結婚して5年目のコメダさんは、共働きなのにまったく家事をしない夫に不満がありました。30代になり、周囲から子どもは? と聞かれる機会が増えたころ、将来の家族について考えるように。医師から難産の宣告をされ、帝王切開になる可能性があると伝えられたコメダさん。激しい陣痛で意識がもうろうとするなか、母の形見の指輪を握りしめ、赤ちゃんが無事に生まれるよう強く願います。
その途端コメダさんは破水。そして元気な赤ちゃんが生まれました。コメダさんは赤ちゃんを抱きながら、本当に自分が母親になったのだとしみじみ感じます。
幸せに浸る暇もなく…
産院では産後研修や赤ちゃんのお世話に追われ、あっという間に実家に戻ったコメダさん。
家族や県外から駆けつけた夫の喜ぶ顔を見て、新しい家族の生活が始まることを実感します。
久しぶりに会う義両親への緊張感も、赤ちゃんのおかげで和やかに。
普段口数の少ない義父も、孫のあまりのかわいさにじょう舌になっているようです。
コメダさんは赤ちゃんの手続きなどやることが山積みですが、産後のダメージで体が思うように動きません。
しかし家族が率先して助けてくれ、ゆっくり体を休めることができたのでした。
命がけで出産を終えても、母親に待ち受けているのは慣れない赤ちゃんのお世話や書類仕事、面会に来る人の対応など何かと忙しいもの……。
子育てはみんなでするものとよく言われますが、周囲のサポートが必要不可欠ですよね。
赤ちゃんのためにも、お母さんである自分の心と体の健康が一番。
お母さんになった、コメダさん。頼れる人には頼って、頑張った自分をしっかり労わってあげてほしいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター コメダ
「家に帰ったら…」親になる覚悟がないまま出産!さらに産後の不安が押し寄せ<子どもはどうするの?>