「結婚式が近いのにこんなことしない」その言葉を聞いた瞬間ガバッと立ち上がり<妻の友人を抱いた夫>
夏野ヒナタは、結婚式を来週に控えていました。そんな中、友人が結婚の前祝いを開いてくれることに。祝いの席で妻・ユリとの結婚を祝福されると、「誰よりも幸せにしてみせるから!!」と宣言したヒナタ。しかし次の日の朝、目を覚ますと、隣には見知らぬ女性が寝ていたのです。予想外すぎる展開に驚くヒナタですが、記憶をさかのぼっても途中から全く思い出せず、なぜ隣に見知らぬ女性と一緒にここにいるのか理解できずにいました。ヒナタがあれこれ考えていると、背後から女性が「おはよ♡」と言いながら抱きついてきました。
ヒナタが「記憶が曖昧で……」そう答えると、「ひどーい!あんなに盛り上がったのに……♡」と返す女性。
ひとまず来週結婚式を挙げるという事情を話し、必死に謝罪をするのですが、「そんな大事な人がいるのに、私とこんなところにいるんだ」という言葉が返ってきたのでした。
女性はクスッと笑うと、嫌味を言ってきて…
「ほらね!そんなに大事じゃないんだよ」
「だって普通結婚式が近いのに
こんなことしないもん~」
「……とにかく!俺はもう帰ります!」
そう言うと、手持ち金を出しテーブルに置くヒナタ。
「奥さんのところへ帰るの?」
「……はい。もちろん」
「じゃあ……うまいこと隠さないとね!
それ!!」
女性はそう言うと、ヒナタの首元にある
キスマークを指差したのでした。
◇◇◇
こういう状況になってしまった以上、「そんなに大事じゃないんだよ!」という女性の言葉に何も言い返せないのがつらいですね。そして、ちゃっかりヒナタの首元にキスマークを付けていた女性。忠告してくれるだけ親切だと思いましたが、やはり何か目的があるのかもしれません。何か裏がありそうで怖いですね……。
>>次の話
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
「最悪だ…」首元につけられたキスマークを見た瞬間、衝撃が走って!?<妻の友人を抱いた夫>