台湾の給食は「環境活動と地元支援も考えられている」
台湾の学校ランチは、
- お弁当を持ってくる
- 給食
- 校内にある売店で販売されているランチボックスを購入する
という3つの選択肢が用意されています。
給食のメニューは一汁二菜、もしくは三菜と充実していますが、「給食よりも、校内売店で販売されているランチボックスが好き」という子どもも多いそうです。
そのほか台湾では、民間団体と学校が共同で1週間に一度、健康と環境活動のために、地元の食材を使ったベジタリアン・メニューの給食を実地しているという取り組みもあります。単なる菜食メニューだけでなく、地元支援もしっかり考えているところがアジア圏らしい発想ですね。
インドの給食は「世界最大の給食制度」
貧困層が多いインドでは、給食によって子どもの1日の栄養が補えるようにと、インド政府が2004年に公立校の給食を義務化。「世界最大の給食制度」とも呼ばれているこの給食制度は、政府からの補助金のほか、個人、企業などの寄付金によって支えられています。
民族や宗教が多岐に渡るお国柄、給食のほとんどがベジタリアン・メニュー。豆を使ったカレー、ダールとチャパティは基本的なメニューとされています。
給食ひとつとってみても、それぞれの国の特色が現れていて、おもしろいものですね。小学生の子どもさんは、夏休みの自由研究のテーマにしてみるのもいいかもしれませんよ。