子育て情報『子育て世帯は知っておきたい!2023年4月に設置された「こども家庭庁」とはどんなところ?』

2023年5月19日 15:00

子育て世帯は知っておきたい!2023年4月に設置された「こども家庭庁」とはどんなところ?

 

●妊娠・出産の支援、母子保健、成育医療等基本方針の策定

●就学前の全てのこどもの育ちの保障(就学前指針(仮称)の策定)、認定こども園教育保育要領、保育所保育指針の双方を文部科学省とともに策定

●相談対応や情報提供の充実、全てのこどもの居場所づくり

●こどもの安全 等

③支援局

虐待やいじめ、ひとり親家庭など、困難を抱える子どもや家庭の支援制度を担当する部署で、主に以下の取り組みをしています。

●様々な困難を抱えるこどもや家庭に対する年齢や制度の壁を克服した切れ目ない包括的支援

●児童虐待防止対策の強化、社会的養護の充実及び自立支援

●こどもの貧困対策、ひとり親家庭の支援

●障害児支援

●いじめ防止を担い文部科学省と連携して施策を推進 等

いずれの部署も制度の作成や変更、推進が主な役割ですので、実際に実務に携わるのは、地方自治体や福祉・教育現場の職員になることが多いと思われます。


3.現在や今後の施策とは?

2023年4月に設置されたばかりの組織のため、具体的な施策はこれからの面もあります。こども家庭庁のサイトの「子育て中の皆さんへ」のページは、2023年5月10日時点では、まだ掲載準備中となっていました。

現在進行中の施策としては、小学校1年生から20代の人(1993年4月2日生まれ~2017年4月1日生まれの人)を対象に、こども家庭庁に意見を伝える「こども若者★いけんぷらす」がスタートしています。メンバー登録を行い、その後アンケートやイベントに関する通知が届き回答する形のようです。

また、昨年末から議論され始めた児童手当については、以下の3点(①児童手当の所得制限の撤廃、②児童手当の支給期間を高校卒業まで延長(現行制度は中学校卒業まで)、③多子の場合の支給額増額)について、2023年6月を目安に判断をするようです。

すべての子ども・子育て政策が急に実現できるわけではありませんが、これからもこども家庭庁が発信することも増えていくと思われます。子育て世帯の人はこども家庭庁がどのような施策をしているか確認すると新しい情報に触れる機会も出てくると思われますので、今後のこども家庭庁の動向に注目してみましょう。

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