11月15日は七五三。すでに前撮りで記念写真を撮ったという人もいるのではないでしょうか? 「写真は撮ったけれど、お参りはこれから!」という場合、間近になってバタバタしないためにも、そろそろ準備をして、当日に備えておいたほうがよいですよね。
七五三は、子どもの年齢によって、服装や必要なものが異なります。今回は、子どもの年齢別に、七五三の服装についてお話ししましょう。
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3歳児の服装は?
まずは、3歳児の服装から解説します。
女の子の場合、「被布(ひふ)」という袖のない襟がついたものを、着物の上に羽織ります。朱色の被布が基本ですが、最近は赤やピンクなどのカラフルなものも多く見られるようです。
髪には花かんざしをつけたり、かわいいリボンでアレンジしたりすることが多いですね。
履物はぞうり、または「こっぽり」という、裏面を大きくくり抜いた下駄を履きます。
男の子の場合は、紋付の二枚がさねと兵児帯(へこおび)をして、袖のついていない羽織を着せます。ただ、やんちゃ盛りの男の子にとって、着物を着せて歩くのは難しいというケースもあるでしょう。
子どもが着物を嫌がったり、長時間の参拝が難しかったりする時は、スーツやタキシードを用意しておくのもよいでしょう。
5歳児の服装は?
5歳児の男の子の装いは、3歳の頃とほとんど変わりませんが、袖付きの羽織は着用しません。
その代りに扇子や懐剣などを持たせることが多いようですね。扇子は白いものを選びます。
3歳の時に着用した着物を使うケースが多いので、仕立てる際にあらかじめ頭に入れておきましょう。