木先生の提案を受け入れ、ふたりを引き離してもらうことに。 クラスメートの証言で疑いが晴れたソウは、笑顔で学校に通うようになりました。学校では、鈴木先生がソウに近づかないようレクトに目を光らせ、執着は少しずつ解けていきます。しかし、ソウを失ったレクトは荒れてしまい、クラスで孤立。同級生から相手にされなくなったレクトは、公園などで下級生の子に声をかけて遊ぶようになりました。 ある日、ソウのお母さんは「レクトくん、1年生の子を遅くまで連れ回しちゃったんだって」と、情報通のママ友に教えられ……。 クラスで孤立した少年。新たなトラブルを起こし… 「レクトが1年生を遅くまで連れ回した」というトラブルについて説明するママ友。 「1年生の子、キッズケータイを持っていたみたいなんだけど、たまたまバッテリーが切れていたみたいで、親は血相を変えて探してたよ」 「1年生だから時間がわからなくなっちゃったのかな?」という疑問に、「帰ろうとすると、レクトくんに帰っちゃダメって言われていたみたいよ」と、1年生の子の捜索を手伝ったというママ友が答えます。 「他にもゲーム機とかゲームカードとか、借りパクされた子もいるみたい」「小さい子は上級生に文句言えないもんね」 情報通のママ友の話を聞きながら、ソウのお母さんは複雑な心境になっていました。 「ソウへの執着がなくなりつつあるから? 次のターゲットを探している?」 「ソウが終わっても、第2、第3の被害者が出てしまうのでは」と心配するソウのお母さん。「人を代えて、負の連鎖が続くだけなの?」と顔を曇らせるのでした。 上級生の言葉に従い、遅くまで出歩いてしまった1年生。ママ友が言うように、「上級生には逆らえない」ということもあるのかもしれません。 小学校に上がると、登下校などで、ひとりで外を歩くことが急に増える小学1年生。キッズケータイを持たせたり、「寄り道せず、遅くなる前に帰ってくるように」と言い聞かせたりしても、幼いうちは何かと心配ですよね。皆さんは、そんな時期の子どもを守るため、どのような対策をとりますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月08日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかり、ついに「ソウにいじめられている」と嘘をつくように。担任の鈴木先生は、クラスの生徒たちと話し合いの場を設け、ソウとレクトについて聞き取りをしました。そして、クラスメートの証言で、レクトが嘘をついていたことが判明。その後、レクトはソウに謝罪し、先生は事の顛末をソウのお母さんに報告しました。そして先生は「レクトはソウに執着している。レクトの親は学校に協力的ではないため、学校と被害者の家庭で協力して考えなければならない。ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と提案します。レクトについて事前に情報を集めていたソウのお母さん。「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」「レクトの姉に娘が執着され、先生の協力のもと、ふたりを引き離した」という保護者の話が耳に入っていました。「レクトとのトラブルは、簡単には終わらない」と心配していたソウのお母さんは、鈴木先生の提案を受け入れ、ふたりを引き離してもらうことに。 クラスメートの証言で疑いが晴れたソウは、笑顔で学校に通うようになりました。そしてソウのお母さんは、「レクトくんはソウに執着している。鈴木先生と話し合って、ふたりを引き離すことになったから、自分から関わらないように」とソウに説明しました。ソウもお母さんの話を理解していましたが……。 唯一の友だちと引き離された少年は… 鈴木先生は、レクトがソウに近寄らないよう目を光らせ、レクトの“執着”は少しずつ解けていきました。しかし、ソウを失ったレクトは、誰かれ構わず暴れだし、保護者の間でもざわつく存在になっていきます。 クラスでさらに孤立していったレクトは、公園などで自分より小さい子に声をかけて遊ぶように。 ある日、ソウのお母さんは情報通のママ友に声をかけられました。 「ソウくんのママ、レクトくんの話聞いた?」 「何があったんですか?」 ソウのお母さんが尋ねると、「レクトくん、1年生の子を遅くまで連れ回しちゃったって。本当に大変だったよ」と話してくれました。 下級生と遊ぶようになったレクトは、またトラブルを起こしてしまったのでした。 唯一の友だちだったソウと引き離され、クラスで孤立してしまったレクト。下級生に声をかけ、遊ぶようになりました。再びトラブルに発展してしまいますが、レクトには見知らぬ下級生に声をかけてまで、「誰かと遊びたい」という気持ちがあるようです。 何かと問題ばかりで、目くじらを立てられる存在になってしまっているレクトですが、彼もまた、まだ小学3年生の子ども。レクトが暴れてしまったり、トラブルばかり起こしてしまったりする根本的な原因はどこにあるのでしょうか。その原因を解決しない限り、問題行動は何度も繰り返されてしまうのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月07日