PTA会長は学歴マウントママ!→来年もやる気マンマンだった彼女に待ち受けていたどんでん返しとは?
近年、賛否を問われるPTA活動ですが、私の子どもが通う小学校では、今でもPTA活動が盛んです。バザーや交通安全パトロールなどをやってくれるのはとてもありがたいのですが、役員は正直負担……。役員決めは苦手でした。
ある日の授業参観の後、懇談会で来年の役員について案内があるとのこと。気が重いながらも参加したのですがーー。
クセ強PTA会長
PTAの活動について説明してくれたのは、PTA会長のサクマさんです。彼女、かなりクセが強く、10分近くを自分の自己紹介に費やしていました。学生時代はモデルだったこと、超名門大学を卒業したこと、大企業に勤めていて収入があることなど、正直保護者同士の付き合いには不要な情報ばかり。
その場にいた誰もが、早く終わってほしいと願っていたに違いありません。
しかしPTAの役員決めはまた別の話。この話を両親に話すと「何事も経験だからやってみるといい」「子どもの学校生活を見られたり、先生や保護者同士のつながりもできるので、メリットもある」と言われ、役員を引き受けることにしました。
PTAの自己紹介で学歴まで!?
役員になって最初の会議は顔合わせです。自己紹介をすることになったのですが、サクマさんは「出身大学や職歴も教えてね!」と言います。まだ始まったばかりのPTA役員なので、制する人もいないまま、みんな渋々出身大学や職歴を交えて自己紹介をおこないました。
自己紹介が終わると、サクマさんは「ここにいる人は高卒か三流大学出身ばかりね。ガッカリだわ」とずいぶん失礼な発言をします。
それには役員のメンバーもびっくり。初めて会った同士でしたが、顔を見合わせて苦笑いしてしまいました。
そんなこともあってか、役員のメンバーとはすぐに打ち解けた私。役員の活動は楽しくやっていたものの、サクマさんは会長なんて名ばかりで、面倒な仕事は全部私たちに丸投げです。それでもなんとか役目を果たし、あっという間に1年。来年度の役員決めがやってきました。
「来年も私が会長で決まり!」
サクマさんは来期も会長をする気でいるようで「ここには低学歴しかいないのだから、来年も私が会長で決まりよね!またコキ使ってあげるわね」と言っていますが、みんなスルー。スルーするスキルもPTAの役員で身につけました。