子育て情報『梅雨時期こそ熱中症に気をつけて!育児中のやりがちNG対応&知っておきたい対策とは【保育士が解説】』

梅雨時期こそ熱中症に気をつけて!育児中のやりがちNG対応&知っておきたい対策とは【保育士が解説】

そんなときは「飲んだら、次の行動ができる」と伝えることが大切です。ひと口でもよいので飲めるように水分補給が習慣になるといいですね。

通気性の良い服や外出時には帽子をかぶる

梅雨の時期は、曇り空で気温がそれほど高くなくても、何だかじめっとしています。梅雨の時期でも夏と同様に通気性の良い衣服を着るようにしましょう。暑いからといって、Tシャツ1枚だけ着るよりも、綿の肌着を中に着たほうが汗を吸い取ってくれるので良いでしょう。

また、帽子をかぶるのも効果的です。帽子をかぶると、頭皮に直接日光が当たるのを防ぐことができます。帽子は、つばのあるタイプをおすすめします。


大人は暑ければ「ちょっと日陰で涼もう」と考えますが、子どもはそうではありませんよね。暑かろうが太陽の光が強かろうが、お構いなしに元気いっぱい遊びます。子どもが少しでも快適に、そして安全に遊ぶためにも、衣服にも工夫をしてみましょう。

また、「今日はなんだかじめっとして暑くてしんどい日だな」と思うときは、無理に外出しないことも大切です。

室内では換気をしたり、エアコンを使いながら室温調整をする

梅雨時期は、エアコンを使うのは「まだ少し早いかな?」という日もあるかと思いますが、我慢せずにエアコンを使いながら室温の調整をしましょう。

環境省の「熱中症を防ぐためには」の資料では、エアコン使用時の室温を「28℃」を目安に保つようにすると書かれています。このときの室温は、エアコンの設定温度ではありません。

また、室温を下げすぎると(24℃以下)外気との気温差が大きくなってかえって体の負担になってしまうので注意しましょう。


このときの温度計の設置位置は、子どもの過ごしている高さに置くことがポイントです。冷たい空気は下に行くので、大人が感じているよりももしかすると子どもは寒いかもしれません。

また、エアコンを使わないときは窓を開け換気をし、風を取り入れるようにしましょう。

参考資料:「熱中症を防ぐためには」|環境省

熱中症にならないためには、そのときどきの対策も大切ですが、睡眠と食事、体力作りも影響します。暑い夏に向けて、元気な体でいるためにも、普段よりも少しだけ生活リズムも気にかけるといいかもしれませんね。

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