「痛いの入れないで…!」そんなに嫌がらなくてもいいんじゃない?2歳児が全力拒否したまさかの物
娘が2歳半を過ぎたころ、39度を超える熱が出たため小児科へ。そこで手足口病の診断が出ました。医師から「あまりに熱が高いときは解熱剤を入れてください」と指示があったので、帰宅後に坐薬を入れることになったのですが……。
坐薬の投与をしようとしたら娘が豹変!
これまで坐薬を入れたことは何度かあるものの、嫌がったことはない娘。今回も坐薬のみを処方してもらいました。しかし、2歳半を過ぎた娘は想像以上に成長しており、これまでの経験をしっかりと覚えていたようです。高熱でいつもより元気がない娘に、私は坐薬のことは口にせず「ごろんしておむつ替えようか」と娘をあお向けに寝かせ、おむつを脱がせました。娘はお気に入りのぬいぐるみを抱っこしたままボーッと寝転んだものの、突然「嫌!」と起きあがろうとしました。「なんでごろん?」と聞いてきたので「お薬するからよ」と伝えます。そして、娘の両足を持ち上げおしりにベビーワセリンを塗り、坐薬を出した途端に娘が豹変。
※坐薬挿入の際は、坐薬の先端にベビーオイルやワセリンを付けたり、坐薬の先端を指で温めて挿入するとスムーズにできます。
「お薬いやー!」と泣き始めた娘は、おしりを両手でおさえて隠し、全力で足をバタバタさせています。私は、あまりに拒絶する娘に圧倒されていました。「すぐ終わるから大丈夫!」とごまかしながら両足を固定。坐薬を挿入しましたが、娘はやめてと泣いています。無事に坐薬を入れ終わったあと、呆然とする娘が「お薬イヤなの……」とぽつり。2歳児とは思えないほど絶望した姿に、私は少し申し訳なさを感じました。
ついこの間までは坐薬を抵抗しはなかったので、意思をもって嫌がる姿に成長を感じ、驚きました。おしりにワセリンを塗っていましたが、それでも滑りが悪くて痛かったのかもしれません。
そのため次回は、粉の解熱剤を処方してもらおうと思います。嫌なことをうまく表現することができない点をちゃんと理解できていなかったことに反省した出来事でした。
監修/助産師 松田玲子
作画/mosu
著者:渡辺莉子
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