<横取り妹が嫌い>「自分の顔、嫌いじゃないんだけどな…」妹にブサイクと罵られた幼少期の記憶
幼いころから容姿をほめられ、ちやほやされてきた妹リカ。自分は姉よりかわいくて、価値のある存在だと思いこみ、「お姉ちゃんはブスなんだから、そんなかわいいもの持ってても仕方ないでしょ」ユイのものを勝手に盗み、手に入らないと壊すようになり、次第にエスカレート。血が繋がっているからこそ、誰よりも嫌いになることもある――。姉のユイ、妹のリカ、2人の姉妹のお話。
小さいころから周りにちやほやされてきたことで、「自分は特別な存在」と考えるようになっていた妹のリカ。そんな妹と容姿を比較されて育ったユイさんは、日ごろから妹のキツい態度に耐えていました。そんなある日、ユイさんがママからもらったプレゼントを勝手に持ち出したうえ、リカから「ブサイクなお姉ちゃんに付けられる指輪がかわいそう」と言われてしまいます。しまいには、悪意のあるいたずらをしかけられて……!?
人の物を欲しがったり壊したりする妹
ユイさんが誕生日プレゼントにママからもらったアクセサリーを「自分も欲しい!」と騒ぐ妹リカ。しまいには、「お姉ちゃんはブサイクだから似合わない」と悪態をつかれ、ユイさんは深く傷ついてしまいます。
「私は自分の顔、そんなに嫌いじゃないんだけどな……」
落ち込むユイさんを見かねて、ママが間に立ちます。「今度、リカにも買ってあげるから」と言うと、リカは機嫌を直してユイさんにアクセサリーを返してきました。でも、指輪がひとつ足りない……。リカの悪意のあるいたずらによって、お気に入りの指輪は壊れてしまうのでした。
そんな状況を見て笑うリカ。「普通ここまでする……?」というようなことも、リカは平気でやってのけるのでした。
子どものころから意地の悪さが際立つリカ。子ども同士のこととはいえ、ユイさんが受けた心の傷が残り続けてしまわないか、それによって姉妹の関係性がいびつなものになってしまわないか、心配になってしまいますね……。
著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)
<横取り妹が嫌い>「いい匂いになっても顔はかわいくならないんだよ?」あり得ない理由で香水を奪う妹