ママにとって悩ましいのが、子どもの「おやつ」問題。「この年齢で、これを食べさせてもいいのかな?」「私はあげたくないお菓子だけど、お友だちが食べていると子どもも欲しがる」「うちの子、アイス好きだけど大丈夫かな?」などなど、悩みは尽きません。
子どもには、どんなおやつをあげるのが、本当はよいのでしょうか?
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■そもそも「おやつ」とは、どういう意味? おやつの語源を調べてみると、「江戸時代まで1日2食が基本。しかし、農業など重労働の人々はそれでは体が持たないということで八つ刻(午後2時~4時)に小昼をとっていた時から、朝晩食事以外の間食を『おやつ』と呼ぶようになった」といわれています。
つまり、そもそも、おやつとは食事を補うためのもの(補食)だったことがわかります。
■子どもにも補食が必要子どもの胃は、だいたいその子のげんこつぐらいの大きさがあるそうです。そう考えると、そこに入る量は、だいたい想像できますよね? ですから、子どもは1回にたくさん食べる、ということが難しく、少量の食事を5~6回ぐらいに分けて食べることがよいとされています。
一気に食べると血糖値も急激に上がり、今度はそれを急激に下げようとするインシュリンの動きが活発になり、体にはあまりよくない状態が起こります。
子どもにとって、補食は大切な役割を担っているのです。