「チャリ送迎なんて貧乏ね!」金持ち自慢のマウントママ→翌日ボロママチャリでやってきたワケとは?
私の娘は小学生。たくさんの友だちと楽しい学校生活を送っていたのですが、ひとりだけ娘にマウントを取ってくる同級生がいるようです。時々ひどく落ち込んで帰ってくるので、心配していました。
娘はあまり相手にしないようにしているそうですが……。
傷ついた娘
ある日、娘が浮かない顔をして帰ってきました。話を聞くと、お気に入りのクリアタイプのビニールペンケースを、マウント同級生・タカシくんに「安物のプールバックみたい」と笑われてしまったとか。
しかも「僕の筆箱は革製の高級品だぞ!」と、いつものマウント……。「高級かどうかよりも、気に入っているものを使うのがいいと思う」と伝えると、笑顔を見せてくれました。
そんなことがあった翌日の午後、スマホの通知がなりました。内容を確認すると、小学校からの緊急連絡。近所で不審者が目撃されたため、迎えが可能な保護者は下校時間に合わせて児童を引き取りに来てほしいとのこと。
私は自転車に乗り、急いで学校に向かいました。
この親にしてこの子あり
すると、間もなく学校に着くというところで、ものすごい勢いで走るスポーツカーに追い抜かされました。道路の端を走る自転車とスレスレの距離を走るその車……。スクールゾーンであんなに危険な運転をするなんて! と腹立たしく思っていたら、なんとその車は学校へと入っていったのです。
さすがに注意しようと思ってスポーツカーに近づくと、運転していたのはタカシくんのママ。
「この親にしてこの子あり」と納得してしまいました。
声をかけようとしたそのとき、私を見つけた娘が「お迎えありがとう!」と不安そうな顔で駆け寄ってきました。すると後ろから「おまえんち自転車かよ。さすが貧乏。だっせー!」という声が聞こえました。タカシくんのマウント発言を初めて耳にして、私もショックで固まってしまいます。
娘は、近いのだから自転車で十分だと反論していましたが、タカシくんは小馬鹿にしたように笑い、ママも「高級な乗り物に越したことないのにね」とドヤ顔を見せました。
意外な事実
その場は娘をなだめて帰ってきたものの、モヤモヤが晴れず、その夜夫に愚痴を聞いてもらいました。
すると、夫はタカシくんのママが乗っていた車について、質問攻め。何がそんなに気になるのかと思いつつ答えていると、1枚の写真を見せられました。