子育て情報『「強烈だね…」SNSの投稿を見せられた私。友人が崇めるアカウントの正体はまかさの<闇堕ちした妻>』

「強烈だね…」SNSの投稿を見せられた私。友人が崇めるアカウントの正体はまかさの<闇堕ちした妻>

 

夫への不満や義母への愚痴がたくさん書かれたアカウントを見ためぐみは「うわ……すごい……。強烈……だね」と少し引いている様子。

するとさえは、匿名で書き込みできるのだから、めぐみもアカウントを作って日頃の鬱憤(うっぷん)をはらしてみてはどうかと提案。めぐみはさえに考えておくと口では言ったものの、その必要はないと心で考えます。なぜなら、さえが大ファンだと言って見せてくれたアカウントはめぐみのアカウントなのです。

めぐみは、つらいことやてっぺいへの愚痴は飲み込んで、それでもつらいと感じるときはネットに書き込むことで気持ちを落ち着けていたのでした。

しかし、母親からもらったネックレスをつけたときから、めぐみの中にある負の感情が耳元で囁き(ささやき)ます。そして、このネックレスをつけていれば、自分の心にため込んでいる不満を言える、自分を押し殺さなくても済むのだと実感し始めていました。


ある日、めぐみは母親からネックレスに隠された秘密を教えてもらいました。母親曰く、ネックレスをつけているときが本当の自分なのだとか。

「昔、山奥のある村に住んでいた女性たちは、男性に道具のように扱われ、理不尽なことがあっても男性に対して意見することはできなかった」と、母親はネックレスの由来について話し始めました。

「我慢ができなくなった村の女性たちは、村に祀られている石に向かってつらさを吐き出すことを唯一の楽しみにしていた」と続けます。さらに、「村を離れた後も女性たちは、つらさを吐き出していた石を削って肌身離さず持ち歩き、その石を持てば言葉を飲み込まずに済んだと言い伝えられているの」と母親。

どうやら母親がめぐみに渡したネックレスについている石は、そのときの石を受け継いだもののよう。そして母親は必ず先祖代々受け継がれたネックレスを身につけるようめぐみに諭すのでした。

◇◇◇

めぐみさんにとってインターネットは自分の気持ちを赤裸々にさらけ出せる唯一の場所なのかもしれません。
ストレスを発散できる場所はもちろん必要ですが、めぐみさんのつらい気持ちを直接受け止め、気持ちに寄り添って解決策を一緒に見つけていってくれる存在が現れるといいですね。そして、めぐみさん自身も相手への不満をため込まず、自分の思いを伝えられるようになると、より気持ちが前向きになっていくのではないでしょうか。

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